ワインの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のワインはOK?

料理の知識
さらに、白ワインには抗菌作用があるとも言われており、大腸菌や食中毒の原因になる細菌を殺菌してくれるのです。したがって、魚や貝などの生ものを食べる時に摂ると良いでしょう。フランスでは、生ガキに合わせる飲み物として、昔から白ワインが一緒に飲まれていました。おいしいだけでなく、食中毒の予防の意味があると考えられています。

糖質ゼロワイン

糖質ゼロの発泡酒は広く知られていますが、ワインも、糖質を含まないものが販売されています。ブドウの発酵条件を工夫することにより、残糖分をOFFにしたワインです。

これなら、糖質制限中も安心して楽しめます。糖質量は0グラムで、1杯( 80ミリリットル)あたり約40キロカロリーです。

ロゼとスパークリングワイン

ロゼワインは、「ピンク・ワイン」とも呼ばれる淡い紅色のワインです。糖質量は、100グラム中4.0グラム。なんと、赤ワインの2.5倍以上の糖質が含まれます。カロリーは1杯(80ミリリットル)あたり62キロカロリーです。糖質量で判断するなら、ロゼは避けた方が良いでしょう。

次に、スパークリングワインは発泡性のワインで、シャンパンなどはこれに含まれます。糖質量は、100グラム中2.0グラム。含有量は白ワインとほぼ同じですが、発泡するタイプのお酒は食欲を刺激するので、ダイエット中は控えた方が無難です。同じ量を飲むなら、白ワインを選ぶと良いでしょう。

糖質制限中のおすすめのワインの飲み方

糖質オフダイエットにおいては、肉やチーズ・魚・卵などのタンパク質はしっかり食べて良いとされています。カマンベールや生ハム、スモークサーモンなどの洋食に合うワインは、糖質制限のベストパートナーとなるでしょう。

糖質オフダイエットは、1食の糖質を20グラムまでに収めるのが基本です。軽食などを含めても糖質を20グラムに収めるには、ワイングラス1~2杯程度が適量でしょう。この量なら、赤ワインでも白ワインでも糖質オフダイエットでは問題のない範囲です。アルコール摂取量の観点から見ても「適量」ですので、ぜひ守りたい分量です。

糖質オフダイエットにおすすめのワイン

赤・白・ロゼ・スパークリングワインを比較した場合、糖質量が最も少ないのは赤ワインであり、糖質オフダイエットに適したお酒と言えます。赤ワインに次いでおすすめなのは、辛口の白ワインです。

白ワインには、甘口や辛口の分類もあるのです。ワインは、ブドウに含まれる糖質をアルコールに変えることで生まれます。この際、多くの糖質をアルコールに変化させれば辛口、糖質が充分に残存した状態で発酵を止めれば甘口になります。したがって、甘口のワインには糖質が多く残っているため、糖質オフダイエットには少々不向きです。反対に、辛口は、糖質があまり残っていないので、糖質オフダイエットに適したワインと言えるでしょう。
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