ヨーグルトの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のヨーグルトはOK?

料理の知識

ヨーグルトの糖質量とカロリー、栄養素、脂質

ヨーグルトの糖質量

毎朝ヨーグルトを摂取している人は、昔から「ヨーグルトは体に良い」「ダイエットに良い」といったキャッチフレーズで「体に良い=ダイエットに最適」と思っている人がほとんどではないでしょうか。

ヨーグルトは乳製品の中でも、チーズ、生クリーム、牛乳に次いで4番目に糖質が少ないとされています。100g中、プレーンヨーグルト=4.9g、加糖ヨーグルト=11.9g、無脂肪タイプ=5.6g、飲むヨーグルト=12.2gとなり、加糖は無糖に比べて約3倍の糖質があります。また、無脂肪タイプでも無糖に比べて多く、4つのうち、飲むヨーグルトの方が1番糖質量が多い結果となっています。 以前カスピ海ヨーグルトが流行り、今でも自分で作っている人もいると思います。カスピ海ヨーグルトですと、糖質量はプレーンで4.6gとなります。ギリシャヨーグルトでは4.2gと低いことがわかります。ヨーロッパではヨーグルトはサラダにして食べることが多いので、日本で生産されているヨーグルトよりは糖質量が低いと考えられます。

ヨーグルトのカロリー

次にカロリーはどうでしょうか。100g中、プレーン=62kcal、加糖=80kcal、無脂肪タイプ=38kcl、飲むヨーグルト=65kcalとなっています。中でもトップ3に入るともいわれるヨーグルトを100g単位で見てみると、プレーンでブルガリア(明治乳業)=62kcal、ナチュレ恵megumi(メグミルク)=63kcal、ビヒダス(森永乳業)=65kcalとなっており、低カロリーであることが分かります。

プレーンだと味がないので、口当たりが寂しく、何かトッピングする人も多いと思います。トッピングによってはカロリーがアップしますので注意したいところです。イチゴジャム大さじ1杯だと約128kcal、フルーツグラノラ50gで約284kcalとトッピングによってはカロリーが変わります。 カロリーを抑えたければ、脂肪ゼロヨーグルトが大幅にカロリーカットできますが、糖質がプレーンよりも多いので、これも食べ過ぎには注意が必要です。

ヨーグルトの栄養素

ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加えて発行した食品なので、栄養素は牛乳と同じです。主な栄養素は、糖質、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン、カルシウム、炭水化物で、牛乳よりも優れた栄養素が含まれています。これらの栄養素と乳酸菌が密接にからみあって体に良い影響を与えてくれるのです。

乳酸菌によって、たんぱく質は消化吸収を助け血圧を下げる働きがあり、カルシウムが体内に吸収されやすく、果物や野菜に多いビタミンB群や妊娠中に必要となる葉酸を作ってくれるという嬉しい要素がたくさんあります。 乳酸菌は、動物性が使用されていますが、胃酸に弱く分解されてしまいますが、お腹に刺激を与えて腸内環境と免疫力をUPさせてくれる大事な菌です。ヨーグルトを食べるとお通じが良くなるというのは、この乳酸菌の働きによるものです。

ヨーグルトの脂質

ダイエットしている人は誰しも、カロリーの他に脂質が気になると思います。100g中、ブルガリア(明治乳業)=3.0g、ナチュレ恵megumi(メグミルク)=3.1g、ビヒダス(森永乳業)=3.1gであり、ほぼ同じ成分です。ただし、これらは全部プレーンつまり無糖ヨーグルトの場合のみです。加糖であると一気に跳ね上がります。加糖になると、カロリーや炭水化物も無糖に比べて1.2~2.5倍になり、ダイエットには不向きになります。

ダイエットとなると脂質が注目されがちですが、最近では糖質が原因とされています。なぜなら糖質が中性脂肪に変わり、内臓脂肪が増えるからです。むしろ脂質の方が中性脂肪に変換されません。また、脂質は中性脂肪のもとになる糖質の吸収を抑制する働きもしてくれます。
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