味噌の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の味噌はOK?

料理の知識

味噌を取り入れた糖質制限食とは?

最近、糖質制限食を取り入れることで得られる健康上のメリットについて、たくさんの本が出版されるようになりました。注目度の高い話題ですが、今回はそのなかでも、さまざまな食材のなかから「味噌」に関して、糖質制限との関係について説明していきます。

そもそも糖質制限食のメリットとは?

なぜ糖質制限食が主張されるようになったのか

日本の死亡原因のトップはガンですが、アメリカで死亡原因のトップはなんだと思われるでしょうか?アメリカでは、長い間心筋梗塞が死亡原因のトップでした。「脂肪の取りすぎはよくない。コレステロールを下げないといけない」という主張がなされ、低脂肪食として日本食(和食)が流行しました。

いわゆる「スシ(寿司)ブーム」です。その結果、炭水化物の摂取量と総摂取カロリーはむしろ増加し、なんと肥満率は30年間で倍にまで上昇、糖尿病の罹患率は日本人並みの水準に達しました。いっぽうで、コレステロールや中性脂肪が必ずしも心筋梗塞のリスクを高めているわけではないという研究結果も出てくるようになり、炭水化物のうち食物繊維をのぞいた「糖質」とよばれる部分が、むしろ肥満の主原因であり、心筋梗塞や糖尿病のリスクを高めている原因ではないかと主張されるようになったのです。

糖質制限食のメリットとは?

糖質制限食のメリットとして最も主張されているものに、炭水化物を減らすことによる健康への効果があります。炭水化物の多い食事は、血糖値を急上昇させ、肥満や糖尿病の最大の原因となります。まず、糖質を含めた炭水化物の摂取を減らし、血糖値を下げることが糖尿病をふせぐ第一歩なのです。ごはんや麺類、パンといった糖質の多い主食をひかえ、砂糖の使用を減らし、かぼちゃのような糖質の多い野菜もひかえます。

これは伝統食の否定では?

糖質制限食は、もともとアメリカで低脂肪食として日本食(和食)が取り入れられた際、アメリカの男性の肥満率が30年間で倍以上になったことに端を発して主張されているものです。ネガティブに受けとられかねないため、書くのをためらってしまいますが、じつは日本食(和食)の否定という側面をもっています。

しかし、これを悪いとは必ずしも言えないのではないでしょうか。古来の日本人のように、農業従事者が多く、身体を使って働くことが当たり前の時代であれば、栄養バランス的に問題がなかったかもしれませんが、現代の日本は、第一次産業の従事者は5%ほどとなり、また、農業の現場も機械化がすすんで、直接身体を動かして働く比重は下がってきています。 ましてや、デスクワークをはじめ、身体を酷使しない生活が当たり前となった私たちにとって、むかしながらであることが必ずしも良いとはいえないでしょう。糖質制限食は、私たちの現状に即した新しい食習慣の提案なのです。
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