唐揚げの糖質量とカロリー、栄養素は？
今、糖質制限がダイエット法として注目を浴びています。そこでこの記事では、一般的なダイエットなら敬遠されがちな、唐揚げを糖質制限中に食べても良いのか、カロリーや栄養素をもとに説明していきます。また、糖質制限中におすすめな唐揚げの食べ方やレシピも紹介します。
唐揚げに使われる鶏肉は、ほとんど糖質を含んでいません。では、その鶏肉を唐揚げにした場合、糖質はどうなるのか、鶏モモ肉を使った唐揚げと、鶏ムネ肉を使った唐揚げの2種類について、カロリー、栄養素と一緒に説明します。
唐揚げのカロリーと栄養素
唐揚げ100g(中3個分)のカロリーと栄養素
鶏モモ肉使用の場合 エネルギー ：245kcal タンパク質 ：12.5g 脂質 ：17.7g 炭水化物 ：5.3g
鶏モモ肉使用の場合 エネルギー ：237kcal タンパク質 ：15.0g 脂質 ：17.7g 炭水化物 ：5.3g
糖質は、炭水化物から食物繊維を引いたものです。鶏モモ肉も鶏ムネ肉も食物繊維はほぼ含んでいませんので、糖質は5.3gとなります。糖質制限中に唐揚げを食べても良いの？
唐揚げは、糖質制限中でも食べてかまいません。その理由は、上記にあるように、唐揚げにはほとんど糖質が含まれないからです。糖質制限は、米などの糖質を多く含む食材の摂取のみ制限するので、脂質やカロリーなどの制限はありません。そのため、一般的なダイエットでは、敬遠されがちな唐揚げを食べても大丈夫なのです。
では、揚げ物も大丈夫かと言えば、そうではありません。揚げ物のなかでは、一番糖質が高くなりづらい調理法は素揚げです。しかし、素揚げに使われるのは、ジャガイモや、カボチャなどの糖質を豊富に含む食材が多いため、注意が必要です。 また、フライ物は衣にパン粉を使用するため、糖質は唐揚げより高くなります。つまり、唐揚げと同じ鶏肉で作るチキンカツは、唐揚げより糖質が高くなることになります。そのため、糖質制限中はチキンカツより唐揚げがおすすめです。唐揚げを食べてもOK！糖質制限ダイエットのポイントは？
糖質制限ダイエットに唐揚げを食べる時にやはり気になるのは糖質と脂質です。では、唐揚げを食べる時、何に気を付ければよいのか、コンビニやスーパーなので売られている唐揚げは食べても大丈夫なのか、また、自分で作るときは、何に気を付ければよいのかをまとめした。
市販の唐揚げは食べてもいいのか
コンビニや、スーパーで売られている唐揚げは、糖質制限ダイエット中でも食べてもかまいません。ただ、いくつか気を付けなければならないポイントが2つあります。まず、気を付けなければならないのは、衣の厚さです。唐揚げの糖質は、ほぼ衣に含まれているものですから、衣が厚いと、それだけ糖質も高くなります。
次に、気をつけなけれまならないのは、味付けです。コンビニなどでは、期間限定の味などが売られていて魅力的ですが、これらの商品は、オーソドックスな味の物より、糖質が高いのです。どうしても食べたい場合は、各コンビニのHPを見れば、掲載されていることが多いので、確認することをお勧めします。素材とした味に気を付けて糖質と脂質をカット！
ダイエットに欠かせない栄養素として、タンパク質があげられます。鶏ムネ肉は100gあたり19.5gのタンパク質を含んでいます。鶏モモ肉が100gあたり16.2ｇのなので、わずかですが、鶏ムネ肉の方が多くタンパク質を含んでいます。また、皮を取り除くことによってよりヘルシーになります。
塩麹は、お肉を柔らかくすることが話題となり、唐揚げの下処理に使用している人も多いようです。しかし、塩麹は100gあたり26gもの糖質を含んでいます。塩麹は、お肉に対し10％ほど使用するのが目安となっています。そのため、塩麹を使った場合の糖質は、使わなかった場合に比べて、お肉100gに対し2.6gも増加してしまいます。絶対に入れなければいけないものではないので、使用するのは控えたほうが良さそうです。衣や調理法を工夫して糖質と脂質をカット！
唐揚げを揚げる時に使用する衣は、片栗粉と小麦粉が有名ですが、糖質制限中の場合、この2つだと小麦粉の方がおすすめです。ただ、小麦粉が100gあたり7.3g、片栗粉は100gあたり8gと、どちらも多くの糖質を含みますので、衣をつける際は、薄付きがおすすめです。
また、唐揚げ1つの大きさを大きくした方が、同じお肉の量でも衣の割合が少なくなり、糖質がカットできます。他にも、小麦粉のかわりにおからバウダーや砕いたアーモンドなどを使用すると、さらに糖質がカットできます。調理の時に、脂質を抑える方法としては、揚げずに焼くとものがあります。見た目はかなり違いますが、食べてしまうと、揚げた場合とほとんど違いはありません。