ココアに含まれるカフェイン量・他飲料とカフェイン量比較

料理の知識

子どもは飲んでも大丈夫?〜ココアのカフェイン量について

ココアに含まれるカフェイン量・他飲料とカフェイン量比較

いくつかの飲料と比較しながらココアについてのカフェイン含有量を見てきましたが、子どもにとってカフェインとはどういう影響となるのか? また、子どもも安心して飲めるココアの量についてということも考えてみます。

カフェインの子どもへの影響は?

大人にとって、カフェインの代表とも言えるコーヒーを必要とする時とは、休憩時間のコーヒータイムや気分をスッキリさせたい時、眠気覚ましに一杯のコーヒーという場合に多く選ばれている傾向にあります。このように、カフェイン摂取をすることで、体調リズムの調整をしているとも言えます。子どもに「コーヒーは飲ませない」傾向があるのも、その影響からです。

ココアにも微量ではありますが、カフェインが含まれているため、牛乳たっぷりで作るミルクココアや、飲ませる時間帯も遅くてもおやつの15時の時間頃までと決まりを設けて飲ませることが望ましいでしょう。

子どもも安心して飲めるココアの量は?

では、子どもに飲ませても安心な量とはどのくらいなのか?気になるところです。

日本ではカフェインの摂取量に制限をする決まりはありませんが、海外の国によっては、カフェイン摂取量の制限目安を定めて注意喚起がされていることを厚生労働省のホームページでも紹介されています。 ココアにおいては、カフェイン含有量が少ないこと、カルシウムなどのミネラルが多く含まれていることから、子どもにも安心して飲ませられる飲料のひとつとされていますが、健康的な睡眠サイクルをつくること等から考えると、年齢にもよりますが、一日1〜2杯まで、牛乳で作るミルクココアで、夕方以降に飲ませることは避けるとした方がいいでしょう。

ココアのカフェイン〜妊娠中:つわり期によい?

ココアに含まれるカフェイン量・他飲料とカフェイン量比較

妊娠中の女性が多くの場合に体験する「つわり」ですが、食欲も減り、お腹に食べ物を入れることさえ難しくなる「つわり」の期間に、ココアを飲んでいたというケースもよくあります。

ココア一杯を飲むことで空腹感が解消され、ココアに含まれる豊富なミネラルや食物繊維などの栄養素が摂れることも安心感につながります。

カカオに含まれるカフェイン量が気になる場合でも、その含有量は微量と言えることから、 牛乳をたっぷり加えて作ることで、カルシウムもプラスされ、栄養補給ドリンクの一つと言えそうです。

ココアのカフェイン〜妊娠中:気にせず飲んでいても大丈夫?

通常時のように食事をとることが難しい妊娠時期の「つわり」期間には、ココアで栄養補給と空腹感の解消ができるとして好まれるドリンクのひとつと前述しましたが、妊娠期間では経過によって栄養や食事面での調整が必要になります。

ココアのカフェイン量だけに注目して考えると一日数杯飲むことだけでカフェインの影響を心配する必要はほとんどありませんが、栄養価が高く、ミルクココアなどの場合には糖分や脂質、総合的なカロリーアップになることからの体重調整の面で控えることが望ましい場合もあります。 食事面で一日を通してのカロリー摂取量など、管理や把握をした中で、リラックスの時間や空腹時の対応として過剰にならないよう取り入れることを目指しましょう。

ココアのカフェイン〜子育てママ:授乳中に飲んでも大丈夫?

つぎに、産後の授乳期についてもカフェイン影響が気になるところです。授乳期にはママの食生活から直接的に母乳への影響があることからも、子育てママにとっては大きな関心事のひとつです。

その場合のケースとしては、母乳育児の場合になりますが、それはママの飲食での栄養成分が母乳に移行することが影響しています。カフェインの場合、ママの飲食でカフェインを摂取後、約1〜2時間で母乳への移行するとされています。 母乳育児の場合、数時間おきに授乳をするので、カフェイン摂取後の授乳では、母乳にカフェインが含まれていることになります。母乳への移行率は1%前後とされ、低い数値ではありますが、赤ちゃんの体内からカフェインが排出されるまでにかかる時間が長いことから、できるだけ影響を与えないよう心がけたいものです。

母乳育児でママのカフェイン摂取量はどのくらいまで?

では、母乳育児の場合の赤ちゃんへの影響を心配しなくてもよい、ママのカフェイン摂取量を考えてみましょう。

カフェインの代名詞「コーヒー」の場合、「1日2~3杯程度」と言われています。含有カフェイン量の比較ではコーヒーの1/6程度のココアでは、12〜18杯程度は大丈夫ということになります。ですが、この場合の数字は最大値として考え、授乳期のカフェイン摂取は通常よりも抑えることで赤ちゃんへの影響を心配せず過ごすことができると言えます。

ココアをおいしく飲むアレンジレシピは?

カフェイン含有がとても少ないことがわかったココアドリンクですが、アレンジを加えて美味しいココアをもっと楽しみたい!という時に使えるレシピをピックアップ。

【寝る前にどうぞ】ホットソイミルクココア

材料は豆乳+ココアだけのシンプルアレンジのレシピです。豆乳をレンジで温めてからココアを加えるので、お湯を用意してココアを溶く手間は必要ありません。牛乳よりもカロリーが低くすることができるので、ダイエット中にもうれしいレシピです。

豆乳で!バナナココアジュース☆

「健康的に豆乳バナナジュースを作りたい!」という理由から考案されたレシピです。

材料には牛乳と豆乳の両方を使った分量になっていますが、お好みで「豆乳だけ」というバージョンももちろんOK。バナナとミキサーで混ぜ合わせるだけのかんたんレシピ。
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