豆腐のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

料理の知識

筋肉をつけようとする人にとって1日あたり「体重×2g」を目安にタンパク質を摂取する必要があると言われています。例えば体重60キロのひとであれば1日当たり120gのタンパク質が必要ということです。となると豆腐には100gあたり6.6gのタンパク質量となっているため120gとろうと思うとおよそ2キロの豆腐が必要となってきます。

とはいえ豆腐だけでまかなうわけではないでしょう。しかし豆腐のタンパク質というのは動物性のタンパク質である肉や魚、乳製品に比べると筋肉がつきにくいとも言われています。そのため、豆腐だけでタンパク質を補うのではなく、動物性タンパク質と合わせて豆腐も取り入れるという形をとることをオススメします。

しかしながら間違えてはいけないのは決して豆腐だと筋肉がつかないという訳ではなく、豆腐やお肉、魚などバランスよく摂取することが効率よく筋肉をつけることに繋がっていくということです。

豆腐を食べ過ぎるとどうなる?

豆腐のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

いくら豆腐の栄養価が高いからと言って食べすぎてしまうと体にも影響がでてしまいます。良かれと思って取り入れたものも摂り過ぎは身体にとって毒だということを覚えておきましょう。ここでは豆腐をたべすぎるとどうなってしまうのかご紹介していきます。

ガスが発生しやすくなる

豆腐には先述したようにタンパク質が豊富に含まれています。このタンパク質というのは分解される過程においてきつい臭いのガスを発生させるため自然とおならの臭いまできつくなってしまう可能性がぬぐえません。お肉を食べ過ぎると体臭が臭くなるというのと同様に豆腐でも同じことが言えるので食べ過ぎには注意が必要です。

お腹を壊す

豆腐には整腸作用のあるにがりが含まれています。便秘にはにがりが良いよ、という話をよく聞きますがこのにがり(塩化マグネシウム)の取り過ぎによってお腹を壊してしまう可能性が考えられます。実際に下剤にも使われている成分です。食べ過ぎてお腹を壊すことがないようある程度の摂取量に留める必要があるでしょう。

ホルモンバランスに影響が出る

豆腐には大豆イソフラボンが豊富に含まれており、この大豆イソフラボンは女性ホルモンと同様の働きをすると言われています。そのため過剰摂取が過ぎるとホルモンバランスが乱れてしまい生理周期が遅れるなどの影響がでることが考えられます。豆腐にはダイエット効果や美肌効果があると言えども摂り過ぎには注意が必要です。

豆腐はバランス良く食生活に取り入れよう!

豆腐のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

今回は豆腐のタンパク質について詳しく追及してきましたが、豆腐にはタンパク質以外にも様々な栄養素が含まれていることが分かりました。タンパク質の摂りすぎは太ると言われていますが豆腐においては逆にコレステロールを下げる働きをするため太る心配をせずに効率よくタンパク質を摂取することが可能です。

とはいえ豆腐のタンパク質だけで栄養素を摂ろうとすると他の栄養価までも著しく偏ってしまいます。健康や美容の効果を期待するがあまり豆腐の過剰摂取には注意が必要です。豆腐には病気予防を考えても必要な必須アミノ酸も豊富に含まれていますが、やはり第一は食のバランスを整えることが大切だと言えるでしょう。 とはいえ豆腐の栄養価が素晴らしいのはお墨付きなので普段の食生活に積極的に取り入れて豆腐の魅力を存分に味わいましょう。
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