納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

料理の知識

納豆のタンパク質はどれほどのもの?

納豆にはタンパク質が豊富です。人間の体を作っているのは主にタンパク質と言われています。肉や魚でタンパク質を摂るのがメインだと考えている人も多いですが、実は大豆は畑のお肉とも呼ばれ、良質な植物性のタンパク質です。

しかし植物性タンパク質は吸収性が悪いと言われますが、発酵している納豆はどうなるのでしょうか。発酵食品は体に良いと言われますから、納豆もその中に含まれると考えられます。

納豆1パックでタンパク質は一体いくら?

体を作るうえでタンパク質は欠かせません。筋肉や臓器、皮膚や血液循環などにも関与します。タンパク質を抜いてダイエットすると髪や爪がぼろぼろになるとも言います。

ではタンパク質を納豆で食べるとどれくらいタンパク質量を摂取できるのでしょうか。肉などは太るイメージがありますが、魚が嫌いという人もいます。納豆は臭いで好き嫌いが分かれますが、ヘルシーかつ健康的な食べ物で知られています。 納豆1パックでタンパク質は一体いくら摂ることができるのでしょうか。1日に必要なタンパク質量を摂ることは可能なのでしょうか。

納豆1パックは大体45g程度しかないのでタンパク質は7gほど

納豆1パックは大体が45gです。ですからそこから摂れるタンパク質量はおよそ7g程度しかありません。肉だと100g中、およそ15g含有されており、卵1個だと6g程度なので、納豆もまだ負けていないほうだと考えられるでしょう。

成人が1日に摂るべきタンパク質量は運動をしていない男性で50gほど、女性なら40g程度だと言われます。より多く食べた場合でも尿として排出されるのですが、腎臓に負担がかかるので慢性化しないようにすべきです。 納豆は健康に良い食べ物ですし、野菜も負けてはいません。しかしどのような食べ物でも食べすぎには注意が必要です。

納豆を100g食べようと思うとどれくらいの量を食べることになるの?

納豆を100g食べようと思うと、どれくらいの量を食べることになるのでしょうか。1パック45gと換算すると、およそ2パックから3パックは食べることになります。つまり朝昼晩と納豆を食べることになります。

しかし納豆を毎日100g食べると、タンパク質を毎日16.5g摂ることが可能です。納豆よりもタンパク質が多い食べ物は他にもありますし、納豆を食べすぎることで弊害が起きる場合もあるので、毎日100gの納豆を食べるのは推奨しません。 それよりは、他の食材も食べつつ、タンパク質を上手く摂る必要があります。何事もバランスよく食べることが大切です。

納豆を100g食べるとカロリーはいくら?やっぱり太る?

日本人の健康食品、発酵食品として代表的なのが納豆です。カルシウム、ビタミンが豊富で栄養素がバランスよく含まれた食べ物です。しかしプリン体が多い、カロリーが高いなどの話もよく聞きます。

納豆を食べすぎると一体どうなるのでしょうか。100g食べても平気なのでしょうか。それとも副作用があるのでしょうか。 納豆100gでカロリーは大体200キロカロリーと言います。ご飯は一杯170キロカロリー程度と言いますから、ご飯よりカロリーが高いことになります。しかし1パック食べる分に関しては45g程度しか入っていませんから、カロリーでは100キロ前後です。 しかも100キロと言えば、およそ25分間歩くだけで消費するカロリーですから、それほどカロリーの心配をしなくても良いでしょう。1パックや2パック程度なら、毎日食べてもカロリーの心配はないでしょう。 納豆を1パック食べるなら、近所のスーパーに買い出しに行く時に歩いて行けば納豆分のカロリーを消費できますし、2パック食べるなら、少しウォーキングをすれば良いだけなので、太る心配はなさそうです。

納豆にはプリン体が多いから痛風になるって本当?

納豆にはプリン体が多いことが知られています。100gあたり115㎎のプリン体が含まれ、牛肉では100gあたり70㎎を考えると、かなりの量が含まれると考えられます。しかし上記に述べたように納豆1パックは45g程度なので、プリン体も57㎎程度です。1日1パック、2パック程度なら問題ないとされています。

嘔吐してしまう?納豆の食べすぎに注意?

納豆を食べすぎると嘔吐してしまうという話を聞いたことはありませんか。納豆にはセレンという成分が含まれており、細胞の老化現象を食い止めてくれる成分です。

細胞の老化を食い止めるとういうことはエイジングケアにも繋がりますから、お肌の曲がり角と呼ばれる30代女性にとっては毎日でも食べたい納豆です。 ただ、セレンを過剰に摂取した場合、嘔吐の症状や肝機能不全などの症状が起こるケースもあります。しかしこちらも納豆2パック程度なら普通問題ありません。

納豆にはタンパク質意外にも多くの魅力があることを知っておくこと!

納豆は体に必要な栄養素がぎっしり詰まっています。例えばビタミンB群が豊富で、健康な皮膚、髪の毛が作られ、疲労を取り除きます。眼精疲労にも効果的です。

ナットウキナーゼという成分は納豆にしか入っていない成分で、血栓予防、血液サラサラ効果があります。心筋梗塞、脳梗塞を防ぎます。免疫力を高める効果も持っています。 ポリアミンという成分は新陳代謝、老化防止に効果があり、肌のシミやくすみ、そばかすを防ぎます。レシチンはニキビや肌荒れを防ぎ、食物繊維は腸を綺麗にします。 納豆のカルシウムは吸収されづらい欠点がありますが、豊富なタンパク質がカルシウムの吸収をサポートするので、納豆はとても優れた食品です。 このように良質なタンパク質を摂れるだけでなく、多くの健康効果も持っている納豆は、食べすぎで副作用の心配もありますが、1日1パックや2パック程度なら、問題ありません。 それよりは食べるほうがメリットが大きいでしょう。

納豆のタンパク質の吸収率は一体どれくらいあるの?

そこで気になるのが納豆を食べた場合のタンパク質の吸収率です。せっかく納豆を食べているのに、吸収率が悪ければ食べている意味がありません。

実は納豆の原料である大豆は、食べてもおよそ20%しかタンパク質を吸収できません。それでは納豆も20%しかタンパク質を吸収できないのかと思えば、100gいくらせっせと食べても仕方ない話です。 大豆のタンパク質吸収率と納豆のタンパク質吸収率は同じなのでしょうか。もし同じだとすれば、納豆を食べてもタンパク質を多く摂ることができません。

納豆ならタンパク質吸収率を80%まであげることができるんだって!

実は食べ方次第で大豆のタンパク質の吸収率は80%まで上げることが可能です。大豆を発酵させてできた納豆は、腸内の乳酸菌を増やす働きを持っています。そのため大豆が納豆になるとタンパク質の吸収率は80%にものぼります。

ですから、納豆を1日1パックから2パック程度食べることで、植物性の良質なタンパク質を多く摂取することができます。毎日、毎食でも納豆を食べることで、良質なタンパク質を摂ることができます。

他の食べ物でタンパク質はどれほど摂れるのか?

タンパク質は何も納豆だけに含まれているわけではありません。肉や魚、豆腐や卵などにもたくさんのタンパク質が含有されています。特に肉類などの動物性タンパク質はグラム数に対して多いと言います。

では納豆以外でタンパク質を多く摂れる食材は一体何があるのでしょうか。肉、魚や豆腐、卵などが、良質なタンパク質源となります。

豆腐は納豆よりタンパク質が摂れる?

豆腐と言えば、木綿豆腐に絹ごし豆腐、高野豆腐などさまざまな種類がありますが、どんな豆腐でも豆腐は豆腐です。

豆腐も納豆と同じ大豆でできていますし、加工もされていますから、大豆のタンパク質20%吸収率よりはもっとタンパク質の吸収率は良さそうに感じます。一体どれほどタンパク質を摂ることができるのでしょうか。

植物性タンパク質が豊富な豆腐はヘルシーで海外でも人気!

日本食の代表でもある豆腐は、味噌汁に入れたり、冷ややっことしてそのまま食べたりとアレンジの色々効く食べ物です。そんな豆腐には植物性のタンパク質が豊富です。

今、海外では日本食が見直されており、寿司が非常に人気がありますが、豆腐もヘルシーであると良く食べられています。そんな世界に通じる豆腐ですが、タンパク質量について気になります。 豆腐に含まれているタンパク質は、順位で言えば、高野豆腐、焼き豆腐、沖縄豆腐です。沖縄豆腐というものはあまり聞き慣れませんが、その他高野豆腐や焼き豆腐などは食卓に並ぶ一品や、鍋に使う定番として用いられます。 また、料理でよく使う木綿豆腐と絹ごし豆腐ですが、タンパク質量に関しては、木綿豆腐のほうが若干絹ごし豆腐よりも多めです。

納豆などの植物性タンパク質は消化吸収性が悪い?

植物性のタンパク質は、肉類などの動物性タンパク質と比較すると消化吸収率が悪いと言われています。実際、肉類を食べたほうがタンパク質が多く摂れます。

しかしヘルシーかつ健康的な納豆でどうにか毎日のタンパク質を補いたいです。大豆製品には豆腐と納豆、代表的なこの2つがありますが、一体どちらが消化吸収に長けているのでしょうか。 豆腐は大豆を柔らかくしたものなので、どちらかと言うと消化吸収率に優れており、大豆は食べてもタンパク質を20%程度しか吸収できないのに対し、豆腐なら70%程度吸収率がアップします。
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