納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

料理の知識

たった1パックだけの納豆でもおよそ8gのタンパク質が摂れるから充分?

納豆以外の食品のタンパク質量をチェックしてみると、豆腐は1丁でおよそ10g、卵は1個でおよそ6g、肉は100gでおよそ15gで、魚は一切れ10gのタンパク質が含有されています。

これらと比較すると、納豆は1パックおよそ8gなので、他の食品にはたんぱく質量は劣っていると思われますが、普段ご飯の上にかける、その他の食材に合わせて食べることでかなり効率よくタンパク質を摂取できます。 その他の食材は単品のみになりますし、納豆はそのままでも食べることができるので、かなり優秀と言えます。

1日のタンパク質量を納豆だけで摂ることは可能なの?

すでに述べましたが、納豆1パックでおよそ8gのタンパク質を摂ることができます。しかしそれで1日分のタンパク質を補うことができるでしょうか。

個人が必要とする1日のタンパク質量の計算式はすでに述べましたが、もっと簡潔に言えば、人間が必要な1日のタンパク質量は体重の100分の1です。つまり体重が50㎏の人はタンパク質が50g必要で、60㎏の人はタンパク質は1日に60g必要です。 こう考えると、納豆1パック8gのタンパク質では、とても必要量のタンパク質量をクリアするのは難しいでしょう。 それに納豆だけで1日のタンパク質を補うと、栄養バランスも崩れますから、他の食品と組み合わせて納豆を食べ、タンパク質を補うのが良いです。

では1日何パック納豆を食べれば1日量のタンパク質を摂れるの?

相当納豆好きな人でなければ考えないことでしょうが、納豆だけで1日のタンパク質を摂ろうと思えば、一体納豆を何パック食べれば良いのでしょうか。

単純計算で成人1人あたりのタンパク質摂取量が男性70gなので、小分けになった納豆をおよそ9パックは食べる必要があります。それに吸収率も考えると、納豆は90%と言いますから、10パック以上は食べる計算になります。 恐らく13パックから15パックは納豆を食べることになります。納豆だけで1日のタンパク質を摂ろうと思えば、間食として納豆を数パックは食べる必要があります。

結局納豆で1日のタンパク質は摂れるのか?摂れないのか?

納豆を毎日一生懸命10パック以上食べていれば、なんとか人間1日分のタンパク質を摂ることはできるでしょう。しかしその他の食品から摂るタンパク質も重要です。

その他の食品に含まれるタンパク質にはその他色々な栄養素が含まれており、人間の体に必要です。納豆だけでタンパク質を補おうと考えても、他の栄養素が足りないために体を壊しかねません。 それに副作用も心配です。どんな食べ物でも同じことが言えますが、食べすぎには注意が必要です。太る、痛風になる可能性がある、嘔吐するなどの傾向が納豆にはあるので、やはり食べすぎは心配です。 結果として納豆で1日のタンパク質を摂ることは難しいと言えるでしょう。

筋トレに納豆!?実は納豆は筋トレに良質なたんぱく源だった!

納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

畑の肉との異名も持っている納豆ですが、納豆には植物性タンパク質が豊富です。関係ないかと思いきや、筋トレに必要なのは良質なタンパク質です。そこで、筋トレをしている人は納豆を積極的に食べるべきなのでしょうか。

肉などは動物性のタンパク質が豊富ですが、納豆は植物性タンパク質です。どちらのタンパク質を摂ればよいか難しい所です。筋肉をつけるために納豆は有効なのでしょうか。 もし筋トレに納豆が良いというのなら、どんな食べ方、タイミングはどのタイミングで食べれば良いのでしょうか。

ゴールデンタイムに食べたい納豆

筋トレには効果的なタンパク質の摂取時間があります。それをゴールデンタイムと呼びます。筋トレ後の30分以内に良質なタンパク質を摂ることで、効率よく筋肉にたんぱく質が送られます。筋肉疲労も取れますし、何より健康な状態を保つことができます。

そのため筋トレ後に納豆を食べるのなら、ゴールデンタイムである筋トレ後30分以内に食べるべきでしょう。ただ、納豆だけを食べるのは物足りませんから、プロテインなども上手く利用してタンパク質を補給しましょう。

健康的にタンパク質だけを摂取するなら通常の食事に納豆をぜひ!

日頃の生活で和食を好んで食べている人も、煮豆などを毎日食べる人は少ないでしょう。その点納豆なら、ご飯のお供に食べることができ、しかも手軽ですから続けることができます。

納豆の原料はほぼ大豆です。その点でも納豆は素晴らしい食べ物と言えるでしょう。筋トレをし、筋肉繊維を一旦破壊し、その後再生のためにはタンパク質が必要です。そのために納豆を食べるのはとても効率的です。 肉などの動物性タンパク質と比較すると、納豆は脂も少なく健康的にタンパク質を摂取できます。また味付けも好みで加減できるのが良い点です。普段の食事に納豆を加え、筋トレに役立てましょう。

アミノ酸スコアが100点の大豆からできている納豆はやはり筋トレに有利!

アミノ酸スコアは、国連の世界保健機構が制定した必須アミノ酸のバランスが優れている食品かどうかを判断する基準です。必須アミノ酸は体内で作ることができません。

しかし生きていく以上必須アミノ酸は必要な存在です。食事、サプリメントから摂るべき9種類のアミノ酸です。大豆は1985年にアミノ酸スコアが100点になりました。 つまりアミノ酸スコア100点の大豆からできた納豆はバランスがよく、筋トレにも有利な食べ物と言えます。

筋トレには納豆は補助として食べるべし

納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

筋トレをしている人は、トレーニングでかなりタンパク質を使うので、肉や魚など、動物性タンパク質をメインとしたタンパク質を摂るべきでしょう。植物性タンパク質の納豆も悪くありませんが、動物性タンパク質のほうが消化吸収率が高いからです。

納豆は筋トレをしている人にとってはあくまで補助的な食べ物として食べるべきで、メインとして食べて筋肉をつけることは案外難しいことです。

納豆には多くの美容や健康効果があった!

納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

凄い納豆の効果で美肌も酵素も便秘も改善!

納豆には多くの効能がありますが、普通に食べるだけでもかなり優秀な食べ物です。血栓を予防、女性には嬉しい美肌効果も高く、話題の酵素も豊富です。さらに便秘の改善もしてくれますから、良質なタンパク質源としてではなく、多くの健康や美容効果があります。

ぜひ食卓に納豆をいつも置いておきましょう。

納豆の食べ合わせでタンパク質も健康も手に入れる

納豆は食べ合わせによって効能が違ってきます。美肌目的で納豆を食べたいのなら納豆とアボカドが良いでしょう。さらにマグロをあえると美肌効果もアップします。

お腹の調子を整えたいならおくらを納豆に混ぜましょう。キムチでも良いです。腸内環境を良くしてくれます。 疲労回復にはネギが良いです。梅干しを入れても良いでしょう。最後に白髪を改善したければごまを納豆に入れましょう。黒ゴマを入れ、オリーブオイルをたらすと白髪改善に役立つと言われます。 このように良質なタンパク質源だけだと考えていた納豆は、食べ合わせによって多くの効能が発揮されます。美肌、健康、疲労回復など、現代人にとって必要なものばかりです。 納豆のレシピを覚え、良質なタンパク質源として食べつつも、美容や健康に役立てましょう。

タンパク質豊富で吸収率も良い納豆は優秀な食べ物だった!

普段何気なく食べている納豆ですが、実は多くの人が思わないほど優秀な食べ物だと分かってきました。脂肪の付きにくい植物性のタンパク質で、ダイエットにも最適、筋トレにも有利に働きます。

さらに他の食べ物よりもタンパク質量が多く、その吸収率は90%にものぼります。これは圧倒的な差と言えるでしょう。納豆の臭いが元々駄目だと言う人も中にはいますが、最近の納豆には臭いが少ないものも多く販売されています。 食べ合わせによって美肌を作ることも、お腹の調子を良くすることもできますし、疲労回復や白髪を改善することも可能です。今後納豆を食べる時は納豆のパワーを見直しつつ食べるようになるでしょう。
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