納豆のたんぱく質・他の食材との比較・必要摂取量をとれるか

料理の知識
では納豆と比較してみましょう。納豆は豆腐よりも優れた吸収率を持ち、80%以上もタンパク質を吸収することができます。つまり豆腐を食べるより納豆を食べたほうがヘルシーで栄養バランスに優れています。 植物性タンパク質は従来吸収率が悪いものとされてきましたが、ほんの少し加工しただけで吸収率がアップするので、納豆を好んで食べましょう。 豆腐が好きな人は、豆腐と一緒に納豆を食べることでよりタンパク質の摂取量もアップするので、冷ややっこと納豆などの組み合わせでも良いでしょう。

肉のタンパク質吸収率はどれくらい?納豆よりもはるかに高かった!?

肉はタンパク質を多く含んだ食べ物です。その中でもエリートと呼ばれるほど夏バテや疲れ、ダイエットに用いることができるのが、肉のタンパク質です。

肉は必須アミノ酸のバランスや量にも優れており、良質なタンパク質源と言えます。そして調理方法によるタンパク質の崩れもほぼなく、体内での吸収率もすこぶる良いです。 大豆など植物性タンパク質は吸収率が最高でも84%と言われますが、肉など動物性タンパク質はなんと97%と非常に高い数値を示します。 ダイエットをしている人でもタンパク質は必ず摂るべき食品なので、大豆製品を食べてタンパク質を摂るよりは、肉類を食べてタンパク質を摂ったほうがより吸収率が増します。 ただ、納豆に関して言えば、納豆のタンパク質の吸収率は90%を超えるので、ダイエットをしており、よりヘルシーな食事をしたいと思うのなら、納豆がおすすめです。 豆腐は胃腸に負担をかける心配もありませんし、腹持ちも良いのでダイエットには最適なタンパク質源です。筋トレをしている人でも豆腐は良いとされています。

ゆで卵と生卵、タンパク質が多いいのは果たしてどっち?

卵と言っても調理方法は色々あります。シンプルなゆで卵、卵かけご飯にすると美味しい生卵。その他、卵焼きや温泉卵、ポーチドエッグなど卵のバリエーションは豊かです。

しかしゆで卵と生卵を比較すると、タンパク質量が多いのは一体どちらなのでしょうか。それぞれたんぱく質量は違うのでしょうか。 ゆで卵と生卵のタンパク質量が違うのであれば、選びたいのはタンパク質がより多く含有されているほうでしょう。一体どちらがタンパク質が多いのでしょうか。

実はたんぱく質量は変わらないゆで卵と生卵

卵1個あたりに含まれるタンパク質量はおよそ7gほどです。ゆで卵と生卵では含有されているタンパク質の量は変わりありません。

ただ、食べ方によって、タンパク質の吸収率は変わってきます。卵に含有されているタンパク質量が同じとすれば、やはりその調理法が気になります。

加熱によってタンパク質に変性が起こるのが卵の特性

実はゆで卵と生卵のタンパク質量は変わりないですが、熱を加えることによってタンパク質に変性が起こるのが卵の特性です。

生卵にはタンパク質の吸収を阻害する成分が含まれます。しかし熱を加え、ゆで卵にすることで、タンパク質の吸収を阻害している物質を壊すことができ、効果的なタンパク質の吸収を可能にします。 ですから卵のタンパク質量が同じであっても、そのタンパク質を充分体内に摂り入れるためには加熱してあるゆで卵のほうがおすすめです。

肉や魚と一緒に卵を食べるとよりタンパク質を摂取できる!

さらにゆで卵だけでなく、肉や魚に含まれている成分が、オボムコイドという卵のタンパク質の吸収を阻害する成分を弱めてくれます。

ですからゆで卵だけを食べるより、肉や魚と一緒に卵を食べたほうがおすすめです。例えば、冬の定番おでんを食べる場合は卵と一緒に練り物を食べると良いです。 朝食では卵焼きと一緒にベーコンやウインナーを共にする。オムレツを作るのなら、チキンライスにするとタンパク質の吸収率も上がって良いでしょう。 ただ、卵のタンパク質を意識しすぎて脂身の多い食事に偏るのは注意が必要です。魚はオメガ3という脂肪酸が豊富で、良質な油なので良いですが、肉の場合はそうもいきません。 またタンパク質は腸で詰まりやすいため、サラダを一緒に食べることも忘れずに。キノコや海藻などのサラダにゆで卵を入れるのも良いでしょう。

意外!?タンパク質が多いささみの話

鶏ささみと言えば、ダイエットや筋トレに活用される食品です。糖質に関しては全く入っておらず、ボイルするだけで手軽に食べることができ、比較的腹持ちも良いです。

そんなささみですが、タンパク質はどれくらい入っているのでしょうか。ささみのタンパク質量を調べてみましょう。

100gあたりのささみのタンパク質はどれくらいあるの?

ささみは1本で50g前後あります。そんなささみを2本食べるとして、100gあたりのささみのタンパク質はどれくらいあるのでしょうか。

実はささみのタンパク質は100gで23gもあります。エネルギーは110kcalで、脂質は0.8gです。100gもあってこれだけタンパク質がありますから、ささみはタンパク質豊富な食べ物だと言えます。 ささみはパックで3本入りなどで販売されていますが、1本50g前後になります。その場合だとタンパク質はおよそ11gです。やはりタンパク質量が多い食べ物と言えます。

タンパク質が多く摂れるささみを使ったレシピ一覧

ささみは高タンパク質で、色々なアレンジの効く食品です。ですから毎日のお弁当などにささみを取り入れたおかずを入れることも可能です。毎日タンパク質をより多く摂ることができます。

そんなささみのアレンジレシピを紹介しましょう。 ささみは食感がパサパサしているので、油で炒めたり揚げるのがベストです。そんなささみにシソや大葉を巻いて揚げたものは大変さっぱりとして美味しいです。もちろんタンパク質も摂れます。 また、週に1度のサラダにバンバンジーを作っても良いでしょう。ささみをボイルしてほぐすだけなので、こちらもタンパク質をより多く摂ることができます。 冬に美味しいグラタンも、鶏肉ではなくあささみで作ればヘルシーかつ高タンパク質な料理に変身します。普通にグラタンを作り、鶏肉の代わりにささみを使うだけという簡単なレシピです。 このようにささみを多いに活用してタンパク質を効率よく摂りましょう。

納豆だけで1日の必要量のタンパク質は摂れるのか?

納豆は大豆製品の中でも最も優秀なタンパク質を摂取できる食べ物です。納豆を1パック食べてもタンパク質の吸収率は90%と言いますが、納豆だけで1日の必要量のタンパク質を摂ることはできるのでしょうか。もし納豆だけで1日のタンパク質量を摂ろうと思うなら、一体どれだけの納豆を食べることになるのでしょうか。

納豆だけでは難しい?成人の1日必要タンパク質量は男性70g、女性55g

1日に摂るべきタンパク質の量は決まっています。具体的に1日に摂るべき自分のタンパク質の計算方法もあります。年齢や生活のレベル、体重によって計算方法は異なります。

例えば43歳の男性で、生活活動レベルが中程度、体重が62㎏の場合だと、1,147×62で必要な量は71gになります。概ね成人の男性が摂るべきたんぱく質量と変わりない数値になります。 これを自分にも当てはめてみて、自分が実際どの程度1日のタンパク質を摂らねばならないかを具体的に知ることができます。生活活動レベルは体重1㎏あたり軽い、中程度、やや重い、重いに分かれますから、これを把握しておけば簡単に自分の必要なタンパク質量が分かります。 しかし納豆だけで実際1日に必要なタンパク質量を摂ることは可能なのでしょうか。男性70g、女性55gを納豆だけでカバーできるのでしょうか。
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