バナナは糖質制限中に食べても大丈夫か?糖質とカロリーや栄養素

料理の知識

バナナの糖質とカロリー、栄養素

完全食品といわれているバナナ。簡単に皮をむいて食べれるし、栄養価が高いと言われています。

すこし前に「バナナダイエット」が流行ったのですがご存知ですか?スーパーのバナナが売り切れるほどだったのです。しかしはたしてバナナはそんなにダイエットにいいのでしょうか。 甘い=糖質が多く含まれている印象を持ちます。なので糖質はダイエットの敵にも思えてくるのですが。糖質が多く含まれていれば体の中に糖質を多く取り込むことになるのではないでしょうか。また、まずそもそも糖質とはどういったものなのか理解が必要です。

糖質とは

こんなラベルをご覧になったことはあるでしょうか。文字からして「糖」であることは予想できますが、少しだけ調べてみました。

糖質は単糖類、小糖類と多糖類に分けられ、単糖類にはブドウ糖と果糖、小糖類はショ糖とオリゴ糖となります。糖質は最小の分子でなければ体内に吸収されないので、ブドウ糖や果糖はこれ以上分解できない分子の糖のため体内に入ると吸収されやすく、血糖値の急上昇にもつながります。 それに比べてショ糖はブドウ糖と果糖の両方を持っているため、体内に入った後まずはブドウ糖と果糖を分解することから始まりますので、体内への吸収は穏やかで血糖値も上昇が穏やかになるのです。 最後に残る多糖質は、でんぷんと食物繊維ですが、でんぷんは善玉菌の餌となるので乳酸菌などの良い菌の増殖を助け、消化されずに残った食物繊維は便秘改善に一役かう事になるのです。

果物の中では栄養素の王様

では、次にバナナが完全食品と呼ばれる理由となる栄養素についてです。

まず誰もが気になるカロリーですが、空腹に感じたときに口にする食品の比較として、ご飯1杯(約150g)と食パン1枚(約80g)をバナナ1本(約100g)のカロリーを比べたところ、1/2~1/3のカロリーしかないという事です。 バナナはみかん、リンゴ、イチゴなどの代表的な果物と比較すると、残念ながら果物としてはカロリーは多い部類になるようですが、他に含まれている栄養素の成分は勝ち抜きの「栄養素の王様」なのです。特に末梢血管の拡張を促し、スムーズな血流を助けるカリウムが含まれている量は、他の果物に比べてダントツです。 血糖値の上昇を緩やかに保ち、なおかつ腹持ちがよくて栄養価が高いバナナはおやつには最適な食べ物といえます。
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