他にもこんな影響が
カフェインには胃酸の分泌を促す作用があります。胃酸が増えすぎると胃の粘膜が荒れるので胃もたれになってしまうのです。さらにカフェインは成長ホルモンのバランスを崩してしまうので、成長の妨げとなってしまいます。
カフェインレスコーヒーとは
カフェインレスのコーヒーとはカフェインを含まないコーヒーの事です。カフェインにより引き起こされる問題を回避できるとして、カフェインレスコーヒーやデカフェが注目されるようになりました。
日本ではまだ新しいもののように感じますが、海外ではカフェインをとりたくない人が好んで愛飲しているのです。カフェインレスコーヒーの作り方
カフェインレスのコーヒーをお店で見ることも増えましたが、普通のコーヒーと作り方に違いはあるのでしょうか。カフェインレスのコーヒー豆も、はじめはカフェインを含んでいる普通のコーヒー豆だったのです。
カフェインの抽出
コーヒーからカフェインを抽出する工程は焙煎する前の生の状態でおこないます。生のコーヒー豆に含まれているカフェインだけを水や有機溶媒につけて先に抽出してしまうのです。しかしカフェイン抽出の際に香りや他の成分も流出してしまうので、普通のコーヒーと比べ風味・味が劣ってしまいます。
このような品質の低下を防ぐためにカフェインを含まないコーヒー豆を育てる取り組みが行われています。品種の改良によりカフェインを含まないコーヒー豆を栽培することには成功していますが、まだ販売には至っておらず市場に出回ることはありません。コーヒーに含まれるカフェインの効果
コーヒーを飲むとシャキッとする。集中できるという理由で仕事や勉強に飲んでいる方も多いでしょう。ではなぜそのような効果があるのかご存知でしょうか。カフェインは過剰に摂取すると問題も起こしますが、適量飲んでいる場合には体に良い影響も現れるのです。
眠気覚まし
コーヒーやカフェインと聞いて多くの方が思い浮かべる効果でしょう。そもそも眠気や疲れを感じる時、脳の中で2つの成分が結合しています。それがアデノシンとアデノシン受容体です。この成分が結合することによって眠い、疲れたという感覚になるのです。
カフェインはアデノシンとアデノシン受容体の結合を妨げるので、眠気覚ましに効果があるのです。ただし夜眠る前に飲んでしまうと寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなってしまうので控えてください。どうしても飲みたい方は昼間は普通のコーヒー、夜はカフェインレスのコーヒーと飲み分けるとよいでしょう。動脈硬化予防
コーヒーにはカフェインの他にもクロロゲン酸という成分が含まれています。この成分は普通のコーヒーにも、カフェインレスのコーヒーにもく踏まれています。クロロゲン酸はポリフェノールの一種で悪玉DLコレステロールの酸化を防ぐ効果が期待できます。動脈硬化の予防だけでなく、動脈硬化が悪化して起こる脳梗塞の予防にもなるのです。
高血圧予防
高血圧とは体中に血液を送るために、ポンプの役割である心臓の圧があがってしまい血圧が上がった状態です。通常は最大血圧129mmHg最小血圧84mmHgですが高血圧の場合、最大血圧が135mmHg～140mmHg最小血圧90mmHgまで数値があがります。
カフェインは血圧が上がると言われていたこともありますが、実際は心臓の収縮力を上げることにより血圧が下がるのです。カフェイン抜きのコーヒーを注文できるカフェ紹介
