妊娠中でも大丈夫？ウーロン茶に含まれるカフェイン量
妊娠中は、カフェインの摂取に注意が必要です。その理由は、カフェインが赤ちゃんに悪影響を与える可能性が大きいからです。どんな影響があるのか見ていきましょう。
妊娠中のカフェインの影響
・血管が収縮され、早産になる危険性がある ・カフェインが蓄積され、赤ちゃんの発育を阻害する ・カルシウム不足や貧血になる危険性がある
このような影響が考えられます。 母体からのの影響を受ける赤ちゃんにとって、カフェインは発育の妨げになります。妊娠中はカフェインの分解に時間がかかるため、長く体の中にとどまることになります。それにより胎盤の血流量が減ってしまったり、カルシウムが排出されてしまうなどの影響が出てきます。 しかし、カフェインを全く摂ってはいけないということではありません。妊娠中のカフェイン摂取量の目安は、1日200mg以下と言われています。無理に我慢してストレスを抱えるよりも、適量を飲むようにすれば問題ないでしょう。 ウーロン茶のカフェイン含有量から計算すると、1日にコップ6杯分くらいまでなら飲んでも良いということになります。子供も飲んでも大丈夫？ウーロン茶に含まれるカフェイン量
子供がウーロン茶を飲む場合はどうでしょうか。子供は感受性が高いため、大人よりもカフェインの作用を受けやすいと言えます。年齢が低ければ低いほど、注意が必要です。では、子供の場合はどのような影響があのでしょうか。
子供へのカフェインの影響
・眠れなくなり、翌日の行動に支障をきたす ・利尿作用により脱水症状になる危険性がある ・ミネラルや鉄などの栄養分を排出してしまう
子供への影響はこのようになります。 興奮作用で眠れなくなることで、子供にとって大切な幼稚園や学校などの生活に支障をきたすことになってしまいます。そして、睡眠が十分にとれないと、成長ホルモンの分泌が阻害されます。すると、体の成長を阻害することになるので、背が伸びないなどの影響が出る可能性もあると言えるでしょう。 水分補給のためにウーロン茶を飲むと、利尿作用により脱水症状が起きることが考えられます。水分補給にウーロン茶を選択することは避けましょう。 ミネラルや鉄といった成長に欠かせない栄養分は、カフェインによって排出されてしまいます。他の食品で補うこともできますが、せっかく摂った栄養分を効率的に成長につなげるためには、カフェイン摂取量を控える必要があります。何歳から飲める？
カフェインを摂取できる年齢について、日本では具体的な年齢を定めてはいません。しかし、カナダでは悪影響のない1日のカフェイン摂取量として、次のような基準を設けています。
・4歳～6歳 45mg ・7歳～9歳 62.5mg ・10歳～12歳 85mg
ウーロン茶1杯のカフェイン量が30mgですから、飲む量の目安は1〜2杯程度ということになります。カナダの基準から見ると、子供にとってカフェインは必要ないものと考えても良いでしょう。カフェインゼロのウーロン茶はあるのか？
残念ながら、いまのところカフェインゼロのウーロン茶は出回っていません。どうしてもカフェインを抑えたお茶を飲みたいという人は、麦茶やルイボスティーが良いでしょう。
ノンカフェインのお茶として定番の麦茶は、夏の時期に飲む人が多いでしょう。しかし、ノンカフェインでミネラルも摂れるので、1年を通して飲みたい飲料の一つです。 ルイボスティーは、南アフリカで栽培された茶葉を使ったお茶です。皮膚などの老化を抑制する抗酸化作用があり、ミネラルも豊富に含まれているため、体に良いお茶と言えます。