「こじらせる」の生みの親の本
「こじらせ女子」の生みの親、雨宮まみさんの本です。この本がきっかけで「こじらせ女子」という言葉が流行しました。今、巷で使われている「こじらせ女子・男子」とは一味違う捉え方で、雨宮まみさんの半生が描かれています。「こじらせていた女」を受け入れて乗り越えたあ経緯が赤裸々に書かれています。女性、男性どちらが読んでも面白い本です。
こじらせ女子・男子の対処法
もし、身近に「こじらせ女子・男子」がいたとしたら、どのように対処すればよいのでしょうか。特に、迷惑を被っていないなら、「こじらせて」おけばよいでしょう。しかし仕事やサークル活動などで、どうしても関わりを持たなければならない場合や、こじらせている人が、何らかのアピールをしている場合は何とか交流を持つべきでしょう。
ここでは、こじらせ女子・男子との一般的な関わり方、対処法をあげてみます。対処法1:共感できる部分を探す
「こじらせ女子・男子」は自分だけの独自の世界の住人です。また、コミュニケーションがあまり上手ではなく、その世界のことも、こちらには解りやすくは伝えられません。
要するに、彼らの世界のことは、よく判らないということです。しかし、そこで「わからないから」と済ましては彼らを理解できません。例えばその趣味、趣向など、何か一つでも、話題を探し、話をすることで共感できる部分を探すことから始めましょう。対処法2:心を開く姿勢をもつ
コニュニケーションが上手くない人の多い「こじらせ女子・男子」は、たとえ仲間に入りたいとか、現状を何とか打開したいと考えていても、自分からはなかなか働きかけられません。
せめて「いつでも話を聞きますよ」という心を開く姿勢を示しておくことが大切です。まずは挨拶、声掛けです。こじらせ女子・男子達は、恥ずかしがって返事が返ってこない可能性ももありますが、根気よく声をかけてみましょう。対処法3:視野を広げる
「こじらせ女子・男子」は、自分の興味のあるものしか見ていない、あるいは自分に自信が無く、精神的に顔を挙げることができず自分の足元しかみえていないなど、視野がとても狭い人が多くいます。
視野が狭いことで人生を「こじらせて」います。視野の狭い人達と対処するには、彼らの視野を少しでも広げることを考えます。例えば、自分が読んで面白かった本を紹介するなど、彼らの世界以外の楽しいことを投げかけてみます。こじらせは脱出できる
周りに迷惑をかけなければ「こじらせ」た人生も悪くありません。でも自分だけの世界は視野も狭くて、せっかくの人生がもったいないかも知れません。
もし、今の自分を少しでも窮屈に感じるなら、今すぐ脱出を試みましょう。方法は、まず誰か一人でいいので自分とは違う世界を持った人に声を掛ける、もしくは同じこじらせた人同士で繋がることです。一人より二人、二人より三人と確実に世界は広がります。中身から明るい雰囲気を作り出そう
「こじらせ女子・男子」とは、簡単に言えばこだわりが強い、理屈っぽいなど少し「面倒臭い」性格でしょう。その面倒臭さから、周囲に疎ましがられますが、迷惑をかけず自分一人でその世界を楽しむなら、それはそれで本人の自由です。
しかし、こじらしていても、やはり世界は広い方がより可能性も広がります。自分自身の可能性を広げるためにも、まず笑顔、挨拶など、できることから明るい雰囲気を作り出す努力をしましょう。