特徴1:温厚
モンゴル人は、勝負事にはこだわりますが普段は温厚な人達です。雄大な草原を見て育ったモンゴル人は、穏やかなのですが基本的に騎馬民族の強さを持った国民です。
モンゴル人はできるだけ、無用な争いは好まない特徴を持っていて、普段は温厚な性格で少しのことでは怒ることはありません。特徴2:負けず嫌い
騎馬民族でもあるモンゴル人は、温厚な性格ですが同時に負けず嫌いな性格も特徴として持っている国民です。常に中国やロシアなど大国に囲まれていて、他国からの侵略などにも警戒しなければいけないし実際に侵略もされています。
モンゴル相撲は、「死力を尽くして最後まで限界を超えて戦う」ことを美徳としています。穏やかな中にもここはと思った時や怒った時には、強い性格で相手に対峙するのがモンゴル人の特徴です。特徴3:怠け者が多い
日本人から見てモンゴル人は「怠け者が多い」と言う人もいますが、日本人が時間を惜しんで頑張りすぎているだけとも言えます。
モンゴルではゆったりと時間が過ぎていきます、一日の時間は24時間しかなく世界中どこでも同じです。しかし、モンゴルではもっとゆったりした24時間の時間が流れています。 モンゴル人は普段はのんびりしていても、頑張るための目標があれば負けず嫌いな性格もあり、全力で取り組み頑張ります。特徴4:時間にルーズ
世界的に見ても、日本人ほど時間に厳しい民族はいないと言われます。モンゴル人の遺伝子には、太陽の動きを見て生活している遊牧民としての歴史が刻まれています。日の出と共に活動し、日の入りと共に休む昔の日本にもあった生活スタイルと同じです。
ゆったりした国土で生活していれば、物事にあまりこだわることのない性格から時間にもルーズになります。モンゴルで30分位の遅れは普通のことです。特徴5:「借りた物を返す」という習慣がない
身近にあるものは皆の共有物という観念から、普通に人から物やお金を借りたら必ず返すと言う習慣がモンゴル人にはありません。大らかな性格なので、貸した物が戻らなくても自分はまた他から借りたらいいくらいの大らかな考え方をしています。
モンゴル人と日本人との違いが、「一番わかるのが借りた返す」という概念でしょうか。グローバルな時代です。国民性ですから、相手に合わせる寛大さも必要と言えます。特徴6:マイペース
モンゴル人はマイペースな性格で、ドタキャンも珍しいことではなく親しい人との約束だけではなく仕事でも普通にあることです。しかし、約束を守らない不誠実な国民という訳でもありません。
自分のことや自分の周りのことが最優先と考えるモンゴル人は、それ以上手が廻らなくなると、他のことを切り捨てるのでドタキャンが多いです。これも、モンゴル人の特徴でマイペースな国民性と言えます。特徴7:やる時にはやる
モンゴル人はルーズでマイペースな国民性ではありますが、「やる時にはやる」と言う特徴も持っています。普段はのんびりしていて物事にも寛大ですが、守らなければいけないことや自分がやらなければいけないことには全力で立ち向かいます。
負けず嫌いな性格が発揮されるのがこの時です。怒った時も怖いです。やらなければいけないことには集中して取り組む特徴があります。特徴8:友達思い
友達や恩人など、お世話になった人のためなら何でもするのがモンゴル人の特徴です。モンゴルの人はマイペースですが、友人などのためならばどんな労力もいとわない義理堅い一面を持っています。
大事な人が困った時や何か困難なことがあった時には助けるし、自分のこと以上に心配する情の深い性格も特徴の一つです。一度信じた相手は一生の友として、全力で信じ切るのがモンゴル人の良いところです。特徴9:助け合いが当たり前
モンゴルは自然が豊富ですが冬は家畜のエサも乏しくなり、遊牧民の生活は過酷で厳しい面もあります。過酷な自然と共存して来たからでしょうか、何かあった時や必要な時には皆で助け合うのが当たり前とモンゴル人は考えています
日本で起こった大震災の時に、モンゴルの人達から多額の義援金が贈られました。困っている時はお互い様、助け合って当たり前という考え方から贈られた心のこもった義援金でした。特徴10:男女平等の考えが強い
日本では、男女平等を声高に叫んでもなかなか進まない状況があります。しかし、モンゴルでは女性も男性と同等に頑張って活動しています。モンゴルでは女性も騎乗しますし、男女は平等という考え方が浸透していて、女性ファーストもありません。
男性と女性それぞれの役割があり、お互いに尊重し協力していくことで厳しい自然の中で暮らしてきたことも影響しています。男女平等の精神は、国を動かす原動力にもなっているのでしょう。