サーミ人の特徴10個|差別の歴史とサーミ人を描いた映画

雑学

サーミ人とは

サーミ人の特徴10個|差別の歴史とサーミ人を描いた映画

「アナと雪の女王」の舞台の一つとなったラップランドに少数先住民族の「サーミ人」が住んでいます。昔サーミ人はラップ人と呼ばれていましたが、彼ら自身は自分のことを「サーミ」、または「サーメ」と呼んでいます。

先史時代から少なくとも5,000年間はラップランド一帯で暮らし、伝統的には沿岸漁業、毛皮採取、羊飼いなどを行ってきましたが、中でも最もよく知られているのがトナカイの遊牧です。

ラップランドとは

サーミ人の特徴10個|差別の歴史とサーミ人を描いた映画

「ラップランド」は、スカンジナビア半島北部のノルウェー,スウェーデン,フィンランド,およびロシアの4ヵ国に渡る地域で北極圏とほぼ重なります。北極圏には真冬(冬至)になると太陽が昇らない極夜、真夏(夏至)には太陽が沈まない白夜が訪れます。

サンタクロースはラップランドに住んでいるという人もいますが、フィンランド人は「フィンランド内だ!」、スウェーデン人は「スウェーデン内だ!」とそれぞれ主張しています。

住んでいる地域

サーミ人は古来からラップランド一帯に住み、トナカイを追って自由に行き来していました。ラップランドは「辺境の地」という蔑称ですから、サーミ人はそう呼ばれることを嫌っています。彼らは昔から単に「Sápmi/サーミの土地」と呼んでいます。

今では4つの国に分断されサーミ人も外国人同士です。サーミの土地にも関わらず現在では北欧人の入植が進み、サーミ人口は全体の5%に過ぎないと推計されています。

先住民族

元々その地域に住み、文化、言語、習慣など独自のアイデンティティを共有する集団は先住民族と呼ばれ、後から入植してきた外来の人や、征服者グループと区別されています。

「サーミ人」、「ネイティブ・アメリカン」、「アボリジナル・オーストラリアン」 などの先住民族がよく知られています。彼らはそれぞれ「ラップ人」、「インディアン」、「アボリジニ」などの蔑称で呼ばれ、歴史的にいろいろな差別を受けてきました。

もともと狩猟・遊牧を行う民族

人類は長い間狩猟採取生活をしていましたが、サーミ人も例外ではなく元来はトナカイやシカなどを狩る狩猟民でした。時代を経るとそれがトナカイの飼育や遊牧へと発展して行きます。

サーミ人といえばトナカイ遊牧民のイメージが強いのですが、実際は大規模なトナカイ遊牧を専業とする「山岳サーミ人」、漁業をする「海岸サーミ人」、小規模のトナカイ遊牧や、兼業でサービス業などもする「森林サーミ人」などに分かれていました。

現在多くは定住生活

かつてはトナカイと共に広大な土地を移動しながら暮らした人々も、今ではほとんどが定住生活を選んでいます。

それにはいろいろな要因があります。例えば国境閉鎖で遊牧の自由が奪われたり、各国が定住化政策を強力に推し進めたり、あるいはチェルノブイリ原発事故の影響でトナカイの放射能汚染が進んだということもあります。さらに、地球温暖化の影響でトナカイの数が減ったことも原因の一つです。

サーミ人の特徴10個

ここまではサーミ人の居住地域や生活様式など概要を紹介しましたが、サーミの人々のイメージは湧いたでしょうか。ここからはより具体的な、特徴や、民族衣装、工芸品あるいは音楽などを紹介していきます。

その1:人口が少ない

サーミ人の人口は合計約50,000 ~ 80,000人ほどで多くはありません。

内訳 ・ノルウェー 約25,000人 ・スウェーデン 約17,000人 ・フィンランド 約 9,000人 ・ロシア  約 2,000人 ・他     約30,000人

資料によってばらつきがあり正確な人口は不明ですが、参考までにリストしました。北欧化が進みサーミ人の定義自体が難しい上に、地形要因や居住地域が4ヵ国に分散しているために人口調査が困難です。

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