ガムの効果・禁煙ガムの効果・歯磨きガムの効果

ガムの効果

皆さんガムを噛みますか？最近のガムはいろいろな種類のものがあります。味の種類もたくさんあれば、その使い方が違うガムもあります。ガムはただのお菓子として人気なだけではなく、他にもいろいろな用途があるのです。この記事ではガムをお菓子以外の側面から考察し、様々なガムの使い方やその効果についてまとめています。ガムのいろいろな効果を知り、自分に合わせた使い方を見つけていきましょう。

①消化を助ける

ガムをかむことで、胃の消化の手助けをする効果があります。ガムをかむ事により、唾液に含まれるアミラーゼと呼ばれる消化酵素がたっぷり出てきます。このアミラーゼは、デンプンを体が取り込みやすい形の糖に分解する働きがあり、食べたものの消化を助ける効果が確認されています。だいこん、かぶ、山芋などの野菜にも含まれています。最近は噛む必要が少ないような柔らかい食べ物を食べることが増えている傾向にあります。よって噛む回数が少なくなり、それに比例するように消化酵素の分泌量も減ってきます。そして食べ物の消化がうまくいかなくなり、栄養摂取の面からも悪い影響が懸念されています。

そこで食後にガムをかむことで咀嚼の回数を増やし、食事の時に補えなかった消化酵素の分泌を増やすことができます。もし比較的柔らかいものばかりで食事を済ませていた場合、ガムを噛んで消化酵素を意図的に増やしてみることをお勧めします。

②美容

ガムをかむことで美容効果も期待することができます。ガムをかむと、顔の筋肉を動かすことができます。その中でも特に表情筋ををよく動かすことができます。現代人は、パソコンやスマホのデイスプレイを長時間見ることが多いので、表情筋が衰えがちです。表情筋を鍛えることで目がぱっちりとしてきたり、口角が上がったりするので表情が明るくなります。また同時に、リフトアップや二重顎解消といった効果を期待することもできます。またどちらかの歯をよく使っていると顔のゆがみが出てきて、顔のバランスを悪くすることがあります。ガムをかむことで噛むバランスを整えることができ、顔を左右対象にすることができます。

さらに、上ではガムをかむことはアミラーゼという消化酵素の分泌効果があると述べましたが、唾液の成分にはパチロンという美肌を作るホルモンがあることも分かっています。このパロチン、若返りに良い成分であり、髪や肌を若々しく保つ効果があります。ただのお菓子と思いきや、ただガムを噛んでいるだけでこれらの美容効果が期待できるのです。

③脳の活性化

ガムをかむことで、脳の活性効果を期待することもできます。よく噛むことで脳の血流が増加し、脳内の神経が活発に働くようになることが分かっています。それにより、脳内の様々な部分が活性化され、記憶力の向上、集中力の持続、ストレス解消、認知症予防などの様々な効果を期待することができます。よくテレビでスポーツ選手がガムを噛んでいる姿が映されますが、あれは緊張によるストレスを軽減させ、集中力を持続させ、判断力を向上させるために噛んでいるのです。これを応用して、勉強中にガムをかむのも、プラスの効果を期待することができます。

集中力や判断力をアップさせるのはもちろんのこと、噛むことで脳に血が大量に送られるので、眠気防止にの効果も期待することができます。受験や資格勉強などでストレスや睡魔を感じた場合は、積極的にガムを食べて効果を実感してみてください。

④食べる量を減らせる

ガムをかむことで食べる量を減らすことができるので、ダイエット効果も期待することができます。よく噛むことでセロトニンやレプチンというホルモンが分泌されるようになります。このホルモンは脳内の満腹中枢を刺激します。すると食べる量は多くなくても満腹感を感じやすくなります。このため食べすぎを防止する効果がありダイエットにも効果的なのです。ある程度ガムを噛んでから食事をすることで先に満腹中枢を刺激して食べる量を減らし、食後にもガムをかむことで上記で述べたような消化促進や美容の効果を一緒に得ることができます。

ダイエットをしたいならガムをかむことで効率的にダイエットを進めることができます。しかしどんなことでも無理はいけません。しっかりと食事で栄養を取り、無駄な間食を防ぐという使い方をすることで、健康的にダイエットをするよう心がけましょう。

禁煙ガムの効果

禁煙ガムというのをご存知でしょうか？ほかにもニコチンガムといわれることもあります。お菓子以外の用途で使われるガムですがどのような効果があるのでしょうか。

①禁煙ガムとは？

これは禁煙をしたい人の手助けをするガムです。通常禁煙すると、たばこに含まれるニコチンの中毒性により、ニコチンを摂取したくなります。しかしそこでタバコを吸っては禁煙にはなりませんので、ガムでニコチンを摂取して禁煙をサポートするというものです。禁煙ガムはお菓子とは違い医薬品です。なので普通のガムの用意好きなだけ噛めばよいというわけではありません。正しく使うことで効果的に禁煙をすることができますが、反対に正しく使わないと副作用が出る可能性もあります。使用上の注意をきちんと守りましょう。

②禁煙ガムの使い方

禁煙ガムをかむと、ガムに含まれたニコチンを口の粘膜が吸収して血液中に運びます。それにより禁断症状が緩和されます。しかし普通のガムとは違い、ただ噛めばいいというものではありません。口の粘膜は吸収のスピードが遅いので、少し特殊な噛み方をすることで効率的にニコチンを血液中に送ります。その方法とは、まず約15回から20回ガムを噛み、口の中でニコチンのピリッとした味を感じたら噛むのをやめます。噛むのをやめて、一分間歯と歯茎の間にガムを固定します。それを交互に30分～60分程度繰り返します。急いで噛むとガムからニコチンが多くあふれ出して、それを飲み込んでしまうことで下記家や胸やけや胃の不快感を感じてしまうことがあります。

自分が吸っていたたばこの量に応じてニコチンガムの量を調節することも、副作用を防ぐためには大切なことです。１日の喫煙本数31本以上だった場合、１日9～12個、21～30本だった場合6～9個、20本以下の場合4～6個といった感じでニコチンガムの量を調節しましょう。正しくニコチンガムを噛んで、禁煙を成功させましょう。

歯磨きガムの効果

最近は歯磨きの代わりになる歯磨きガムというものもあります。どんな効果があり、どのように使用すればいいのでしょうか。

①歯磨きガムとは？

歯磨きガムとは、歯磨きの代用となるガムのことです。忙しくてなかなか歯磨きができないといった人のためのガムです。特に最近ではキシリトールという成分が入った歯磨きガムが注目されています。キシリトールで歯を磨いたら虫歯にはなりにくいのです。歯磨きガムには、口臭予防の効果もあります。以前の歯磨きガムはミントなどのにおいがきつにものが多かったのですが、最近のものはにおいがきつすぎるようなものはなくなりました。味も改良されてミントだけではなくフルーツのフレーバも出てきたのでおいしく歯磨きガムを噛めるようになってきました。

②あくまでも補助的な役割

ここで注意しなければいけないのは、歯磨きガムはあくまでも歯磨きの補助的な役割だということです。歯ブラシで歯を磨くことは歯垢を取り除いたりするメリットがあります。歯を全く磨かなくなったら、口内環境は悪化してしまいます。外出時や忙しいときは歯磨きガムで代用しても構いませんが、基本は歯ブラシで磨くということを心がけましょう。