熊本地震の予言は的中した?熊本地震に関する予言・予言した人
「予言」とは
そもそも、「予言」とはいったい何でしょうか。それはスピリチュアルだけのことではありません。自然科学の分野でも、理論上必ず存在すると考えられる未発見の物質などに言及することを「予言」と呼びます。また、スマートフォンが普及するずっと以前、先見者は誰もが手軽に携帯電話でネット通信する時代が来ると予言しましたが、俄かに信じる人は少なかったのではないでしょうか。
一般的な意味では、まだ起きていない未来の出来事を何らかの方法で先に感知し、それを語ることを予言といいます。予言のスタイルはさまざまで、キーワードや人の話し声が空耳として聞こえるタイプや脳裏にビジョンとして見えるタイプのほか、嗅覚の情報を伴うこともあります。 未来に存在する何らかの意識が直接耳元で囁いたと語る予言者がいたり、どこかで大勢の人たちが話す内容が耳に入るなどということは本当に起きるのでしょうか。周囲の声やビジョンによって災害を予言するときは、自分が未来へタイムトラベルしてその様子を垣間見ているように思われますが、実際に未来を予知する場合は少し違うようです。過去も未来も「今」にある
私たちの住むこの世では、物事には必ず2つの局があり、「善悪・高低・裏表」というように常に二元性で成り立っています。意外に思われるかもしれませんが、電極にプラスとマイナスしか存在しないように、時間にも「過去と未来」しか存在しません。
「今」という時間は、局を持たない一元性の世界に存在しています。存在するといっても目に見えるものではなく、意識の使い方によって体感の違いだけが感じ取れる世界で、今という時間の中には未来と過去が同時に存在しています。 人間なら誰にでも備わっている基本的な感性だといわれていますが、普通は成長の過程で意識が切り替わり、二元性の世界を「現実」と認識して生活するようになります。キリストや聖徳太子のように、なぜかピュアな意識を残したまま大人になった人たちは二つの意識を自由にスイッチする能力があり、予言者と呼ばれたのではないかと考えられます。予言は当たるのか
予言は、的中するよりも外れることのほうがはるかに多いといわれます。熊本地震を飛び越えて、南海トラフや富士山の大噴火を予言した人が圧倒的に多いことからも解るように、目に見えない世界のことは余計な知識や経験に左右されやすいと考えられます。
反対に、熊本地震のような大規模地震を予知しながら、具体的な場所を特定できなかったことで予言に至らなかったというケースが存在するとも想像できます。東日本大震災の前年には、瓦礫の山と火災のビジョンを見て「核戦争が起こる」と予言した人もいます。 また一説によれば、日常的にみられる異常気象や自然災害は私たちの無意識の想念の表れなので、予言する人が無意識の想念を感じ取って言葉やビジョンに変換し、想念が顕在意識へと上ってくれば未来が変わり、結果的に予言が外れるともいわれます。つまり、この日は交通事故に遭うと予言された人が、外出の予定を中止して家で一日をやり過ごせば予言は外れるというわけです。予言者と預言者は違う?
予言者と似た表現で、かつて「預言者」と呼ばれた人がいました。自分の意志とは無関係に、霊感によって啓示された神託を民衆に伝えるのが仕事で、未来を予言することもありました。古くはのちにユダヤ人と呼ばれる古代イスラエルの民で、古代ローマ時代にも存在しましたが、古代の預言者は予言を外すと偽預言者として重罪に問われ、石打ちの刑に処され殺されました。それほど影響力を持っていたのです。
熊本地震を予言した人
熊本地震を予言した人物として最も有名なのは、大型掲示板「2ちゃんねる」のオカルト版に登場した“自称2062年から来た未来人”という謎の人物です。2010年11月当時もっとも人気の高いサイトであることを理由に現れた未来人は、未来から現在へ24時間体制の秘密調査を名目に肉体を持って現れたと語り、スレ住民を相手に質疑応答を行いました。
“未来人2062“の名前や住所など個人情報は非公開ですが、日本人男性であることも分かっています。レクチャー内容は熊本地震にとどまらず、世界情勢から日本の防衛まで多岐にわたります。自然災害など人口動態変化にかかわる情報を公開することは許されていないようですが、暗号などのヒントを残して的中させ話題になりました。「2016年4月15日に会えたらいいな」は予言?
2010年11月の時点で、なぜこのポイントを選んでやって来たのか?との問いには答えてくれなかったものの、今回の任務が終了したら次は未来の「2016年4月15日に行く」と熊本地震の日付をピンポイントで予言した未来人。
同じ未来人である“HYODO”を探すため2016年4月へ行ったものの、そこで予期せぬ出来事が起こり、ミッションは困難を極めたと語りました。未来人は東日本大震災の際も予言めいたことを語っており、暗号は『yあ 間 N意 埜 b於 レ』というもので、“山に登れ”と簡単に解読できます。 未来から見て過去に起きたことを回想してネタばらしをしている格好なので、正確には未来予知とは言えませんが、作り話にしてもよく練られたストーリーで、独自の世界観に思わず引き込まれてしまいます。熊本地震の予言は的中した?
熊本地震の本震が起きた2014年4月15日を指定し、ふたたびオカルト版に現れると告げて消えたのち、約束通り現れた未来人。指定した日に地震を起こす人工地震説を信じる人もいました。調子づいた未来人は次のXデーを5月17日に指定し、次は南海トラフの予言的中かと騒がれましたが、のちに偽物だったことが判明。
しばらくすると、未来人の仲間だというMr.Jaguarという人物が公式ラインを開設したり、有料で未来人の肉声を公開するなどビジネスモードに突入し、一気にシラケてしまいました。 しかし、遠くない将来確実に起きるといわれる地震の恐怖で暗い気持ちになってしまいがちだった私たちに、明るい未来を思い描かせてくれたのも未来人です。もしも人の想念が本当に未来を造っているのなら、そんな恐怖心こそが暗い未来を選択していることになります。東京オリンピックは大丈夫?
まだ見えない将来を憂えて不安になるよりも、まずは楽しむという発想が大切であることを思い出させてくれた未来人。そんな未来人によれば、2020年の東京オリンピックは開催されるようです。
今を悔いのないように生きる
いかがでしたか?今回は4月14日に発生した「平成29年熊本地震」と、熊本地震を予言した未来人についてご紹介しました。未来人が東日本大震災を「やや大きな地震」と表現していることは気になりますが、50年後の日本はとても良い国なのだそうです。また未来人は、「冷静な判断力が必要」とも忠告しています。
日ごろから防災意識を忘れず、いざというときに備えつつ明るく過ごしたいですね。