熊本地震の予言は的中した?熊本地震に関する予言・予言した人

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たとえば、アメリカ・カリフォルニア州のある片田舎では、19世紀以来ほぼ22年周期で定期的に地震が発生することが1990年代に発見され、次の地震が警告されましたが、実際に地震が起きたのは“予定日”から10年後でした。実際の地震では警告は出されず、大きな被害が出ています。10年ものあいだ、地震に警戒しながら生活していた人がどれほどいたでしょうか。

政府は本当のことを言わない?

いつ起きるか分からないのが地震の怖いところであり、最大のリスクです。地震予知はそれを回避するためのものですが、30年以内に来る熊本地震並みかそれ以上の巨大地震を想定しながら日々の生活を送ることは不可能です。つまり、「地震がいつ起きるか知りたい」という私たちの願いは、地震予知が始まった100年前から熊本地震後の今も叶えられないままなのです。

仮に100パーセントの予知が可能だったとしても、その情報が速やかに開示されるとは限りません。そのことは、東日本大震災で福島原発の炉心溶融(メルトダウン)が隠匿されたことからも容易に想像できます。 熊本地震では、国内で唯一稼働していた鹿児島県薩摩川内市の「川内原発」1号機と2号機の被害が懸念されましたが、九州電力によれば熊本地震を起こした布田川・日奈久断層帯よりも近距離に巨大地震を起こす可能性が高いとされる別の断層帯があり、熊本地震レベルを想定した安全対策が取られているそうです。

イタリア人は政府と学者を訴えた

日本と同じ火山国として知られるイタリアでは、2008年に始まった群発地震「イラクラ地震(イタリア中部地震)」で学者らによって次に来る大地震が予測されていましたが、市民のパニックを避けたかった国家市民保護局は、学者を交えた「大災害委員会」を開いて安全宣言を出しました。

M6.3の大地震が発生したのはその1週間後のことです。政府と御用学者を信じた309名の市民が命を落とし、学者を含む7人の委員会メンバーは地震予知に失敗した過失致死で訴えられました。2012年に全員が実刑判決を受けたものの、2014年の第2審で学者は逆転無罪となり、政府防災局員ひとりの執行猶予付きが確定しています。

熊本地震に関する予言

熊本地震の予言は的中した?熊本地震に関する予言・予言した人

熊本地震の発生を通して私たちが再認識したことは、次の大地震がいつどこで起きても不思議ではないということと、いざというときに救助が来るまでのあいだ命をつなげるだけの備えを忘れないことです。熊本地震のとき、マスコミも気象庁も「警戒してください」を繰り返すばかりでした。

絶望的な状況の中で注目されるのが、目に見えない「スピリチュアル」の世界です。もともと、人が科学や医学を信奉するようになったのは宗教の腐敗も原因なので、精神世界に救いを求めることは原点回帰ともいえます。 天変地異や自然災害を予言している人は世界中に数多く存在し、SNSの普及によって誰でも気軽にアクセスできるようなりました。ここでは熊本地震に関する予言についてまとめます。

目に見えない世界は胡散臭い?

予言というと何やらオカルトチックな響きですが、熊本地震の予言によらず日本でも古くから「神託」という方法で地震を予知する人たちが存在しました。かの聖徳太子もそんな予言者の中のひとりで、日本書紀の22巻には「兼知未然(未来予知)」が特技だったと記されています。

聖徳太子自体が実在していなかったという説もあるため、予言の信ぴょう性はさらに怪しいところですが、25歳のときにいくつかの予言をしたと伝えられており、そのうちのいくつかは既に成就しているとも言われています。

2016の予言

日本書紀の具体的な内容についてはのちの権力者によって削除されたといわれていますが、聖徳太子の予言については古いお寺に伝わる日本仏法の「伏伝」に写されており、それによれば太子が語った最初のXデーは「お釈迦様の入滅から二千五百年後」といわれた2000年で、次が2013年、その次は2016年とされ、熊本地震を予言したものと解釈されています。

預言者は現代の日本にも存在しますが、熊本地震は予言されたのでしょうか。2011年の東日本大震災を予言して的中させたという松原照子さんは有名で、ほかにも富士山の噴火や南海トラフ地震が発生すると予言した人物は多く存在し、少なくとも2018年には富士山が噴火すると語る予言者もいましたが、熊本地震についてはあまり触れられていないようです。

2017の予言

同じく、東日本大震災を予言したことで一躍有名になったアメリカの予言者ジョセフ・ティテル氏は、毎年の年頭に世界で起きる出来事を予言し、youtubeで発表することで知られていますが、熊本地震についてはどうでしょうか。

ティテル氏の予言によれば、2017年は何発かのミサイルが発射されたり、疫病が流行したり、飛行機が高層ビルに突っ込んだりするそうです。そんな予言の中に「日本の“上半分”が揺れる」というものがありますが、九州についての予言は見当たりません。 反対に、日本に住む超能力者の中には2017年は「西日本が危ない」と予言している人もいます。最悪のシナリオは、日向灘と南海トラフが連動して熊本地震並みの超巨大地震が発生するという派手なもので、長くても12年以内、早ければ5年以内に実現するとの予言もあります。

科学的にもヤバいらしい?

翻って、直感だけに頼るスピリチュアルな予言とは一線を画す科学的見地からも、2016年に起きた熊本地震が引き金となって九州西部から内陸を地震が襲い、続いて日向灘が揺れる可能性が示唆されています。

これまでに阪神淡路大震災や東日本大震災、御嶽山の噴火など数多くの地震を予測し予言してきた琉球大学名誉教授の木村政昭さんは、他の地震研究者とは少し違った地震予知をすることで知られます。そんな木村政昭さんは、熊本地震とも関係が深いと考えられる阿蘇山の噴火が2014年の前後5年のうちに起きると予言しています。 冒頭でご紹介した2016年の地震予測地図によれば、九州では大分県と宮崎県、四国ではほぼすべての県が約50パーセントの確率で大地震に見舞われることになっていますので、その中に熊本地震規模の揺れが含まれる可能性は十分に考えられます。
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