イスラム教の女性の特徴・性格｜服装・ファッション・性・恋愛

肌を隠している布の中で、一番一般的なものをヒジャブと言います。そのほかにも、目以外を覆うニカーブ、顔以外を覆うチャドルがあります。厳格なイスラム教徒の女性ほど、ニカーブを着用しています。

「性犯罪を防ぐためには、ヒジャブが必要だ。肌を出すなんてはしたない」と年配のイスラム女性のように比較的保守的な考えが多くを占め、厳格にイスラムの掟を守る女性も多い中、一方で、近年、性犯罪を防ぐために女性が来たい服を切ることができないことは、宗教ではなく、市民を支配する手段になるではないかと考える人々も増えています。 今も公式な場には、ヒジャブを着用することが求められているものの、カラフルなヒジャブを着用し、おしゃれを楽しむイスラム女性も現れ始めるなど、宗教で服装が縛られてしまうことについてイスラム教女性の中で色々な考えがあることも確かです。

イスラム教の聖典のコーランの教えにより「外部にでている部分はしかたがないが、そのほかの美しいところは見せぬよう」という教えから、髪を隠しているイスラム教徒の女性たちですが、イスラム教にとって女性の髪は、真珠のように美しいものであると考えられています。

ただ、布で覆っていても女性がいつも髪の毛を綺麗にしていたいと思う気持ちは、宗教など関係はないのです。布で覆われた髪の毛は、染めたり、ゴムで結んだり、モデルと同じ髪型にしたりと我々と変わらないのです。ただ、家族以外の男性には、見せてはいけないという掟は守らなければなりません。

大きな特徴として、イスラム教の恋愛感は、婚前交渉は禁止です。男女が、結婚前に交際することは一般的にタブーです。結婚前の性交渉はもってのほかです。学校やレストラン、公共においても男女別々が普通で、女性は家族や親戚以外の男性とは接する機会がほとんどありません。道端で男性がナンパするなんてことは、タブー極まりない行為です。カップル同士が、スキンシップを図る行為も基本的にイスラム圏の考え方からいえば、ありえない行為です。

ただ、時代は変わり結婚前に交際する人も多いと言われています。やはり、イスラム信仰の度合いや地域差によって変わってくるのでしょう。

イスラム教の結婚の考え方は、1人の男性と1人の女性との間で契りを交わすとされています。ただ、結婚は、両家の女性の親族同士で取り決めることが多いのです。一方、男性はというと、結婚にかかる全ての資金を支払い、結婚式や披露宴の準備を担当するのが一般的です。

最大の特徴は、結婚披露宴が男性の会と女性の会とで別に開催され流のです。この時、女性の披露宴は豪華盛大に執り行われ、一方、男性の会では質素で目立たないものだと言われています。結婚生活が始まると、男性が生活費を賄わないといけないイスラム法で義務付けられておりますが、女性にも働く権利が認められています。