犯罪者予備軍かどうかテストできるチェック項目・特徴

性格・タイプ

あなたは犯罪者予備軍!?チェックしてみて!

父や母のしつけが厳格すぎるor過干渉・過保護or無関心

犯罪者予備軍かどうかテストできるチェック項目・特徴

偏ったしつけ

日本では、犯罪者予備軍になっている要因として家庭環境を想起する人は少ないでしょう。しかし、大量殺人犯(シリアルキラー)たちは家庭環境に何らかの問題を抱えていた者が驚くほど多いです。ジョン・ゲイシーやアンドレイ・チカチーロ、ジェフリー・ダーマーがその犯罪者予備軍が犯罪者になった代表でしょう。

また、大量殺人犯ではないものの、幼少期からの過干渉で偏った家庭教育が原因で、犯罪者予備軍となり、その後犯罪を起こしたエド・ゲインなど挙げてみればキリがありません。そこで、ジョン・ゲイシーだけを説明してみましょう。

例えば『IT』というホラー映画にも影響を与えた『殺人ピエロ』ことジョン・ゲイシーの家庭環境、主に父親は分かりやすく言えば『毒親』でしょう。幼少期からの苛烈なしつけと抑圧が積み重なり、本人の衝動と欲求が爆発した結果、ゲイシーは『殺人ピエロ』となりました。

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ジョン・ウェイン・ゲイシーは1942年3月17日、イリノイ州シカゴに生まれた。高圧的な父、ジョン・スタンリー・ゲイシーが後の大量殺人鬼の製造に一役買ったことはまず間違いないだろう。病弱だった一人息子(上と下は娘)を彼は虐待し続けた。怒鳴りつける、鞭を振う等の他にも、精神的に息子を痛めつけた。如何に期待はずれの息子であるかを当人の前で滔々と語った。息子の癲癇を仮病だと決めつけ、 「このままだと、お前はいつかホモになっちまうぞ」 などと罵った。こんなこともあった。6歳のころのゲイシーはパルという名の雑種犬を可愛がっていた。ところが或る時、息子の腑甲斐なさに腹を立てた父親は、見せしめにパルを射殺した。

家庭環境によるとは限らない

複雑な家庭環境におかれた者すべてが犯罪者予備軍であり、犯罪を犯すという訳ではありません。犯罪は良心を失い、正常な道徳的判断ができなかったために起きますが、道徳的判断の仕組みにおいても、脳科学が深く関係しているので、単純な問題ではありません。この件に関しては研究が進んでいる段階であり、完全に解明されていません。

厳格でありすぎたり、情緒不安定なしつけや家庭内暴力、過干渉・過保護、子供への無関心は犯罪者予備軍になる可能性があるのは確かです。しかし、そういった環境下であっても、正常な判断を持ち続ける子供がいることは確かです。

非行予測表

犯罪研究の分野においては、子供を対象にしたグリュック夫妻の『非行予測表』が有名です。これは研究対象の子供を取り巻く環境の特徴を数値化し、非行少年になる可能性を予測する表です。

犯罪とは、その犯罪を起こした人を取り巻くあらゆる環境要因(家庭環境、職場環境、貧困など)、その当時の心理状態、元々持っていた気質が関係して発生する現象です。この予測表の『社会学的因子』の欄には、本人の家庭環境がどうであったかを中心に項目が作られています。

そのなかで特筆すべきなのは、家族の結合の項目です。この項目に設定された得点は特に高く、問題のある家庭において、家族全体の交流が無かったり頼れる存在がいなかったりした場合に、その子供は非行を起こしやすい可能性があるとしています。

もし、あなたの家庭に心を安らげる場所が無かったとしたら、今すぐ信頼の置ける場所や友人、ストレスを発散できる趣味を見つけた方が良いでしょう。
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