モンスターペアレントの特徴と特徴別対応の仕方・解決策
このモンスターペアレントの場合全く人の話を聞かず、自分が損をしてしまう事だけを考えて相手に損害の保障を請求するのが特徴で、弁護士を立てるという親も多いそうです。
しかし、このような場合逆に本当に弁護士を立てたり、裁判にしますかと聞いてあげると自分が負けることが分かっているから引き下がるんだそうです。「あわよくば」を押し付けられるのは迷惑でしかありません。
事例その2
次は、とにかく話を聞いてほしい、自分の言うことを聞いてほしい場合のモンスターペアレントの事例をご紹介します。
モンスターペアレントというのはいわばクレーマーと同じ構図で、普段自分が人から愛されていないと感じる部分を相手を攻撃することで賄おうとするのが特徴です。「学校の仕組みがどうのこうの」だとか、「学校の為に言っている」と自分を正当化しようとする傾向が高いです。 しかしこういった場合は学校に頻繁に意見を言ってきたりする以外は別に何も問題は起こらず、きちんと相槌を打ってあげれば大人しくなります。「他に相手をしてもらえない寂しい人なんだな」と考えることが必要になってきます。モンスターペアレントの特徴に関するおすすめの本
とはいえ世の中には様々なモンスターペアレントたちが存在しています。それら全ての特徴を掴んで対処するのは至難の業でしょう。しかし、本でなら社会学者や教師、心理学者などが様々な分野からの特徴を説明してくれています。中には事例や対処法についても載っている事もあります。
今回お勧めする本は諏訪 耕一さんが書かれた「教師のためのモンスターペアレント対応55」です。実際にこの方が相談を受けた55例を、失敗談や経験を元に書いてくれています。学校には学校図書として置いてほしい程です。 また、山脇由貴子さんの「モンスターペアレントの正体」という本もお勧めです。何故モンスターペアレントが誕生してしまうのか、その特徴、また対処まで幅広く説明をしています。モンスターペアレントは決して他人ごとではない、直ぐ近くに居るかもしれないと思ってしまう程です。モンスターペアレントは悲しき人達
今学校でのモンスターペアレントが増えて来てしまい、せっかく教師の免許を取っても精神的に病んで辞めてしまう新米先生も増えてきています。モンスターペアレントはいわば今の他人とのかかわりのない世の中の歪みです。その歪みを学校だけが受け止めるには問題が大きすぎるのです。皆が危機感を持つことが重要となります。