帰国子女の特徴や性格あるある｜生意気/金持ち/メイク

アメリカでの「帰国子女の評価」は日本のそれとは全然違います。教育面、その他において非常に前向きに受け入れられるのが特徴です。海外での教育経験を通してグローバルな感覚（知恵）を身に着けることは大変素晴らしいことだと称賛されます。いかにも自由の国、アメリカらしい考え方です。

それは、英語という言葉が広く世界で使用されていることに通じています。コスモポリタン（国際人）であれば、世界を見る機会が広がります。日本での帰国子女に対する一部のバッシングを耳にすると悲しくなります。グローバルな感性を身に着けていることも帰国子女の特徴であると言えます。

「A-levels」という言葉があります。イギリスからの帰国子女が日本の大学受験をする条件として提示されます。大学によって多少の違いはありますが、「帰国子女枠」を使って受験する場合、「A-levels」が必要になります。

A-levelsというのは、日本でいう高等学校卒業レベルの教育を受けたという証明のことです。イギリスで教育を受け、日本の大学を受験出来るかどうかの判断材料になります。これは、学齢期を過ごした国によって異なります。イギリスからの帰国子女が日本の大学を受験する場合、A-levelsにこだわりを持つのも特徴です。

今回は、帰国子女の特徴や性格あるあるについて紹介してきました。けれど、彼ら彼女らに一切の非はありません。すべては文化・風習の違いが原因になっているのです。

日本は島国です。他の国々と国境を接していません。「島国根性」というネガティブな意味で、世界から捉えられることもあります。それに対し、日本には「大陸的」というポジティブな言葉も存在します。他の国々と隣接している人々は大らかで、細かなことは気にしない印象があります。 けれど、ここで考えてみましょう。日本では、大陸での「大らかさ」は「無神経」と解釈されたりもします。逆に海外での評価、「日本人は優しく細やかな気配りが出来る」が「神経質」と思われることもあります。全ては言葉が持つニュアンスの問題です。 以上の理由から帰国子女は、羨望の目で見られる一方、ある種のバッシングも受けてしまいます。帰国子女になった理由は、父親の仕事が大きく関わっていることは否めません。自分の意志ではないのです。 帰国子女が置かれた立場を理解すること。そこに羨望も偏見も置いてはいけません。広く優しい気持ちで接すること。帰国子女はハーフタレントとごちゃ混ぜになってしまっている感も否めません。いずれにしても、大切なのは「理解し合う」ことです。