京都人の性格の特徴は本当？陰湿・いけず・プライドが高い

何も言わず冷たい眼差しをされたという人は、きっと意味が分からず不思議がった人もおられるでしょう。これは、京都人に限ったことではありませんが、其の時々の場面や場所に合わない事を相手（お客）がしたと、京都人が判断した時の仕草の特徴と受け止められた方が、無難です。

京都人は、仕事でもプライベートな付き合いでも、京都まできた人たちを「お客様」として扱います。そのお客に向かって、その場に合わない仕草をされても苦言を言っては失礼だと思い、言葉ではなく態度で表す京都人も現代では少ないとはいえ、そんな特徴的な態度をとる人もいます。

京都人の特徴として、本音を言わない時はどんな場合かと言えば、自己が本音を言えば、相手によりダメージを与える事が予想できると判断された時に、本音を言わずに遠まわしの言葉となるケースがあります。

しかし、現代では京都人の特徴と言うよりは、個人の性格による判断がそうすると考えた方が、スムーズだと割り切った方が良いでしょう。

関西において「ケチ」は二つの意味があります。それは、京都でも例外ではありません。一つ目のケチは、いわゆる「どケチ」です。何に対しても消費を抑え、時には必要な時でさえも消費を押さえ込もうとする行いです。これは、関西人でも嫌がる行動です。

二つめの「ケチ」は、合理性のある「もったいない」に基づくケチです。無駄に消費する行いは、他所から京都に来た人には「ケチ」に映ります。ちなみに、京都人を含める関西人は「ケチ」を美徳と考える人もいます。 特に京都人にとって、日頃の消費はいわゆる「どケチ」が多少あります。それは、本人はもちろん家族にも伝承されてきます。ただ、この事は、お客様が我が家に来た時に窮屈な環境となるのを避けたいという意味があり、経済面の「備え」も意味するケチぶりは特徴ともいえます。

京都人の特徴として、昔からの伝統や常識を大事にする傾向があります。もし、礼儀から外れた行いをした人には、冷たい態度をとりがちになる京都人もいます。

しかし、現代は全国からはもちろん、外国からも京都に来る人々がますます増えてきています。知らない京都の歴史や伝統をいかにして正確に分かりやすく伝えられるかを考えている京都人が、以前にも増して多いのも特徴だといえます。だから、わからない事は気軽に尋ねれば、気軽に応じてくれる雰囲気が京都にはあると言えます。

京都の街中には、有名な観光スポットとなった神社仏閣が多く点在しています。冠婚葬祭はもちろん、恋愛成就のお願いや、新生児の命名、逆に縁切りまであり、いろんな恋愛に関する場として何気なく各々の施設があるのが京都の特徴でもあります。

また、鴨川のほとりでは土日祝日ともなると、恋人たちが距離感を保って談笑している姿を見る事ができます。恋愛に対しても、コミュニケーションの場所には困らないということも京都の特徴といえるでしょう。

出典: つば甚 (金沢市) の口コミ20件 - トリップアドバイザー

テレビの全国放送の某番組で紹介された「京のぶぶ漬け」ですが、今はもうそんな習慣があった事さえ京都人は忘れていました。つまり、年配の京都人さえ、その言葉と意味は理解しても実際やった人すら知らないのが現状です。

「京のぶぶ漬け」は、家に来たお客さんだけれども、長い時間の滞在となり、家人が帰って欲しいとは言えず、逆に「ぶぶ漬け（＝お茶漬け）でもどうどすか」と言うと、相手がそれを察して、その家から去る合図だと受け止められていました。つまり、この「ぶぶ漬け」はいつまで待ってもお客に出されないと理解されてきました。 現在、京都人の風習にさえありません。「京のぶぶ漬け」はいわゆる死語となっています。

世界の富裕層にもっともよく読まれている、アメリカの旅行専門雑誌「トラベルトレジャー」は、毎年「ワールド・ベスト・アワード」という人気ランキングを発表しています。京都は2年連続の1位となり、世界的にも注目されている観光都市です。

いかがでしたでしょうか。京都の伝統や文化は奥深いと言われますが、観光にも生活にも京都は便利な所です。しかし、春、秋の季節の彩りに比べ、盆地ならではの夏冬の厳しさにも耐えていかなければならない京都人の事が、この記事で少し理解し、今後に役立っていだだける事を願うばかりです。