ちんちくりんの人の特徴・芸能人・体型の特徴|語源/方言
もう一つの「ずんぐりむっくり」は着丈と言うよりは、体型のことを指します。不思議の国のアリスに出てくる「ハンプティダンプティ」を想像するとわかりやすいでしょう。
ちんちくりんが使われている作品は?
森山佳代子氏が歌っている「じんじろげ」とという歌にも「ちんちくりん」が使われています。この歌は、変な歌詞で意味が解らない部分も多かったのですが、楽し気なメロディとサウンドで大ヒットしました。
他にも、宮本百合子氏の本にも使われています。当時から、ちんちくりんと言う言葉は小さい人の悪口と言うよりは、小さく小太りな人の陽気なさまを表していたのでしょう。手足ちんちくりんで頭ばっかり大きい。歩くに斯うやってアヒルのように歩く。・・・ 宮本百合子「一九二五年より一九二七年一月まで」
ちんちくりんの人の特徴は?
ちんちくりんのイメージは何となくつかめましたが、どのような特徴を持っている人を言うのでしょうか。ちんちくりんと言うと背が低いと言うイメージがありますが、最近では日本人の身長も伸びているので、背の高い人はあまり目立たなくなりました。
背が低い人は腰のくびれが低い位置にあるため寸胴に見えます。小柄で寸胴の人は幼児体型のように見え、全体のバランスが悪い印象を与えてしまうのが、ちんちくりんと言われる人の特徴と言えます。 また、ちんちくりんの人は少しぽっちゃりしているイメージがありますが、小柄で寸胴に見えると細い人も少しぽっちゃり体型に見えるからでしょう。他にもサイズの合わない服を着ている人は、同様の印象を与えます。逆に、体に合った服を着ていれば、小柄な人もちんちくりんに見えることは少なくなります。