チーマーの特徴・ファッションや髪型・チーマーの時代と現在
エンジニアブーツ
さらにチーマーのファッションスタイルで、注目したいアイテムは、エンジニアブーツです。エンジニアブーツには革ジャンをさらにびしっとしたイメージにしてくれる効果があります。
「RED WING(レッドウィング)」のエンジニアブーツは、かつてチーマーたちの定番と言っていいでしょう。チーマーの髪型
「チーマー」の間で一時期大流行したのはヘアバンドです。ヘアバンドなんて、それまで男性がするなんて想像だにしていなかったのですが、のころの髪型はロンゲ(長髪)がトレンドなので、髪をまとめるためにへアバンドが使用されることになります。
ゴムやピンでなくヘアバンドだった理由は、ゴムでまとめられるほど髪の毛が伸びきらない状態で、まとめるにはヘアバンドが一番有効だったためでしょう。チーマーな芸能人例
もとチーマーといえば、総合格闘家の高谷裕之さんなどがそうです。高谷裕之さんは、子供の頃から喧嘩に明け暮れていたというエピソードがあります。
パンチ中心のファイティングスタイルでとても名が知られています。そのファイティングスタイルから、「喧嘩番長」というあだ名があるほどです。チャラチャラとしたイメージは高谷裕之さんにはなく、ただ見た目怖いというのは、もとチーマーだった証しではないでしょうか。 高谷裕之さんの総合格闘技の世界に入るほどのあり余るエネルギーは、果たしてチーマー時代、どのように活かされていたのでしょうか。東幹久さん
東幹久さんといえば、なにか、爽やかなイケメンであり、コミカルでもあり、チーマーとは全然雰囲気が違うという感じがあります。
しかし、彼がチーマーだったという話しも、結構有名で、かなり真実みもあります。芸能人としてしぶとく生き残るということは、チーマー程度の、悪さと力強さが必要ともいえるのではないでしょうか。真木蔵人さん
俳優であり、プロサーファーでもある真木蔵人さんも、かつてチーマーと言われています。 最近、真木蔵人さんの姿をお見かけすることもなくなってしまいましたが、暴行事件で逮捕されたことが原因であり、真木蔵人さんには過去にもいろいろな事件があったみたいです。
チーマーは、やはり、そのような意味では犯罪とも決して無縁ではなく、真木蔵人さんもギリギリの場所で、その魅力を発揮していた人物です。坂口憲二さん
坂口憲二さんも、かつてチーマーだったという噂があります。東幹久さんと同じく、いまや落ち着いた雰囲気を放つ芸能人です。
しかし元世界王者のプロレスラーであり、柔道家の坂口征二がお父さんということもあり、彼も相当強いことは間違いなく、あり余る力をどこかで発揮しなければならないと感じていたのではないでしょうか。チーマーのいる場所
チーマーがいる場所は、渋谷と理解している人たちが多いです。しかし渋谷から段々と池袋に流れる傾向もあります。
渋谷
チーマーが渋谷に多いというのは事実です。 西武の公園通り、東急の道玄坂といった二大資本でコントロールされる渋谷の街ですが、メイン活動エリアとしたのはその狭間に位置する渋谷センター街あたりです。
池袋
渋谷が段々と池袋化しているという話しも最近聞くことがありますが、渋谷から池袋に流れるという現象は当然あるでしょう。やがてチーマーは、カラーギャングという名のもと、2000年代に渋谷や、池袋などでも抗争事件を起こすことになります。
「池袋ウェストゲートパーク」、「デュラララ!」、ゲーム「龍が如く」、漫画「サムライソルジャー」や、アニメなどのポップカルチャーにもその存在が登場します。チーマーの時代と現在
現在ではチーマーを、見かけることもありません。時代はどんどん移り変わっていきますが、こんな時代もあったと振り返るときも必ずあるでしょう。もう既に、チーマーにも懐かしささえ漂っています。
チーマーをテーマにした作品
なんで、日本においてチーマーのような存在が出没したのかといえば、このような映画の影響を大きく受けたのではないかと言われています。
映画
映画といえば、やはり「ウォリアーズ」と「アウトサイダー」です。「ウォリアーズ」は1979年に制作され、真夏のニューヨークが舞台の映画です。
ギャングチームの集会が行われているとき、リーダーが殺された事件がおこり、濡れ衣を着せられてしまったウォリアーズが、ギャングチームから逃走するストーリーです。 「アウトサイダー」では、貧困層の若者たちと富裕層の若者たちの争いがストーリーの内容です。このようなストリートギャングを扱う映画が原因で、チーマースタイルが誕生したと言われています。マンガ
チーマーを題材とするマンガには、サイコメトラーEIJIや、サムライソルジャー、TWO突風!、TOKIO トキオ BØYなどがあります。
ワルの魅力がある
いかがでしょうか。いつの時代でもワルの魅力は存在しいろいろなカタチで、チーマーのような存在が登場します。逆に言えば、そのようなワルな若者のいない時代には、ちょっと問題があるのではないでしょうか。それは気の抜けたいまなのではないでしょうか。