手の甲にキスする意味と方法・心理｜作法/挨拶/遊び/彼氏

ただし、恋人関係の相手ではない、特別な感情がない相手からされた場合には注意が必要です。相手を不安にさせない心遣いは大切ですが、勘違いされて困る相手には喜びを表すより、颯爽とした態度でいることが大切です。

日本人で、挨拶として手の甲にキスする事はほとんどといっていい程ありません。そんな日本人の彼氏から手の甲にキスされた時には、どのような心理が込められているのかご紹介していきます。

ひとつめは、手をつないだ時など彼女の事が好きな気持ちが溢れ出た場合です。男性と女性とは手のサイズが違いますし、大好きな彼女の手ですから、自分より小さく可愛い手を握って好きな気持ちがあふれ出てしまい、手の甲にキスをし、好きの気持ちを表しています。

ふたつめは、彼女の事が好きな気持ちが抑えられなくてキスをしたいけれど、口にするのは恥ずかしい気持ちがあり、顔から遠い手の甲にしている場合があります。または彼女を照れさせ恥ずかしくさせたい気持ちからしている場合です。どちらにせよ、恥ずかしがっている様子は初々しくて微笑ましいです。

みっつめは、彼女を好き過ぎるゆえに、落ち着かせるため口もとを隠す心理が働いている事もあります。手の甲にキスする以外にも、彼氏口もとを隠しているようならば緊張している証拠。緊張感が強いとこちらまでも緊張してしまいそうですが、恋愛に不慣れな彼ならキスしてくれた彼に笑顔を見せ、安心させてあげましょう。

よっつめは、彼女に良いところを見せたい、カッコイイと思われ言われたいといった気持ちから、手の甲にキスをする男性もいます。また、ナルシスト気質な彼ならば、彼女にカッコイイと思われたい気持ちよりも自身でカッコイイと思いしている事もあります。

手の甲にキスしてきた彼の事をカッコイイと思い、もっと好きな気持ちが増えるならば良いのですが、自分自身のカッコよさに酔いたいがために彼女の手にキスをしてくる男性には今後の付き合いにも影響がありますので、ナルシストな男性からされた場合は充分に気をつけましょう。

手の甲にキスは男性から女性にするイメージが強いですが、もちろん大好きな彼氏に女性からするのもアリです。あまりイメージがないからこそ、された彼氏は驚いたりするでしょうが、彼女から好かれているという気持ちが充分に伝わりますし、ぜひ女性からも手の甲にキスをして彼氏をドキッとときめかせてみてください。

もちろん、キスしてもいいのは特別な相手にだけですが、付き合う前の状態だったり、片思いの相手にするのはタブーです。両思いになり付き合ってから、さらにスキンシップに慣れてきた頃にするのをおすすめします。男性側からすれば女性から手の甲にキスをされるのはもっと慣れていない行動であり、特別な行動だからこそ、好きな相手に引かれないよう注意しましょう。

海外の人から手の甲にキスをされた時にはどういう意味が込められているのでしょうか。また、海外から学ぶ主流なキスについてご紹介していきます。

アメリカの挨拶ではハグが主流であり、アメリカの方が手の甲にキスをするというイメージはあまりないのではないでしょうか。挨拶として手の甲にキスをすることはなく、さらにアメリカでは日本のように「告白する」という概念があまりありません。それゆえに、もしされたならば好意が込められた行動といえるでしょう。

イタリアでは頬でキスの音を立てるという挨拶があり、親しい相手には挨拶なので男性同士でもします。片頬だけではなく両頬に「チュッ」という音がはっきりとわかるくらい、計2回キスをするのが主流です。またこちらも音だけで手の甲へのキスと同じように直接はしないのですが、より親しい相手には本当に直接唇を頬に当ててしています。

それなので、頬ではなくあえて手の甲へのキスをしてくるということは、手の甲のキスへ込められた「尊敬」の意か、もしくは好意が込められた行動といえます。