口吸いの意味・現代のキスとはどう違うのか・真田丸の口吸いとは

言葉の意味
元旦の船の上で手元にある押鮎の口に、自らの唇を重ねている様子を書いた物です。口と口を重ねる行為がこのころにはあったことがわかります。そして、口を重ねる場合、相手をおもって行っていました。

室町時代の口吸い

室町時代の文学の短編物語「御伽草子」は諸説があり、「浦島太郎」の竜宮城には、女性のみがいた所で、乙姫たちの夜の伽をさせらていたという物です。

室町時代の遊行女婦と呼ばれていた遊女たちは、カラダを売るだけでなく芸などを披露して見世物をしていました。風紀の面から禁止され、のちに野郎歌舞伎と呼ばれる男性だけの歌舞伎へと変化を遂げます。手練手管の遊女が現れ、世間に浸透していった時代です。

江戸時代の口吸い

天下泰平となり、江戸時代になると庶民に安寧の時が訪れました。その中での特色として庄司甚右衛門が当時江戸の外れに開いた遊郭の吉原があります。遊郭にいる女郎がお客を喜ばせる一つの技として「口吸い」もありました。

吉原などの遊郭や岡場所で働く遊女の中には、性交渉をすることが仕事ではありますが、口吸いは本当に好きな男性客としかしないという人もいたといわれています。
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