「背徳的」の意味と使い方・反対語・例・背徳的なことをする心理

平和な生活、波風の立たない平凡な毎日を退屈に感じる人は、刺激を求めてあえて背徳的なことをしようとする場合があります。

このようなタイプの人は、自分の日常生活にあまり価値を見出しておらず、常に新しいことや面白いことを求めています。それが道徳的に歓迎される方向へ向けば何も心配はいりませんが、背徳的な方向へ進んでしまったときに、貪欲に快楽を求めてしまうこともあります。 浮気や道ならぬ恋を日常生活を潤すスパイスのように利用するしたたかさがありあがら、元々の生活が盤石であることを疑わない無垢で愚かしい一面もあるでしょう。

普段人から優等生として扱われている人の中には、常に「いい子」として振る舞っている自分自身に嫌気がさしていたり、「いい子」で居続けることにプレッシャーを感じていたりする人がいます。そのような人だからこそ、「いい子」という殻を脱ぎ捨てるために進んで背徳的な行為に手を染める場合があります。

このようなタイプは、背徳的な恋愛に夢中になったり未成年ながら煙草を吸ってみたりなど、あえて「悪いこと」をすることで、息苦しさを感じている自分から別の自分へとシフトチェンジを図ります。そうして裏での背徳的な行為に満足すると、再び日常生活に戻った後に周囲から望まれるままの「いい子」になりきります。 このように、普段とは別の自分になりたいという願望や、息苦しい日常生活の合間の息抜きのような感覚で背徳的なことに手を出す人もいます。

「背徳的」とは、道徳に反することや人の道に背くようなありさまを意味することを紹介しました。浮気や道ならぬ恋など、他人の人生を狂わせる可能性がある背徳的行為はおすすめできませんが、普段真面目にやっている分、人知れずこっそり休憩をしたり休日の昼からお酒を飲んだりするような背徳的行為であれば、いい息抜きになるのではないでしょうか。

背徳的なことの裏には逃れられない責任があることを自覚しながら、人に迷惑をかけないように、いざというときは自分で蒔いた種は自分で刈り取る覚悟をもちましょう。