【男性・女性】刑務所生活の実態・楽なのか・生活費の金額

社会問題

刑務所の生活は厳しくない

そのような話しを聞けば、死刑はマズいけど、刑務所の生活なら、ケースバイケース入ってもいいかなと思っている人たちが増えてしまったとしても納得することができます。

正直に言えば、刑務所の生活は、滅茶苦茶厳しいという訳ではありません。しかし、奪われるのは「自由」です。そんなものは要らないという受刑者がいれば、刑務所の生活が何の罰の威力を発揮してない可能性もあります。

刑務所での生活の生活費金額と捻出先

【男性・女性】刑務所生活の実態・楽なのか・生活費の金額

刑務所で生活をしている受刑者たちは、一体どの程度のお金を出費しているのでしょうか。最近では、かなりリッチな、これはビジネスホテルかと間違えるほどの刑務所があると言います。

こんな刑務所の生活を提供してしまっては、やはり受刑者たちは居心地が良くて出なくてもいいと思ってしまうでしょう。

美祢社会復帰促進センター

1300人(女800人、男500人)収容のハイテク刑務所は「美祢社会復帰促進センター」と言われ、もう既に、名前も刑務所でなくなってしまっています。

しかし、ハイテク刑務所「美祢社会復帰促進センター」も刑務所であり、中で生活をしてたいる受刑者たちは、1300人(女800人、男500人)あたりです。 ここでは再犯は入り口で防ぐのが最も効果的というもっともらしいコンセプトのもと、優良な初犯のみが収監されるということです。 現在、受刑者一人あたりにかかる年間経費は270万円と言われていますが、ここでは、810万円と言われています。

刑務所の生活はお金がかかる

810万円という額に驚かされる一方では、普通の刑務所の生活において、受刑者一人あたりにかかる年間経費が270万円ということにも驚きがあります。

270万円という額は、まさに、シャバの人たちのちょっと節約している程度の生活水準の額です。刑務所の生活では、受刑者たちに、この程度のお金をかけて、再び社会復帰させようという計画をたてています。 本当に、それほど犯罪者にする必要があるのかと思っている、シャバで極貧生活をしている人たちがいるのは間違いありません。

刑務所の生活費用はどこから?

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さて、刑務所の生活の費用をどこから捻出しなければならないかといえば、税金です。 そのことを考えると、死刑が確定して、刑を実際に執行していないとすれば、長期的に服役している死刑囚に対しても、私達は、莫大な税金を支払いしていることになります。

本当に、気付かされると、決して許されない問題です。国に税金を納めて、いいことに利用されていると信じている分にはいいですが、税金というものは深く追求すれば腹のたつことがとかく多いです。 被害者たちには、これほどまでにお金を刑務所の生活にかける実態をどのように説明することができるのでしょうか。だからこそ、刑務所の生活では、厳しい強制労働がさせられているかといえば、それも違います。

刑務所の生活

労働という概念 とにかく懲役という罪の場合、労働が存在している訳ですから、受刑者たちを遊ばせおく手はありません。とにかく、ただ、仕方なく労働をさせるということではなく、現実経済とマッチングした労働に従事させるべきです。

なか理想を言えばキリがないですが、宅配便などの配達を管理して、労働させることができれば、社会はもっとスムーズに流れていく可能性があります。まだまだ、受刑者たちに社会復帰のため労働させるという視点だけにたって、どういう労働かということは、商業経済的には、熟考されていない可能性があります。

刑務所からの出所後の生活

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刑務所の生活を過ごし、再び刑務所の生活に戻って来てしまうようなら、刑務所の生活は全く意味を持っていないということができます。しかし、実際には、シャバに出て、社会復帰しようと思うものの社会が寛容に受刑者たちを受け止めてくれない厳しい現実があり、外で遭遇することになります。

出所の問題

刑務所の生活、そして受刑者たちの出所の問題など続けて考えていかなければなりません。満期まで刑期を勤めた人たちの方が、仮釈放になった人より、再犯率が高いことにも私達は注目する必要があります。

満期出所者は50%以上も犯罪率を抱えているという驚くべき数字を抱えています。

分刻みのスケジュールが厳密に決まっている

その理由をいろいろと考えることができます。 刑務所の生活は、ルールがあらかじめ存在して、ルールにのれば、あっという間に1日が終わるそうです。

刑務所の生活をしている人たちは、今日を無事に過ごせればいいと考える傾向がどんどん高まって来ます。 そして、刑務所の生活は、つらい体験ももちろんあるとしても、振り返れば、全部が懐かしい記憶になるといいます。 このようなことが、受刑者たちの更生に対してはネックになってしまうことになるでしょう。

最初の5年くらいは更生の意欲を持っている

シャバに出た人たちは、最初の5年くらいは更生の意欲を持っていると言いますので、仮出所の再犯率が低いのは、完全に更生する意欲をまだ持っている時だからということができます。

しかし5~10年経つと、その生活に流されている自分自身を感じると言います。生活に流されている自分自身というのは、その時間は、自分自身でどうにでもなる、刑務所の生活では体験しない時間の流れです。

刑務所の生活の時間の流れとの違い

刑務所の生活にはルールが存在し、自分自身たちがルールを破ることができないから、自分自身の欲求はあきらめて、許される範囲で幸せを見つけようとします。

しかし、それと比較してシャバの自由の時間は、どうにかできるものと、いろいろ欲求が膨らむものの、自分の言いなりになってくれない時間です。生活に流されているとどんどん、あの頃の時間の方が全然幸せという気持ちになってしまうと言います。

仮出所の違い

仮出所の違いは、保護司らからアパートや携帯電話の契約、切符の買い方、履歴書の書き方と言った社会的基礎を教わる機会があるものの、満期で出所となれば、そのような人間関係の関わりもほとんどしくなり、受刑者たちは本当の意味で自由になるのですが、まるで糸の切れたタコのような感じです。

受刑者たちは、満期で出所して、潜在的に自分は刑務所から見放されてしまったとも感じている可能性があります。

居住

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問題は、受刑者たちが社会復帰できるメカニズムが成り立っているかです。刑務所の生活が居心地がいいと思うほど、社会復帰の道は遠のいてしまうでしょう。

シャバから見れば、厳しい生活に見えるでしょうけど、とにかく刑務所の生活は、習慣によって慣れてしまう傾向が高くあります。 出所者たちの中には、帰住先が確保できないまま出所してしまうことで、再犯率が高くなる可能性があり、生活の基盤である住居の確保はとても大事な問題です。

住居の確保のための施策

行き場のない出所者たちをどうすればいいかという問題において、現在、国の委託を受けて収容保護し、社会に適応させるための生活指導なども実際にはおこなわれています。しかしなお行き場のない出所者たちの問題が解消された訳ではありません。

まずは、法務省では、更生保護施設の受け入れ機能を強化することが大事なことと捉えています。
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