内引きをするタイミング・警察に言うのか・対策方法|時効

社会問題

内引きをするタイミング・対策方法

一般的に内引きとは、店舗おいて営業時間中などに販売目的で陳列されている商品を、従業員が無断で持ち帰る行為の事を指しますが、従業員による不正行為や、レジ準備金など金銭の着服なども含まれて指す場合もあります。

店舗をマネジメントする側としては、商品ロスや収支などの数字にも関わって来る重大な問題であり、対策したい問題のうちのひとつです。この記事では、内引きをするタイミングや対策方法、あるいは内引きの犯罪としての重さなどについて解説します。

内引きをする人の心理

必ずしもすべての店舗がそうではありませんが、責任者がいい加減で管理体制が杜撰な場合、「あの人もやってるから」とか「時給が少ないんだからこれくらい貰っても」といった心理状態から、内引きに走るという人は少なくありません。

また、悪いことをしているという意識がありながらも「周りの人もやっているから」と、内引きをやっても許されるような環境が、内引きに対する犯罪意識を軽減化させ、ひどい場合ですと、「わかっているけどやめられない」心理状態へと陥れる傾向なども伺えます。

内引きをするタイミング

来店客が従業員の目を盗み行う万引きと違い、内引きは営業時間内の店舗のみならず、営業時間外であったり、あるいはバックヤードなど店舗の売り場外でも起こる可能性があります。この項では、実際にどのようなタイミングで内引きの起こる可能性が高いのかについて解説します。

廃棄など商品ロスを発生させる時

多くのスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでは、期限切れの弁当は廃棄する決まりとなっていますが、そのような決まりがありながら、廃棄されるはずの期限切れの弁当を持ち帰るという行為が内引きに該当します。

また、仕入れた商品の中に不良品があった場合、本来返品すべきところを、取引先から現地での廃棄の依頼があったことを受け、廃棄すべき商品を持ち帰った場合なども内引きに該当すると考えられます。 帳簿上は商品ロスが計上されるため、そのような意識が薄く、日本人特有の「勿体ない精神」から派生する考え方が、そのような行為を生み出している傾向が伺えます。

アイドルタイム

多くの店舗は、来客が多く忙しい時間帯と、来客もまばらで従業員も割と手すきになりやすい時間帯とがあります。来客の多い時間は従業員も接客など忙しく、内引きなど考える余裕もありませんが、来客もなく手すきとなっている、いわゆる「アイドルタイム」と呼ばれるような時間帯は、内引きの発生する可能性も高くなります。

アイドルタイムであっても、店長などの責任者がいれば、内引きの発生するリスクも抑えられますが、責任者不在で店が閑散となっている状況は、内引きをする人にとっては絶好のタイミングと言ってもよいでしょう。特に防犯カメラなどのセキュリティシステムが不十分な場合には注意が必要です。
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