40代のダイエットの効果・結果とは?
40代と言えば、まさに仕事に家庭にと大忙しな世代です。日々慌ただしく過ぎていく中で、若い頃ほど運動しなくなり、食事もついつい食べすぎてしまう、という事になっていないでしょうか。会社や地域で受けた健康診断の結果を見て「いつの間にこんなに太ってしまったんだ」とショックを受けるのも40代に多くみられます。
しかしながら、ダイエットをするにも忙しくて出来ることがない、挑戦はするけど毎回失敗する、そんな方も多くいらっしゃると思います。今回は、そんな40代のダイエットの効果と結果をご紹介いたします。男性・女性別40代のダイエットの方法・やり方
食事:男性編
40代の男性におすすめの食事ダイエット方法は、「しっかり朝食を食べる」です。厚生労働省の平成27年「国民健康・栄養調査」の結果によると、
朝食の欠食率は、男性 14.3%、女性 10.1%であり、年齢階級別にみると、男性は 30 歳代、女性は 20 歳代で最も高く、それぞれ 25.6%、25.3%である。
女性よりも男性のほうが朝食の欠食率が高いことが分かっています。また、40代の男性でも23.8%、40代の女性でも13.7%と、40代の方々も朝食を食べていない方が一定数いることが分かっています。
ダイエットと言えば食事制限、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そのような方々には、朝食を食べて痩せる、という事に違和感を覚えるかもしれませんが、一般的に朝食をしっかりと食べている人のほうが、食べていない人よりも1日の全体の摂取エネルギーが適切に保たれるため肥満が少ないと言われているのです。 つまり、朝にしっかりと食事をとることで、間食でのチョコレートやクッキーなどのお菓子類が減ったり、昼や夜のドカ食いが減ることで、全体の摂取エネルギー量が少なくなるのです。 男性、特に30代から40代の働き盛りの世代で朝食を食べない人が多いというのは、恐らく朝早くから夜遅くまで仕事で忙しく、朝食を食べる時間も惜しいという背景があるかもしれません。理想的な朝食は、主食・主菜・副菜がそろった食事ですが、忙しい朝にそのような食事を準備して食べるという時間をとるのは難しいでしょう。 そのような場合には、まずはパン1枚、ご飯1杯からでも構いませんので、何か少しでも口に入れてから活動を開始するようにしましょう。可能であれば、パンに卵を乗せて目玉焼きトーストにする、ご飯とお味噌汁に加えて少しのフルーツ等、少しずつ食材を増やして主食・主菜・副菜がそろったバランスの良いものに近づけていきましょう。食事 女性編
40代の女性、とくに甘いお菓子が大好きな方にお勧めなのが「置き換えダイエット」です。置き換えダイエットとは、「昼食をスムージーに変える」「夜をスープと野菜だけにする」といった食事を丸ごと置き換えるものもありますが、今回ご紹介するのはもっと身近にできる「食品の置き換えダイエット」です。
たとえば、夏に毎日アイスクリームを食べている方でも、アイスクリームを食べることを辞めずにダイエットすることが出来ます。アイスクリームのパッケージに注目してください。「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」と、アイスの種類によって表記が違います。 実は、これは含まれている脂質の量によって決まっており、「アイスクリーム」が一番脂質が多く、「氷菓」には脂質はほとんど含まれていません。 つまり、いつも「アイスクリーム」や「アイスミルク」と表記されているアイスを食べていた方が、アイスを食べることは辞めずに、「氷菓」に変えるだけで200kcal以上のカロリーを減らすことができます。 他の食品でも同じで、プリンやシュークリームをゼリー(しかも低カロリーゼリーなら、なお効果は高い)に変えるだけ、脂身の多いバラ肉をロース肉に変えるだけ、牛乳を低脂肪に変えるだけ、たったそんなことで摂取エネルギーを減らすことができます。 カロリーについては、詳しくは後の項目でご紹介します。筋トレ:男性編
ダイエットの方法のひとつとして、筋肉を味方につけることも重要です。ただ座っている時でさえ、体の中ではいろんな筋肉が緊張・弛緩し、身体のなかのエネルギーを消費しながら、体のバランスを保つために働いています。
それだけでなく、筋肉には、身体が筋肉を使う時に使用するエネルギーを蓄える力があるので、筋トレをして筋肉をつけることは、「消費エネルギーを上げる」「余分なエネルギーを溜める(脂肪にならない)」効果があり、ダイエットの「リバウンド」を予防してくれます。 今まで殆ど運動をしていないという男性にオススメの筋トレは、家庭で簡単にできる腹筋・腕立て伏せ・スクワットです。それぞれまずは10回ずつ、1週間つづけば10回×2、1か月続けば10回×3と、最初からやりすぎずに少しずつステップアップしていきましょう。 ジム通いが習慣になっているような方は別ですが、ダイエットのためにこれから筋肉をつけようと考えている方は、毎日続けられるくらいの「楽過ぎず、きつすきず」のちょうど良い回数を探りながら、やってみましょう。 また、回数をこなせるようになれば腹筋の日、腕立ての日、スクワットの日、と日ごとに使う筋肉を変えてみるとより効果的です。なぜなら、筋肉は使うことで崩壊し(筋肉痛)、それが回復したときにより強く大きな筋肉へと成長するため、回復させるための日(使った筋肉を休ませる日)が必要だからです。筋トレ:女性編
40女性の場合は、男性よりも筋肉量が少ないため、腹筋・腕立て・スクワットをきつすぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。また、若い頃ほど運動をしなくなり、運動不足気味の方も多いのではないでしょうか。そのような場合、まずはただ筋肉を鍛えるというよりも、美容を意識したものがオススメです。
例えばおしりをキュっと引き締めるようなヒップアップのエクササイズや、決められた姿勢を維持する簡単な体幹トレーニング、バランスボールを使用したものやヨガなどです。 楽しみながら引き締まった綺麗な体を目指し、結果的に筋力アップにつながるようなものだと、あまり運動をしていなかった女性でも比較的楽に続けられます。 40代は身体の加齢が始まり、何もしなければ筋力も衰える一方です。まずは筋トレから初めて、健康的な体を手に入れましょう。運動編
ダイエットのための運動でおすすめなのは、有酸素運動です。有酸素運動には、ウォーキングやジョギング、水泳などがあります。体をゆっくりと長時間動かし続けるものが有酸素運動にあたります。
なぜダイエットに有酸素運動が効果的かというと、運動の過程で体の中に蓄えられたあらゆるエネルギー(脂肪など)を使うことで、結果として体の脂肪が減るからです。有酸素運動は、40代の男女ともに、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳、エアロビクスなどの中から、自分が「取り組みやすい」と思ったものから始めるのが一番効果的です。
運動というのは、今まで全くしていなかった方、とくに日々忙しい40代の方にとっては、なかなか日常生活の中に取り入れにくく、始めてもいつの間にか辞めてしまっている、という事が良く起こります。