馬油の使い方|クリーム/オイル/顔/髪/シミ/体など

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馬油の使い方|クリーム/オイル/顔/髪/シミ/体など

無添加の馬油は常温でも大変やわらかく、暑い季節は液状になってしまいます。ホームケアで使うには問題ありませんが、ハンドクリームやリップクリーム代わりに携帯するには形状が不安定なのがネックです。

そこで、馬油にミツロウを添加して形状を安定させたものを「馬油クリーム」と称していることが多いです。使い方は、他形状の馬油とそれほど変わりはありませんが、ミツロウで固めているため無添加馬油ほど伸びが良くありません。部分使いに適しています。 販売店や製造元によっては、無添加の固形状の馬油の状態もクリームと呼んでいたり、液状でなければクリームという扱いが主です。また、一般的な白いクリームを「馬油クリーム」と称しているものは、化粧品原料や基材として馬油が配合されているクリームのことで、馬油そのものは白いフワフワしたクリーム状にはなりませんので「馬油クリーム」をお求めの際は成分を確認しましょう。

馬油の使い方

馬油は肌荒れや乾燥が気になる箇所に塗布する使い方をするだけでも効果的ですが、毎日のスキンケアに取り入れる場合はより肌に効果がある使い方があります。顔や体などケアしたい箇所別に、馬油の使い方をご紹介していきます。

お手入れの順番

馬油は保湿目的で使われることが多いので、顔に使う場合は洗顔後に化粧水で肌を整えた後に塗る方が多いでしょう。しかし、馬油には高い浸透力があるため、最適な使い方は洗顔後、化粧水をつける前に塗る方法です。いわゆる導入美容液と同様の作用があります。

また入浴直前に顔に塗り、湯舟にゆっくり浸かってから洗顔を行うと、馬油の浸透力と浴室のスチーム効果の助けもあって肌がしっとりするのでお勧めです。スキンケアとしての馬油の使い方は、化粧水より先と覚えておきましょう。

顔への使い方

前述のとおり、顔への使い方は洗顔後、化粧水の前に塗ることがポイントです。化粧水より前に馬油を塗ることにより、化粧水の成分の浸透を深める働きがあります。馬油を塗った後、2~3分ほど時間をおいて、馬油が肌に馴染んだのを確認してから化粧水を塗りましょう。一般的な保湿クリームと比べると伸びが良いので、耳かき程度の量で顔全体に使用できます。

乾燥や肌荒れが気になる方は、夜寝る前にパール粒ほどの量を気になる箇所中心に伸ばして塗るのもお勧めです。馬油は浸透が早く肌なじみも良いですが、油分なので多めに塗るとべたつきます。使い方のポイントとして、実際に塗ってみて余分なべたつきを感じた際は、ティッシュで軽く押さえるように拭き取りましょう。

化粧水はいらない?

実は馬油の最もお勧めの使い方は「洗顔後は馬油のみ」という方法です。馬油そのものが保水・保湿効果に優れているためですが、浸透力が高く肌に良い成分はもちろんですが肌に良くない成分も吸収しやすいと言われており、馬油以外のスキンケアはしないほうが良いという見解もあるためです。

そのため「馬油の後はミネラルウォーターや温泉水のスプレーのみにしている」という声もあります。 しかし、それまで普通に化粧水と乳液でスキンケアを行っていたのをいきなり馬油のみに変えてしまうと「肌が突っ張る」「クリームのつもりで使ってしまいベタベタがひどい」などのトラブルにもつながります。最初は無理せず、普段のお手入れに馬油を追加する使い方がお勧めです。
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