新生児が泣き止まないで寝ない理由・原因
新生児の頃は泣くのが仕事とよく聞きますが、実際に赤ちゃんが泣き止まないと不安です。何故泣き止まないのか疑問に思うママも多いでしょう。今回は、新生児が泣き止まず、眠らない理由・原因、泣き止まない時に抱っこやミルク、おしゃぶりは効果があるのか等をご紹介します。
退院後
病院では寝てくれていたのに、退院して帰ってきたら母乳をあげても、抱っこしても、オムツを変えても泣き止まないという経験が誰しもあるのではないでしょうか。
退院後泣き止まない原因として、一番大きいのは環境の変化です。産院と自宅では、見える景色や感じる匂い、周囲の音も異なります。寝ているベッドも産院のものとは違うのでびっくりして、不安になり、泣き止まない新生児が多いです。 新生児は環境の変化に非常に敏感なものです。どうしても退院後泣き止まない場合は、布団やおくるみで巻いてあげると、ママのお腹の中を思い出して安心する新生児も多いですので試してみて下さい。夜
新生児の「夜泣き」が辛いと感じるママもいるでしょう。しかし正式には、新生児が夜泣き止まない事を「夜泣き」とは言いません。「夜泣き」に定義はありませんが、一般的には何も理由なく、夜泣き止まない現象を「夜泣き」と言います。新生児は、生理的な欲求で泣き止まない事が殆どなので「夜泣き」には該当しないのです。
新生児の時期には、まだ生活リズムが整っていません。夜だから泣き止まないのではなく、朝と夜の区別がつかず、自分のペースで泣いているだけです。何ヶ月か経て「昼は起きて、夜は寝る」という事を覚えていくのです。 新生児が、生活リズムを身につけていくためにも、朝は決めた時間に起こして日光を浴びさせる、夜は早めに電気を消す等の工夫をしましょう。新生児のうちから昼と夜の区別を教えてあげると、今後成長した時、夜泣きの頻度が減少します。1ヶ月
産後の1ヶ月が一番辛い時期だと思うママも少なくありません。母乳は2~3時間おきにあげないといけない、オムツも頻繁に替えないといけない、泣き止まない時は抱っこやあやしたりしないといけないから眠れない。酷い時にはママも精神的に落ち込んでしまう時期です。新生児が泣き止まない原因は何でしょうか。
新生児が泣き止まない原因
・お腹がすいている 母乳は消化が早く、すぐにお腹がすいてしまいます。新生児の場合はまだ上手く飲めないので、ママは母乳をあげたつもりでも十分に摂取出来ていなかった可能性もあります。3時間にこだわらず、お腹が空いていそうなら母乳をあげましょう。
・オムツが濡れていて気持ち悪い オムツの中におしっこやうんちがあると湿気がたまってしまいます。新生児の肌はデリケートなので、湿気がたまると痒くなり、不快に思う事で泣き止まない時があります。オムツが汚れたら早めに替えてあげましょう。
・眠いのに眠れない 生活リズムも不安定で、眠たいのに寝ることの出来ない不快感で泣き止まない時があります。母乳を飲んだ後だと、げっぷが上手くだせず、気持ち悪く眠れないので泣き止まない場合もあります。静かな環境に変えてあげたり、げっぷやガスを出して不快感を取り除いてあげましょう。
・室温が暑すぎる、寒すぎる 新生児は体温調節機能が不十分です。室温が少し暑いだけでも、新生児にとっては汗をかくくらい暑い場合もあります。背中に汗をかくと不快感から泣き止まない事があります。新生児が汗ばんでいたら薄着にしてあげる等の工夫をしましょう。
新生児が泣き止まない時に放置・ほっとくのは虐待になるの?
ママが授乳や睡眠不足で参っている時に、新生児が何をしても泣き止まない時、ママは、多大なるストレスを受けます。新生児を泣きやませる努力をする事も辛く、ほっときたいと思う時もあるでしょう。新生児が泣き止まない時に放置をした場合は、虐待になってしまうのでしょうか。
泣き止まない場合でも、家事やトイレ等短時間の放置であれば、何も問題はありません。一人で寝るための練習の為に、敢えて泣かせておく事も虐待にはなりません。 新生児の心身の成長に影響する位、長時間の無視・放置を繰り返し行うとネグレクト(育児放棄)と判断され、虐待に該当します。 空腹感や排泄後の不快感の影響で、新生児が泣き止まないにも関わらず、親が育児放棄をして長時間放置すれば、新生児は「泣いても意味がない」と諦め、サイレントベビーになる可能性があります。