毒親育ちの人の特徴・性格
「毒親」という言葉をご存知でしょうか。「どくおや」と読むこの単語は、日本では2013年頃から使われ始めました。元々は、アメリカの精神学者により書かれた「毒になる親」という本から生まれた俗語です。
毒親 どくおや 子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を指す俗語。
まだまだこの言葉に馴染みのない方もいらっしゃるでしょう。というのも幸せな家庭で育った人には、そもそも子供に悪意を向ける親がいるということ自体が信じられないからです。そしてその意識の違いが、時に毒親被害者をさらに傷つける事も少なくありません。
毒親とはどういうものなのかをご説明しながら、毒親育ちの人の特徴や悩みについて寄り添い、紹介していきます。親からのいじめ
毒親というと、子供に対して分け隔てなく酷い態度をとると思われますが、兄弟姉妹のうち片方を贔屓し片方に酷い仕打ちを繰り返す、というタイプの毒親も存在します。どちらかを愛玩用、どちらかを労働力や金銭の搾取用と捉えている特徴があります。
虐げられて育った毒親育ちの方は、自己肯定感が低く自分に自信がないのが特徴です。そのため家庭以外の対人関係でも上手く関係を築けずに、最悪の場合、学校でもクラスメイトからのいじめ被害にあってしまう事もあります。親からのモラハラ
モラハラとは、モラルによる精神的な暴力のことです。肉体的な暴力を振るう毒親もいますが、モラハラタイプは精神的に追い詰めます。直接口で攻撃しなくても、大きな物音を立てる、わざとらしくため息をつくこともモラハラの特徴です。
モラハラを受けた毒親育ちの人は、人の顔色をうかがうようになり、無理して良い人間を演じようとするようになる場合もあります。そのため周りからは評判もよく人気者ですが、内面は非常に悲観的なのも特徴です。