【ケース別】二日酔いの防止方法３つ｜食べ物・飲み物

体内で吸収される成分の中で１番時間がかかる「脂肪分」をアルコールを飲む前や飲んでいる最中に体内に入れることで、アルコールの吸収も一緒に遅らせる作用があります。アルコールの吸収を遅らせることで、アルコール分解を担う肝臓への負担を軽減できるため二日酔いを防止できます。

脂肪分を摂取しやすい食べ物でおすすめなのは

・ナッツ類 ・ヨーグルト ・サワークリーム、オリーブオイル

などです。サラダやマリネにドレッシングとして使用されている料理も多いので、お酒を飲む前に食べておけば二日酔いが防止できます。しかし、揚げ物などの脂肪分は肝臓への負担が大きく、アルコール分解の妨げをしてしまうので逆効果です。同じ脂肪分でも植物性の脂肪分を摂るようにしましょう。

お酒を頼むと「お通し」などで出てくることが多いキャベツは、アルコールの分解を促す成分が多く含まれています。飲んだお酒を分解していくことは、二日酔い防止には必須条件です。キャベツは同時に胃の粘膜を保護する働きもあるので、胃腸への負担も軽減できます。

その他には

・ブロッコリー ・玄米 ・ゴマ

などがあります。ブロッコリーにはビタミンが多く含まれているので、飲み会の多い年末年始などは風邪予防にも効果的です。

飲み会が始まる時間というのは夕飯時が多く、お腹が空いている状態でお酒を飲むことも多いです。しかし、空腹状態でアルコールを体内に入れてしまえば、どんな二日酔い防止策を講じていても効果が半減します。

厳密なことを言えば、最初の一杯の一口目の前に防止策を実践することがベストですが、状況的に難しいこともあります。その場合には乾杯の後一口だけ飲んで、きちんと食事をとりましょう。 その時に最初から主食を頼むのは気が引けるという方は、おつまみになるメニューに使われている食材に注目してみましょう。キャベツなどの二日酔い防止策食材を使ったメニューは種類が多く、提供までの時間も短いのでおすすめです。

飲酒前に飲んでおきたい飲み物をご紹介します。

お酒を飲む前に牛乳を飲むのは「胃の保護をするため」と言われがちですが、実は違います。前述したとおり、脂肪分にはアルコールの吸収を抑える作用があります。そのため、脂肪分以外の成分バランスも良い牛乳は二日酔い防止策としてはとても有効な飲み物です。

アルコールを摂取することで、体内の水分量を調節するホルモンが乱れます。そのため、本来体に必要な水分も排出してしまいます。そうなると知らないうちに脱水状態になり、体内のアルコール血中濃度も高くなるため、二日酔いにもなりやすいです。

それを防止するのが「ソフトドリンク」です。飲酒前に限らず、お酒を飲んでいる最中にもノンアルコールの飲み物を飲むことで体内にある分解される前のアルコールを薄めることができ、肝臓への負担を減らすことができます。