ゆとり社員とは
ゆとり社員とは、一般的に小中学校でゆとり教育を受けた世代の社員で、1987年4月2日から2004年4月1日生まれの人のことをいいます。ゆとり教育とは、「知識をたくさん覚えよう」という教育を辞めて、「個性を大切にしよう」「自分で考える力をつけよう」という考えで始められました。
しかし、ゆとり世代よりも上の世代の方からみると、勉強する量が減ることで、甘やかされて育てられた世代という印象を持っている人も多いのが現状です。社会にでると、上の世代の方からは理解できない行動を取ることから、ゆとり社員は使えないと言われることがあります。ゆとり社員の特徴
ゆとり社員と一言で言っても、当然ですが、人によって性格も能力も様々です。しかし、一般的に「これだからゆとり社員は使えない」と言われるときのゆとり社員の特徴というものがあります。今回はゆとり社員の特徴やあるある、よく言われていることなどをご紹介します。
ゆとり社員は使えない
ゆとり社員という言葉自体に使えないという皮肉が込められていることが大半です。「これだからゆとりは」という言葉はテレビなどでも時々使われています。しかし、具体的にどういったところが使えないのかという部分については、人それぞれです。
基本的には空気が読めない、上司や先輩の思った通りに動くことができない、というときに使われることが多いようです。「普通だったらこうするだろう」という上司や先輩の期待を裏切ったときに、「普通」が自分たちの世代と大きく違う、だからゆとり社員は使えないという考え方になります。ゆとり社員はすぐ辞める
新卒の若者が3年以内に3割辞めるというのは、意外と昔から変わっていませんが、ゆとり社員の場合は3年と言わず、1~3ヶ月程度で辞めてしまう人も多いと言われています。その原因は、ゆとり教育では、個性を大切にしようということが、従来の教育よりも強く言われてきたからではないかと言われています。
自分らしさを重視することを言われ続けてきたため、この仕事は自分らしくない、やりがいがない、個性を発揮できないと感じると、すぐに辞めてしまうという特徴があります。ゆとり社員の行動はひどい
ゆとり社員の特徴について話すときに、ゆとり社員の信じられない行動、ひどい行動というのもよく取り上げられています。例えば、みんなで残業しているのに、「アニメが見たいからと帰る」、「遅刻や欠勤の連絡を親がしてくる」などの極端なケースがあります。
ゆとり社員の特徴はめんどくさがり
ゆとり社員の特徴としては仕事をめんどくさいと思い、楽をすることばかり考えていると言われることがあります。ゆとり世代は小中学校からパソコンが導入されている世代で、子どもの頃から社会にある情報の量が多く、時代の流れも早い中で育っています。
速さや効率化、すぐに結果が出るかどうかを重視して仕事をするため、回り道をして時間をかけて仕事をすることで何かを学ぶという発想は受け入れ難い世代と言えます。ゴールが近くに見えていないとめんどくさくなってしまうのがゆとり社員の特徴です。