ゆとり社員の特徴と使えない・いらないと言われる理由

自分の行動が迷惑にならないように、間違えた行動をして怒られないように、言われるまで行動しないというのもゆとり社員の特徴です。育つ課程で、親が手取り足取り間違えないように説明をしており、それに従って間違えることなく育っているという傾向があります。

しかし、どんどん行動をして、怒られることで成長していくのが当たり前という上の世代にしてみると、それも指示がなければ動けない指示待ち人間という批判の元となります。間違えるのも怒られるのも当たり前のことで、そのたびにきちんと反省して学んでいく姿勢が大切です。それを理解できていないというのが使えないと言われる理由です。

仕事ができない、使えないというのは、ゆとり社員にかぎらずどの世代でもあります。すべての人が新人の頃は仕事ができないし、使えないものです。しかし、ゆとり社員だからと言われてしまうのは、「この程度はできなくても仕方がない」という予想を上回る行動になってしまうからでしょう。

ゆとり教育は、それまでの教育とは大きく異なります。育ってきた環境が違うことで常識や文化が異なってしまい、上の世代の人にとっても行動の予測がつかない世代が育ってしまったとも言えます。理解できない人と一緒に仕事をするのは大変という意味でも、ゆとり社員はいらない、使えないと言われます。

今回はゆとり社員の特徴として、マイナスなものを主にご紹介しましたが、実際には素直に言われたことをしっかりできたり、ITに強かったり、良い特徴もたくさんあります。良い特徴も大切にしつつ、できないところができるように、しっかりと伝えあうことが必要です。

育った環境が違うのでコミュニケーションの方法も少しずつ異なっており、伝わらない可能性もありますが、何度も根気よく伝え合うしかありません。どんな相手とでもコミュニケーションをとれるように、普段から色々な世代の方と話をしてコミュニケーション力を鍛えておくと、仕事をするときにもスムーズに意思疎通ができます。 今回お話した特徴を参考に、工夫してみてください。