会社で使えない社員の特徴・クビになる使えない社員の特徴

続いては、年代別の使えない社員の特徴を見ていきましょう。日本の社会では年齢を重ねるごとに求められることが変化していく特徴があります。若い頃はバリバリ働いていたとしても、同じ働き方を続けているといつの間にか使えない社員になってしまっている事もあります。

年代別の使えない社員の特徴を知って、円滑な人間関係とよりよい職場環境を築いていきましょう。

若いうちから使えない社員だと思われる人の特徴は「チームプレーができない」ことです。もくもくと作業する職場であっても、ある程度チームのノルマや進捗状況があるはずです。そんな中でもあなたの持ち分だけこなしていればいいや、という考え方は危険です。しっかりノルマがこなせていたとしても「扱いにくい」と感じられているでしょう。

もちろん人と会話する機会が多い人もチームプレーは大切にしましょう。職場の和を乱してしまうと、会社全体の業績も上がりにくくなります。

若い頃にいくら活躍していたとしても、いつまでもイチ作業員・イチ従業員であり続けることは難しいでしょう。勤続10年もすると、多くの会社では管理職へのキャリアを積ませ始めます。「マネジメントは苦手だから」「技術職が好きだから」と出世を拒否する人や、管理職に登用されても上手くチームを回せない人は使えない人の典型的な特徴です。

また、多くの会社では勤続年数が上がるごとに年収が上がっていくのが特徴です。年齢が上がると1人分の作業量では採算が取れません。1人分以上の作業をすることで初めて年収が確保できるので、それができない人は「使えない社員」の特徴だと思われてしまいます。

クビ（解雇）するのが法律で厳しい昨今は、自然に本人が退職するように計らう事が増えてきていると言われています。使えない社員を辞めさせる特徴として以下のことが挙げられます。

・希望しない部署や勤務地へ配置転換させる ・待遇を悪化させる（給与に含まれる手当の廃止など）

など、パワハラに値しない程度に転職したい気持ちを刺激する方法です。最近私だけ待遇が悪化したという人は、もしかすると会社から辞めてもらいたいと思われてしまいます。

法律で解雇はかなり難しくなっていますが、よほどひどい社員の場合は解雇させることもあり得ます。クビになる使えない社員の特徴は「会社に損失を与える」可能性がある事です。ミスが損失につながってしまった場合は、改善すれば解雇を免れる場合がありますが、解雇になる使えない社員の特徴はもっとひどい場合です。

・故意に取引先の信用を無くしてしまった場合 ・セクハラやパワハラなどで他の多くの社員に悪影響を与える場合 ・与えられた仕事を遂行する能力が著しく劣る場合（目標の1割も達成できないなど）

これらは解雇になってしまう可能性があるので注意しましょう。

「こいつ、使えないなあ」と感じても、人手不足の現代社会では上手く働いてもらわないといけません。使えない社員は、本人の適正部署に異動させたり、教育で補ったりしましょう。使えない社員を教育する特徴としては

・ミスしやすい箇所に留意しながら、細かい作業マニュアルを準備する ・教育係にする（教えることで自身を客観的に見つめてもらうため） ・作業負担を一時的に減らしてみる

などが挙げられます。本人のキャパシティを超えない程度に教育していくと、いつのまにか見違えるほどに成長している事もあります。