嚥下障害の看護・研究・問題・脳梗塞|介助/食事/TP

仕事ノウハウ

嚥下障害の看護

嚥下障害は、食べた物を飲み込みにくくなったり、咀嚼が困難になる障害で、病気や老化などが原因と言われています。嚥下障害の看護をする上で大切なことは、窒息や肺炎の原因になる誤嚥を無くすことです。食事形態を工夫するとともに、水分にトロミをつけることで誤嚥しにくくすることができます。

また、嚥下反射を誘発するためのアイスマッサージや嚥下体操を行うことで嚥下をスムーズにします。看護師の気づきが誤嚥防止に繋がることもあります。食事の時は誤嚥防止のために、患者の障害に応じた体位を工夫する看護が必要です。

嚥下障害の原因

嚥下障害の原因には、機能的原因、器質的原因、心理的原因、加齢による影響などがあります。

・機能的原因:脳血管障害や神経、筋疾患により嚥下機能の異常がある場合で、嚥下反射の障害や嚥下筋の麻痺や委縮によるもの ・器質的原因:口腔・咽頭の広範囲切除後や下顎骨・舌の欠損、咽頭筋の欠損、食道がんなどによるもの ・心理的原因:心身症、うつ病、神経性食思不振症などによるもの ・加齢による影響:嚥下筋が衰え、嚥下のタイミングがずれて誤嚥しやすくなる ■嚥下障害のわかりやすい症状 ・食べ物を飲み込みにくくなったり、むせやすくなります。 ・硬い物やパサついたものは飲み込みにくくなるため、食事に時間がかかるようになります。 ・水物を飲んだ時によくむせたり咳き込んだりし、食後などに痰が絡んだりします。
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