仕事を失敗したのは自分のせいなのに知らん顔をする奴に使う
仕事をして失敗したのに、まるで自分は失敗していないかのようにふるまう奴にゲスと言います。大人なら、失敗したら責任をとるのが筋です。しかし、中には自分だけは怒られまいと逃げる卑劣な人もいるでしょう。そんな時、許せないとの意味を込めて言います。
また、人のせいにするために、わざと仕事を失敗させたり、上司にこびを売っては許してもらえるように言う人に対し、大人気ないとの意味を込めてゲスと言います。失敗してしまった自分に対してゲスと使う
失敗してしまった自分が愚かだ、駄目な奴だと責める意味を込めてゲスと言います。本当はできるはずの能力を持っているのに、それを活かさず、失敗してしまったのは自分が愚かだからと責めます。
でも、何度責めても責め切れない場合、もうこの上ないほどの言葉を使って責めて、気持ちを切り替えたいという意味でゲスを使います。いたずらばかりする人に対してゲスと言う
いたずらばかりする人に対して近寄るな、関わりたくないほど嫌いだからあっち行け、との意味を込めて言います。真剣に仕事をしているし、恋愛もしているというのに、なんだか馬鹿にされたようでイラつきます。だから、やる気を無くすこのいたずらをする人に対してゲスと言い、距離を置きます。
ゲスのような臭いがするときに使う
臭いと感じた人にゲスと使います。会話をすれば口臭が漂い、歩けば独特な臭いが漂う人に向かって「臭いゲス」と罵ります。
ドブのような臭いであったり、食べ物が腐ったような鼻にくる臭いは耐え難い物です。そんなときには「ゲスのような臭いがする」と言います。 気分も下がってしまいますし、笑顔も無くなる酷い臭いは嘔吐しそうです。その臭いが漂うのは、本当に苦痛で耐え難いものでしょう。そんなときに「ゲスのような臭いで吐きそう。あっち行って」と言います。ゲスの意味や由来に語源は?
このゲスの由来や語源は、身分の高い人達のことを上衆(じょうず)と言いました。敬意を払う意味も込めて、身分の低い者達はこう呼びましたが、この身分の低い方を対語との意味も込めて下種(げず)と呼ぶようになります。本来は下の衆、下衆と書きます。
しかし、この下衆には心が卑しき者や身分の卑しき者が出てきたことにより、それらの者をゲスと呼ぶようになりました。この意味が現代の日本人に浸透し、使われるようになります。 現代では、下劣や心根の卑しい者もこう呼ぶようになりましたし、顔の不細工な男性に対しても使われるようになりました。男性に対して使うゲスの意味と使い方は?
女性を泣かせる男に対してゲスと使う
女性を泣かせる男に対して、イライラする気持ちを込めた意味でゲスと言います。彼女がいるのに、他にも複数人の女性を作り、遊ぶ男は許せません。
浮気をしては、彼女を酷く泣かせる馬鹿男に対して、女友達はゲスと言います。また、ちょっと気に食わないことがあれば女性を殴ったり、蹴ったりと、暴力を振るう男に対しても怒りを込めた意味でゲスと罵ります。 か弱い女性を力ずくで言うことを聞かせたり、精神的に傷つけるのは男として最低ですから、本人に強い口調で「あんた男の中で一番最低なゲス。もっと愛する人のことを考えな」と言えば、「そうか、悪かったな」と反省するでしょう。顔が良いからと自慢ばかりしている男性に対して使う
顔が良いことに、「可愛いし」「モテるし」と自慢ばかりしているような男性に対して、イラつく気持ちを込めてゲスと言います。特に、高身長で顔は誰よりもイケメンな男性が「女なんていくらでも寄って来るから」と自慢する男性に対して「ゲス」と女性がムカつく気持ちの意味を込めて言うことが多いです。
確かに、誰もが認めるイケメンですが、それを自慢してばかりいるのは「女性は嫌い」との意味を込めてゲスと言います。自分が考えているほど女性は惚れないという意味でも言い、本人に気付かせてやりたいと感じます。 モテるからって、1人の女を幸せにすることもできないというのに「イケメンだし」と豪語するのは、異性を酷く怒らせるでしょう。