専業主婦の存在価値
さて、近年働く女性が多く増えてきた一方で、「専業主婦」の存在価値が問われる時代となりました。戦後のように家事で一日が潰れるほどの重労働ではなく、便利な家電で時間の短縮が叶います。そして、働く女性を支える仕組みや法律なども増えてきています。
そのような中で「専業主婦」をしている方は、肩身の狭い思いをすることがあります。当然のことながら働く女性は、「専業主婦」に対してあまり良い感情を持っていないこともあり、働く女性が増えてきた世の中では、そのことに悩む「専業主婦」も多くいます。年収で換算するとの考え方
よく「専業主婦」を励ます言葉として言われるのは、「専業主婦の家事や育児を金額に換算すると年収で○○万円」という内容の言葉です。そのくらい認めてもらっているんだと一瞬安心するのですが、よく考えると実際にその金額をもらえるわけでもないですし、そのくらいの重労働を無償でやっているという事実にも気づいてしまいます。
そこで、この「専業主婦の家事や育児を金額に換算すると年収で○○万円」という内容のことは一旦忘れましょう。すべてを金銭に換算し価値をはかる必要はありません。給料をもらっていないから存在価値がないわけでない
給料という形で、金銭や対価をもらっていないから存在価値がない、というわけではありません。あなたは結婚相手である旦那さんから、「専業主婦」として必要とされている存在価値があるので「専業主婦」でいることができます。
男性によっては、奥さんに外で働いてほしいと思わない人もいます。家にいて家事や育児に専念してもらうことで、自分はしっかりと外で働けるといった役割分担を好む男性も一定以上います。 そのようにお互いに合意ができており、求められているのであれば、それは旦那さんにとって大変に存在価値のあることです。金銭による対価があるかどうかだけが、存在価値をはかる判断基準ではありません。旦那さんが仕事に集中できる環境を整えるという、大切な役割を担っています。仕事での存在価値の出し方
ここからは、仕事での存在価値の出し方について紹介します。
仕事で存在価値を出すのに焦る必要はない
それでは、職場や仕事での存在価値の出し方にはどのようなものがあるのでしょうか。仕事はお給料をもらっているだけに、とてもシビアに存在価値をはかられます。アメリカなど海外では、存在価値がないと思われたら即座にクビになることもあります。
しかし日本では、今のところそこまでシビアにみられることはありません。決して焦る必要はありません。存在価値を出すことだけに捉われて焦ってしまうと、結果的に存在価値を発揮できなくなります。 まずは目の前の仕事に集中し、ひとつひとつ結果をだすための努力をするようにしましょう。結果として存在価値出すことができる
目の前の仕事に集中していれば、結果として存在価値を発揮できます。仕事は小さな結果の積み重ねですから、最初から大きな目的である「存在価値を出す」と意気込むことで、目の前の小さな結果をおろそかにしてしまうことにもなりかねません。
焦らずにじっくりと、ひとつひとつの結果に粘り強くこだわった人が、結果として存在価値を発揮し職場からも必要とされます。