モラハラは職場で起こりますが、その内容は上記のような仕事に関することばかりとは限りません。仕事に関することはしっかりとしているのですが、相手のことを拒絶することで精神的に追い詰めていきます。
仕事では上司に相談しないといけないことがよく出てきます。なので、相談に行くと「忙しいから後にして」などと言われて後回しにされます。しかし、仕事には期限があるので、いつまでも待ってられません。 上司が話しを聞いてくれないので、仕方なく作業を続けるとミスに繋がってしまいます。このときは「勝手な判断で仕事を進めた」としてミス扱いされてしまいます。 また、普段から話しを聞いてもらえず上司からの指示がメモやメールで済まされてしまうということもあります。これも十分な情報が受け取れずに、作業を進めるとミスに繋がってしまいます。孤立させる
上記の場合では、上司が部下に対して仕事のコミュニケーションを取らないというモラハラになります。さらに酷い場合は、上司が仕事のコミュニケーションを取ってくれないだけでなく、「あいつとは話してはいけない」という職場環境を作り上げてしまうことがあります。
この場合、完全に職場では孤立してしまい、周囲のいる人の誰も信用できなくなってしまいます。職場でのモラハラの対策方法
職場でのモラハラは「本人の能力不足」や「本人の勘違い」などと言われてしまうと、それ以上の追求が難しくなってしまいます。
なので、職場でモラハラを受けたときに、自分が追い詰められないように、または、モラハラを受けないようにするための対策方法を持っておかないといけません。冷静さを保つ
職場でモラハラを受けると、精神的に追い詰められていき、冷静な判断ができなくなってしまいます。冷静な判断ができなくなると、感情的になりやすくなってしまいます。
感情的になって、急に起こり出したり、泣き出したりすると、精神的に不安定な人と周囲から勘違いされてしまいます。また、感情的に反応するとモラハラをしてくる人に取っては嬉しい状況になってしまいます。 まずは、モラハラを受けた場合、感情的にならずに冷静さを保ちましょう。すぐに解決策が立られなくても、冷静でいることで状況が分析することができ、反撃の糸口を見つけられる可能性があります。放っておく
会社には友達を作りに行っているわけではありません。仕事をするために行きます。なので、上司が仕事や情報、道具などを渡さなかったり、コミュニケーションを取らなかったりすることは、自ら会社の仕事効率を落としていることになります。
それは上司の責任であって、職場でモラハラを受けている本人のせいではありません。なので、上司からのモラハラせいでミスしてしまったときには「そのような資料や指示はもらっていません」とミスの所在をハッキリさせておきましょう。 もし、仕事をもらえずに能力が伸びないことを悩むのであれば、自分で技術や知識をつけるようにしましょう。職場は学校ではありません。自分に必要なものを自分で見つけ、自分で身につける必要があります。 十分な実力があるのであれば、早めに職場に見切りをつけて転職を考えても良いでしょう。実力ある社員が抜けてしまうということも上司の責任です。職場でモラハラされたときに仕返しする方法
モラハラに対する対処方法を持っていても、それはモラハラを受け流すための防御策です。なので、我慢する立場という根元が変わりません。
モラハラを完全にやめさせるには、防御策ではなく、相手を懲らしめる攻撃策が必要になります。上司の上に相談する
職場でモラハラを受けた相手が、本来は部下を守るべきの上司であったとき、本人には頼る相手がいないように感じてしまうことがあります。そのようなときは、上司よりもさらに上の立場の人に相談しましょう。
上司よりも上の人とは接する機会がなく、相談しづらいと思う人もいます。しかし、これは相談ではなく、報告です。自分がモラハラを受けているということを会社に伝えるということなので、遠慮はいりません。 それができない場合は、会社に労務相談窓口があれば、こちらに相談すると良いでしょう。どこにモラハラを報告するにしても、証拠や材料を集めておかないといけません。証拠や材料がなければ、「本人の勘違い」、「本人の能力不足」として相手にされないことがほとんどです。