ダニに刺される原因・跡が残るのか・対処法・刺されやすい人の特徴

雑学

ダニに刺される原因にはどんなものがあるの?

何か知らないけど痒い、もしかして虫刺され?と思ったら、その原因はダニの可能性が高いです。ダニは人の就寝中に刺すことが多いので、朝起きてから刺されることがあればダニを疑っても良いでしょう。ですがなぜダニは人が寝ている時間を狙うのでしょうか。

また、同じ環境にいても刺される人と刺されない人がいます。この違いは一体何なのでしょうか。そこで今回は卑劣な見えない敵、ダニに刺される原因から対処、予防法までご紹介していきます。

ダニが発生する原因とは?

家の中でダニが発生する原因として、「室内温度」「エサが確保できる」、この2つの条件が整っていることが挙げられます。室温20度~30度・湿度60%~80%、髪の毛やフケなどの老廃物・塵などがある家の中は、ダニにとって好条件の環境です。

ダニが潜んでいる場所はカーペットや絨毯、ソファー、タンスの中、マットレスなどで、他にも細かい埃の中に混じっていたり、ペットの犬や猫に付着していたりします。特に枕や布団、毛布の中は前述した2つの条件が完璧に揃っているので、ダニは大量に繁殖してしまいます。 綿布団は厚みがあり、寝ている間にかいた汗をよく吸うので湿度が溜まりやすくなります。枕には頭皮から落ちた皮脂などの老廃物が付着しています。つまり、寝具はダニにとって快適に暮らしエサを確保でき、さらには繁殖までできるパラダイスになってしまいます。

ダニに刺される人の特徴

肌が柔らかい人

肌が硬い人より柔らかい人のほうが、ダニに刺される確率は高くなります。ダニの体長は種類にもよりますが、家の中で人を刺すダニは大きくても1㎜程度です。キバを刺しても血を吸う力はそれほど強くはないので、できるだけ深く刺せる肌の柔らかい人を狙います。

ダニに刺されるのは肌の中でも特に柔らかい部分です。脇の下・二の腕・お腹・太ももなど、身体全体、皮膚の柔らかい部分であればどこでも刺される可能性があります。全身がぷにぷにと柔らかい赤ちゃんが刺されることが多いのは、このダニの特徴のせいでもあります。また、筋肉質で皮膚が硬い男性よりも、脂肪分が多く皮膚が柔らかい女性のほうが刺される可能性は高くなります。

汗をかきやすく体温が高めの人

体温が高い人もダニに刺される確率が高くなります。汗も湿気の一種なので、高温多湿の場所を好むダニが寄ってきやすくなります。ダニにとって体温が高くて汗をかきやすい人はダニが好む条件が整ってしまうので、刺される可能性が高くなってしまいます。

体温が高い赤ちゃんもまたダニが好む条件に当てはまってしまい刺されることが多く、妊娠中の女性も体温が上昇しているので気をつける必要があります。また、普段特に体温が高くなく汗っかきではないという人でも、アルコールの摂取などで体温が上昇してしまうのでダニに刺される可能性を高めてしまいます。 黒っぽい服装も温度がこもってしまうので注意が必要です。屋外からダニが付着して室内で繁殖してしまうと、刺される原因を自ら増やしてしまうことになります。汗をかいて帰宅した後はすぐにシャワーを浴びるなどして、なるべく刺される原因を減らしていきましょう。

ダニに刺されると跡が残る?

ダニに刺されると跡が残ってしまう場合があります。ですが刺された後しっかりと対処すれば、ほとんど跡を残ず、きれいな状態を保つことができます。跡を残さない為に、まずは原因を知っておきましょう。

跡が残る原因はひっかき傷

ダニに刺されると、痒みが出てくるので耐えられずに掻いてしまいます。それほど強い力で掻いたつもりはなくても、何度も掻いているうちに爪で引っ掻いてしまい、細かい傷ができます。するとその傷口から細菌が入る場合があり、悪化して二次感染を起こしてしまいます。この二次感染の状態を放置していると、傷が治ってもダニに刺された跡は残ってしまいます。

つまり、ダニに刺された箇所はあまり跡が残らず自然と治るものですが、引っ掻き傷によって二次感染を起こしてしまい、跡を残してしまうというわけです。ということは、掻かないで放っておくことが跡を残さないで済む方法ということになりますが、痒いとなかなか我慢できるものではありません。跡を残さない為にもなるべく掻かず、正しく対処していきましょう。
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