こじらせ女子とは|こじらせ女子の特徴・恋愛の仕方
毎日が黒歴史になっていく気がする
こじらせ女子は「あの時なんであんな事してしまったのか」「あの人におかしなことを言ってしまった」等、過去を振り返っては辛い思いを噛みしめる事が多いという特徴があります。
過去の楽しい思い出より、思い出したくない思い出や人間関係が強く印象に残っているため、いつまでもそんな黒歴史を引っ張り出しては穴に入ってしまいたい気持ちになりがちです。 そんな黒歴史を引っ張り出した結果、「今この瞬間も、あとから振り返ったら恥と思うのではないか」と思ってしまい、毎日が黒歴史になるくらいなら自分を押し殺して恥をかかないように生きていかなければとますます卑屈になり、リスクが少しでもあれば、ポジティブな行動も避けるようになります。コンプレックスから抜け出せない
「自分の顔が嫌だ」「おしゃれがよく分からない」「男性と目が合わせられない」など、人一倍コンプレックスの強いのがこじらせ女子です。
普通の女子は顔が気に入らなければメイクをして、おしゃれがわからなければおしゃれな友達と買い物に行きますが、こじらせ女子はそんな応急処置が出来ないくらいコンプレックスがガッチガチに固まっています。 「私がこんな太いアイライン引いてたら笑われるんじゃないか」「店員さんは買わせようとしてこんなかわいい服が似合うなんて言ってくれるんじゃないか」など疑心暗鬼になりなかなかコンプレックスから抜け出せません。 コンプレックスが煮詰まると「ブスがメイクしたって笑われるのに、自分を知らないって怖い」「あんな服着て恥ずかしくないのかな。誰か似合いませんよって教えてあげなよ」等、コンプレックスの矛先が周りに向いてしまいます。心の中でも毒づく癖がつき、コンプレックスが解消されるどころか、がんじがらめになって価値観すらどんどん歪んでいきます。人生を悲観的に考えやすい
自己嫌悪の多いこじらせ女子は、幸せな未来を考えません。このままこんな風に生きていっても、ずっと自分の事が嫌いでたまらないだけで、いいことなんてなにもないですし、今はたまたま人気があるけど、本当の私を知ったらみんな離れていくに違いないと考えています。そして、もし結婚出来たとしても、すぐ浮気されるだろうとうずくまりたくなるくらい暗い未来を想像しがちです。
こじらせ女子は仕事での出世、成功率が高いという事もあり、周りから見ると十分成功者なのにもかかわらず「こんなのが成功だったとしたら、もうこれ以上はないってこと?」など現状に恐ろしいほど満足していません。こじらせ女子を卒業するには?
身の程はわきまえなくていい
コンプレックスの多いこじらせ女子なので、まずはコンプレックスを柔らかくする事が卒業への近道です。コンプレックスを解消しようと試みた経験のある方も多いと思うので、シンプルに一つ心に止めてほしいことがあります。
それは「身の程をわきまえなくてもいいから、やりたいことをやってみましょう」ということです。もともとあなたが「女性としての自信を失った」のはどんな事がきっかけでしょうか。 例えば「そこそこかわいいと思っていたのに、ブスと扱われた」事ですか?「合コンに行っても自分だけ早めに帰れと言われた」事ですか?スクールカーストの下に居続けた、罰ゲームで告白されたことでしょうか。 1回や2回じゃなかった、何度も同じ経験をしたのでしょうか。「自分はブスだから自覚しなければいけないんだ」「目立ってはいけない」「女として振る舞ったらいけない」と思ってしまいましたか?コンプレックスはこうやって固まっていくのです。コンプレックスの正体を見る
コンプレックスの原因はほとんど他人からの評価です。そして、正体は自分がその言葉に納得してしまった「地盤」です。他人に何を言われても、納得しなければ大したコンプレックスにはなりません。しかし、自分自身思い当たる事があったり、他人の言葉があまりに鋭いと思わず納得して自分を変えようと思います。
この世には何万人と人間がいて、8割がそうだと信じて疑わない事でも、実は違っていたことなんてたくさんあります。自分に対する人の評価を全く信じるな!ということではなく、納得しすぎない様に、自分のやりたいことをやって心の地盤を固めていきましょうということです。 例えばおしゃれな服を着てみたいと思いました。周りからダサいと言われることが多かったからです。こんな顔で服を買いにいったら笑われる、だからしぶしぶメイクしてるけどうまくいかなくて服を買いに行かなかったというパターンと、まずはきれいな服が見たかったから見に行き、試着したら化粧した顔の方が似合うと思ったから化粧品を買いにいったとでは前者後者で全然違います。 前者の方はいつまでたってもしたくもないメイクをして先に進みませんが、後者はメイクをしてみたら今度は体型も変えてみようと思ったかもしれません。本当にしたい事から始めると、他のしたい事も増え、経験が積まれて無理せずコンプレックスを柔らかくすることが出来ます。こじらせ方は人それぞれと知る
こじらせを気にしているこじらせ女子がぶつかる壁の中で「こんなのはこじらせ女子じゃない」と優劣をつけることです。
「付き合った経験がある人はこじらせ女子ではない」「男と話せる女性は全然こじらせていない」など俗に言うリア充と非リア充の線引問題も議論になりやすいのですが、こじらせ女子とはこうであると断定的に決まっているものではありません。 もともとは雨宮まみさんが自身の思いを見つめ分析した結果、自分のこの感じはどうなんだと悩んで行き場のなかった女子が本を読んで「これだ、私だけじゃなかったんだ」と共感し、世間に流れ込んだ言葉です。 この言葉を使ってますます疎外感を感じてしまったり、逆に疎外してしまうのでは本末転倒です。こじらせ方は人それぞれと認識し、誰かを非難する道具に使わず自分と向き合う材料として考えるようにしましょう。素直になる事のメリットを体感する
人を攻撃したり、上から目線で批判したりしやすいこじらせ女子の方、映画を見に行っても「泣ける~」「かっこよかった~」しか出てこない女子を見下してませんか?なんでもかんでも「すごいすごい」と何もわからず騒いでる女子は嫌いですか?
こじらせ女子が出来ない事の一つに「自分が評価していない対象物に対する素直さ」があります。「素直になりましょう!」と言われても自分に嘘をついているみたいで嫌だと思いますので、まずは「素直になる」実験をしてみてください。 こじらせ女子は体感が好きです。素直になったことでせき止められていた人間関係がうまく回るのを感じないと、何を言われてもピンときません。 見下している人のすごい(とされている、言ってほしそうな)所を、あえて「すごい」と言ってください。世間一般の女性がおいしいと行列を作るパンケーキ屋さんに褒める記事でも書くつ行ってみてもよいかもしれません。 最初は違和感もあり、無理をしている気分に耐えられないかもしれませんが世界と価値観が少し変わっていく日がきます。こじらせをほどくのに大切な要素なので、ぜひ試してください。「普通」も愛す
こじらせ女子は、女性としての価値に自信がないせいで「個性」をギンギンに磨いています。そのため、好きなものも個性的な方に魅力を感じます。例を上げると矢沢あいより安野モヨコ、西野カナより椎名林檎、オリエンタルラジオよりラーメンズ、といった様に、こじらせ女子は「普通」と「普通じゃない」があったら迷わず普通じゃないほうを選びます。
普通じゃない物に対する愛が深まると、普通を馬鹿にするようになります。朝の情報番組で、モデルの女の子が紹介するような女子人気が高いものを「普通」とみなし、興味がない事をアピールしたり、皆の前でバカにしたりします。 人の好きなものを否定する行為は人間関係において危険です。世の中には肯定と否定の議論を楽しみたい人ばかりではありません。 また、万人受けする作品を知らずに、個性的な作品は作れません。ベタがあるからシュールが存在するのです。普通も何周か回ってでもいいので、受け入れてみてください。意外と普通に思えるものの中にも個性が眠っています。こじらせは無駄じゃない
「こじらせ女子」と検索すると「嫌い」「やめ方」などが関連ワードとしてあがります。 著名人が「こじらせ女子が嫌い」と批判した事も相まって、こじらせ女子=悪いことの様に書かれている事が多いです。
確かにこじらせ女子は悩みが多く、こんなのは私だけでは?と悩み、普通に素直に生きてみたいと願う方も多いでしょう。卑屈なこじらせ女子に心を傷つけられた、いつもうがったものの見方をされて不快に思った経験のある方もいます。 しかし、こじらせる事を悪い事と結びつける事はありません。こじらせ女子は自分の悩みと真正面から向き合い、分析し、悩みの正体を見ようと努力出来る女性です。人に迷惑をかけないよう一人で苦しみ、策を考え、懸命に自分を変えようとしている健気な女性です。 こじらせていない女子に素直さは負けるかもしれませんが、こじらせを経験する事で誰にも真似出来ない、自分らしさが手に入ります。底が見えないと感じさせる人の深みも、味も出てきます。こじらせた気持ちをほぐして卒業することは自分の気持ちのためにも大切ですが、こじらせた経験は無駄ではありません。