こじらせ女子とは|こじらせ女子の特徴・恋愛の仕方

自分磨き

突然告白する

傷つくのが怖いこじらせ女子なので、脈のない男性を好きになってしまったときはうんと悩みます。自分に自信が無いため、脈のなさそうな男性に自ら話しかけたり、遊びに誘ったりして距離をじわじわ詰めていくという事が出来ません。

募った思いを成就させる、というよりは決着をつけようと考えるため玉砕覚悟で突然告白します。告白された男性は、まさか自分に好意を持っているとは思っておらず、ましてや距離も遠いのでどんな女性かもわからないためほとんどの場合はお断りします。 こじらせ女子は傷を最小限にするため、自ら飛び込んだので意外と振られてもノーダメージです。なぜなら相手の事を考えずに一人で始めて、一人で決着をつけたので一人相撲を取っているのと同じことだからです。

こじらせ女子の恋愛は?②交際後

こじらせ女子とは|こじらせ女子の特徴・恋愛の仕方

やっと彼氏が出来ても失敗の連続

念願の彼氏が出来たこじらせ女子ですが、その恋愛は思ったほど幸せでは無いことが多いです。相手が既婚者であったり強い浮気グセがあるなどダメンズである確率が高いこじらせ女子なので、スタートから不安の連続というケースも多いでしょう。

相手が全くダメンズでは無い場合でも、あまりうまくいかない事が多いのがこじらせ女子です。もともと自分に自信がないので、ついつい彼氏の査定をしてはダメ出しをしてしまったり、逆にこんな自分と付き合うんだから、彼氏の理想の女性にならないと捨てられてしまうと頑張り過ぎてしまった結果、すぐにフラれてしまったり哀しい思いをして自分からさよならしてしまったりします。

辛い経験が増えていく

理想の相手は片思いか一人相撲で終わってしまい、自分を女性として扱ってくれる男性はダメンズばかりのこじらせ女子は、彼氏が出来ても、長いあいだ想像していた幸せは得られませんでした。

「周りの友達は十分愛してくれる彼氏やパートナーがいるのに、なぜ自分はこんな悲しくて寂しい思いなのか。これだったら彼氏なんていなくていい、一人で楽しく暮らしていけばいいじゃないか。」と辛い経験から恋愛自体に飛び込まない方が幸せと感じてしまいます。 男性であればそんな状況で50歳を迎え、たまたま結婚して家庭を持つという事も考えられますが、女性は出産をするかしないかのタイムリミットがあるので、どうしても恋愛をすべて捨て切るような踏ん切りがつきません。こじらせ女子は30を過ぎてから、ますます恋愛について悩む様になっていきます。

こじらせ女子をテーマにした漫画①

今日は仕事休みます

「きょうは会社休みます」は藤村真理さんの恋愛コミックです。処女のまま33歳の誕生日を迎えた花笑(はなえ)が12歳年下の大学生と一夜をともにする所から、そのまま彼氏となり始めての恋愛を経験するストーリーで、綾瀬はるかさんを主演に迎えドラマ化された事でも話題となりました。

33年間女性として見られず生きてきた花笑が、遅くきた初恋を噛みしめるように幸せになっていく様子は多くの女性の心をつかみ、共感を呼んでいます。過去を振り返り、たらればを考えてしまうこじらせ女子あるあるです。 「ちまたの恋愛漫画は青春を謳歌していて共感出来ない」と感じるこじらせ女子の方におすすめです。

東京タラレバ娘

育児マンガや芸大時代のエッセイ漫画など多彩なジャンルで、「今一番熱い女性漫画家」と名高い東村アキコさんの「東京タラレバ娘」です。2017年に吉高由里子さん主演でドラマ化され、大ヒットした事から名前を耳にした方も多い作品だと思います。

この作品は普通に青春を送り、男に人気があり、自分の女性価値に自信があった3人の女性が30歳を過ぎて「自分で思っていた女性としての価値と、周りからの評価に対するギャップ」に苦しみながら恋愛、仕事や人生について見つめ直すストーリーです。 もともとアラサー婚活女子に喝を入れる目的で作られた漫画だけに、アラサーこじらせ女子が泣きたくなるほど辛辣に、的確に打ち込まれるジャブが炸裂しています。さらに合間はアキコ節の逆が挟まれているため、笑っていたのに死にたくなって、泣いているのに頑張ろうと立ち上がりたくなるような、感情が混乱する作品になっています。 「昔は全然わからなかったけど、最近こじらせ女子に共感するようになった」という方はぜひ読んでみてください。

バツコイ

「バツコイ」は新しいタイプのこじらせ女子といえる主人公「カホリ」が既婚者と一夜をともにしてしまう所からストーリーがはじまります。

カホリは弁護士なのですが、仕事が一番で、恋愛は二の次の女性で弁護士という仕事の楽しさで心が満たされており、本気になって辛い思いをするくらいなら、適当に好きな男と恋愛のおいしい所だけ味わいたい、特定の男を作ってぐちゃぐちゃ嫌な思いをするなんて面倒くさいという考えの持ち主です。 婚活に落ち込んだり、男性経験が少なくてこじらせてしまった女子とは違い、恋愛で傷つきたくないからこそ、身を守るために恋愛を二の次にしているこじらせ女子です。 そんな主人公のカホリが、ある日いつもの様に好みの男に声をかけ、ホテルに誘い一夜をともにするのですが、その男性は既婚者でした。面倒はごめんと逃げるカホリに「貴方と付き合いたいから離婚する」と相手の男性が事務所に乗り込んできました。 カホリの苦手な恋愛の面倒事をもってくる男にもかかわらず、惹かれていくカホリが久々の真剣な恋に挑みますが、その男はとんでもないダメンズで…というお話です。ある意味恋愛ベタのこじらせ女子カホリがどう恋愛に振り回されていくのか、読み始めると止まらない作品です。

こじらせ女子をテーマにした漫画②

私はあの子と絶対ちがうの

「私はあの子と絶対ちがうの」はとあるアラ子さんのコミックエッセイです。彼氏と別れた主人公が、友達のSNSを見て絶望していた所ひょんなことからサブカル好きな人と交流する様になり、だんだん自分を見失って行くお話です。

恋愛のこじらせ女子、というよりは凡庸に生きてきた女子が個性的な事を良しとする集団の中で自身の価値観をこじらせてしまうサブカル系こじらせ女子です。 最初はサブカル好きな人たちがはしゃいでいる事柄が理解できず、見下していたアラ子さんがだんだんとその内容が理解出来るようになり、逆にサブカルの外側にいる人を見下してしまう下りはまさにこじらせ女子といえます。 心にぐさりとくる内容ながらポップな作画なので読みやすくいので、個性に飢えているこじらせ女子は一読の価値ありです。

ハッピーマニア

ハッピーマニアは恋愛に不器用な主人公シゲタが「幸せになりたい」とがむしゃらに恋愛に体当たりしていく話です。

非常にアグレッシブで行動派のシゲタなのですが、どこか自分に自信がないせいかダメンズばかりに恋して、毎回「なぜうまくいかないのか」自己分析しているのに幸せになれません。唯一シゲタを本当に好きなってくれたタカハシにはなかなか魅力を感じず、ダメンズにばかり飛び込んでしまう姿もこじらせ女子を思わせます。 「こじらせ女子」という言葉がなかった時代に、恋愛のうまくいかなさ、悲しさを笑えるタッチで描いた貴重な作品です。男性経験は多いのに、恋愛がうまくいかないという方に読んで頂きたい漫画です。

臨死!江古田ちゃん

「臨死!江古田ちゃん」は滝波ユカリさんのギャグ漫画です。好きな男(彼女持ち)の都合のいい女として淡々と楽しく生きている江古田ちゃんも確かにこじらせ女子と言えるのですが、この漫画のポイントは「猛禽ちゃん」というモテ女子の描き方です。

猛禽ちゃんは、自分の女性としての価値に確固たる自信をもち、百戦錬磨で狙った男を落とせる事から猛禽類のようだという事で名付けられました。こじらせ女子の真逆に存在するタイプで、最もこじらせ女子が嫌いで苦手とする女性といっても過言ではありません。 作中の主人公、江古田ちゃんは猛禽ちゃんが憎くて嫌いでうらやましいと感情を露わにする反面「大体猛禽ちゃんて何も悪いことしていない、猛禽ちゃんをいいと褒め称える男にがっかりしているんだ」と結論付けます。 また、この漫画のもっと面白い所は「かくれ猛禽」の存在です。女子アピールが皆無なのにいつもイケメンと付き合い、モテているが理由が誰にも分からない謎の存在で女子アピールが苦手なこじらせ女子は、かくれ猛禽に憧れを抱く方も少なくないです。その他も「ハッ」とさせられる名言の多い江古田ちゃん、ぜひ読んでください。

こじらせ女子の魅力

話術に長けている

こじらせ女子は、個性が好きなので才能のあるアーティストや芸能人、著名人や作品の知識が豊富で影響もたくさん受けています。

結果、頭の中にたくさんの引き出しがあるので話術に長けており、批判的な物言いに対しても、語彙が豊富なので話術がうまく、人がうまく言葉にできなかった事を言い得て妙な言葉にするのも得意なので文章を書いたり漫談をする様な職業に向いているといえます。

面倒見がいい

意外と面倒見がいいのもこじらせ女子の魅力です。悩んだ経験が人一倍あるので、今どういう心理でどういう方法を取るのがその人にとってベストなのか、解決策が湯水のように湧いてきます。友人から悩みを相談される機会も多いでしょう。

努力家

こじらせ女子は非常に努力家です。自己分析が好きなことからも、現状を見つめて分析し、周りの人と比べて自分に足りないものを必死で勉強します。自分を自分で認めてあげたい、その日までありとあらゆる努力をしますが、張り詰めた糸が切れるようにふとすべてをやめてしまったりもします。

こじらせ女子の悩み

こじらせ女子とは|こじらせ女子の特徴・恋愛の仕方

女性として自分は価値があるのか心配になる

時代はどんどん進化していますが、女性はまだまだ「女性としての価値」がそのまま「人間としての価値」に結びつきやすい風潮です。

女性同士のリスペクトも、紐解いてみれば「美人」「ファッションセンスがある」「モテる」「スタイルがいい」等、女性としての価値が重要視されています。特に学生時代はその傾向が強く、スクールカーストの上位を見ても明らかです。こじらせ女子は学生時代「女性として価値がないと感じてしまった経験」を持つ方が非常に多いです。 こじらせの原因は主に「自分が女性である事への自信のなさ」です。一口に「恋愛がうまくいかない、モテないのが辛い」と言ってしまうと「なんだそんな事で卑屈になるなよ」と思ってしまう方もいますよね。
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