哺乳瓶は一般的にはいつまで使用するのでしょうか。理想的な哺乳瓶の卒業時期としては、1歳~1歳半とされています。その理由を説明します。
食事で十分な栄養摂取が可能となる
赤ちゃんは1歳~1歳半になれば、栄養をミルクではなく、食事から摂取できるようになっています。赤ちゃんは、生後6ヶ月から離乳食が始まり、生後9ヶ月~11ヶ月頃になれば、1日3回の離乳食でしっかりと栄養を補給できるようになってきています。
この時期になればいつまでも哺乳瓶からミルクを与えるのではなく、マグやストローでミルクを飲めるように促していくほうが良いでしょう。いつまでも哺乳瓶を使用すると哺乳瓶への執着が強くなる
赤ちゃんは大きくなればなるほど、好き嫌いがはっきりし始め、好きなものへの執着が強くなります。いつまでも哺乳瓶を使ってミルクをあげていると哺乳瓶への執着が強くなり、哺乳瓶を取り上げると泣き出すようになります。
大きくなるにつれ体力もついてくるので、その抵抗はパパやママでは抑え切れない場合もあります。2~3歳になればイヤイヤ期となり、よりその意思が強くなるので、それまでに哺乳瓶を卒業しておきましょう。哺乳瓶を長く使うと、虫歯のリスクがある
赤ちゃんの歯は1歳半で7割程度生えてきています。初めに生える歯となる乳歯はとても柔らかく、虫歯になりやすいです。歯磨きをした後にミルクを飲ませたり、いつまでも哺乳瓶を咥えさせておくと、口の中に虫歯菌が繁殖しやすい環境となります。
虫歯予防の為にも、いつまでも哺乳瓶を使わずに、1歳~1歳半には哺乳瓶を卒業しましょう。哺乳瓶はいつまで消毒するのか
赤ちゃんにミルクをあげていると、衛生面が気になります。赤ちゃんの口に入る哺乳瓶はいつまで消毒をすれば良いのでしょうか。
新生児の頃は、菌への抵抗力が少ないので、哺乳瓶は使用するたびに消毒するのが好ましいです。哺乳瓶は綺麗に洗ったと思っていても、少しの隙間にミルクのカスや汚れが付着していることもよくあります。哺乳瓶は一度は手洗いを行い、その後消毒を行います。 消毒を行わないまま使用すれば、抵抗力の弱い赤ちゃんの体にウイルスが入る恐れがありますので、使用後には消毒をする癖をつけましょう。 消毒はいつまで行わなければならないと言う時期は正式に決まっていません。しかし、少なくとも生後3~4ヶ月までは消毒を行いましょう。離乳食が始まる生後半年には、雑菌に対する抵抗力もついており、哺乳瓶以外のおもちゃも何でも口に入れてしまう時期になるので、その頃になれば毎回消毒しなくても構いません。 消毒を辞めるのはいつまででも良いのですが、赤ちゃんの体調が良いときにしましょう。体調が悪そうな時であれば、哺乳瓶のウイルスによって、そのまま風邪や病気になる危険性もあります。使用後のすすぎ残しもないように、しっかりチェックしてあげてください。