妊娠の数え方は、もともとの生理が28日周期の場合は、とても分かりやすいのですが、周期が違う場合は、計算しずらいといえます。そんな時にとても役立つ妊娠の数え方の自動計算ツールがあるので紹介します。
出産予定日計算
最終生理が始まった日、排卵日をもとに出産予定日が計算できます。
妊娠週数の計算
最終生理が始まった日、排卵日、出産予定日をもとにして妊娠週数の計算ができます。
wdの妊娠の数え方
妊娠の週数の数え方で使われるのがwdです。超音波検査の写真などにも記載されています。このwdというのは、「w=week」となり、週数を表し、「d=day」は、日を表しています、つまり、〇週△日のことを〇w△dという表記で表されます。
妊娠期間
妊娠期間はwdに基づいて、3つの期間に分けることができます。
妊娠初期
妊娠初期の数え方は、妊娠1か月目~4か月目までを指します。
この妊娠初期は、もっとも流産しやすい時期でもあり、注意が必要な時期ともいわれます。妊娠していてもつわりなどの体調の変化はみられるものの体重が増えると言った見た目の体型の変化が出にくい時期で周囲には妊娠していることを気づかれにくい時期です。妊娠中期
妊娠中期の数え方は、妊娠5か月目~7か月目までを指します。
安定期と言われ、妊娠期間中の中でも比較的安定している時期です。このころにはつわりが終わる女性が多いだけでなく、胎動も感じられるようになり、妊娠している実感がとても沸きやすい時期です。生まれてくる赤ちゃんのための準備などもこの時期あたりから少しずつ始めるとよいでしょう。妊娠後期
妊娠後期の数え方は、妊娠8か月目~10か月目までを指します。40週0日が予定日となりますが、予定日に出産とは限りませんので、妊娠期間には個人差があります。
妊婦さんが最も妊娠中毒症ににかかりやすい時期です。お腹が大きくなるため、身体がむくみやすくなったり、痔になってしまう人もいます。妊娠後期は妊娠中毒症になってしまうと難産や早産といった出産のトラブルを招いてしまうこともあるので、くれぐれも栄養バランスの取れた食事を心がけるようにし、散歩など適度に体を動かすことも必要となります。 この時期は、お腹のハリなどにも気を付けながら過ごすことも大切です。アプリや手帳を使う
妊娠して産婦人科を受診すると、安定期に入るころに母子手帳を交付されるため妊娠の週数の管理もしやすくなりますが、毎日のように母子手帳を開いて確認するかどうかも個人差で違いがあります。
毎日使う手帳やアプリをつかって、妊娠の数え方を間違わないように管理するとよいです。検診予定日も含め管理しやすくなります。体調の変化など感じたことも一緒に記録しておくと2人目以降妊娠した時にも役に立ちます。海外での妊娠周期の数え方
妊娠週数の数え方は国によって数え方に違いがあるのを知っていますか。海外で妊娠・出産することになった場合に困らないためにも、日本の妊娠週数の数え方との違いを知っておきましょう。
アメリカ
アメリカは、妊娠週数の数え方が日本とは違うため、妊娠期間が約10か月といわれる日本とは違い9か月です。
国によって妊娠期間の数え方が違うことを知らないと本当に驚きますが、アメリカでは、最初の1か月つまり1~4週を妊娠0か月目と数えます。またに日本では、最終月経の初日を妊娠初日として数えるのに対し、アメリカでは、受精日を初日と考えるためにこのような違いがあるともいわれます。