豆腐の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の豆腐はOK?

料理の知識

豆腐の糖質とカロリー及び栄養素!

豆腐は、ダイエット以外に健康を維持する食べ物として多くの方々に愛用されておりますが、ことダイエットに使うとなった場合には気になる部分もたくさんあります。しかし、栄養素についてはご存知でしょうか。豆腐はダイエットに使えますしヘルシーというイメージも非常に強いのですが、栄養素やカロリー、そして糖質がどれぐらい含まれているのかをはっきりと説明できる人は少ないでしょう。そのような方々のためにも一つずつ解説していきます。

豆腐のカロリーについて

まず、この豆腐のカロリーについて解説します。豆腐のカロリーは100gにすると50~60kcalと言われております。ただし、それは絹ごし豆腐の場合であり、これが木綿豆腐となった場合は65~75kcalとなるので、同じ豆腐でも差が発生するのです。ただし、気をつけなければいけないのがお店売りでは100gで売っていないこと、そして豆腐の単位である一丁は明確な重さが決まっていないと言うことです。

基本的に豆腐はそこまで長持ちしないので、渡された量を食べることになるのですが、地域によってこの1丁に差が出てしまうことで食べきると実はカロリーオーバーになる可能性があります。基本的には1丁300g程度となっていますが、地域によっては1丁1000gというところもあり、仮に半丁食べるという状況になった場合でもカロリー摂取量に大きな差が出てしまうのです。そのため、豆腐一丁という単位でダイエットをするのはやめましょう。グラムで考えてください。

豆腐の糖質について

カロリー制限ダイエットではなく、糖質制限ダイエットをしている人にとって最も重要なのが、糖質含有量です。基本的に、「糖質は炭水化物の量―食物繊維量」で計算することができます。木綿豆腐100gあたりの糖質はその計算式に当てはめると1.2gとなり、絹ごし豆腐は100gあたりで1.7gとなります。つまり、カロリーは木綿豆腐の方が多いのですが、糖質は木綿豆腐の方が少ないと言うことなのです。

もともと、炭水化物が含まれる量が圧倒的に少ないので、糖質が少なくなるのですが、大豆製品と言うだけあって非常にヘルシーであると言うことがわかってきます。絹ごしや木綿で差が出ますが、糖質という部分のみで考えた場合は底まで気にしなくてもいい数値でしょう。厚生労働省における低糖質食品の定義は「100gあたりにして糖質が5g以下」なので、この計算を行うと低糖質食品の定義にぴったり当てはまると言うこともわかり、どれだけヘルシーなのかもその部分から見えてきます。

豆腐は良質なタンパク質を持っている

糖質やカロリーが低くても栄養素がない食べ物だった場合はダイエットには絶対に使えません。なぜなら栄養補給ができないのであれば、健康的に痩せていくことができないからです。そのため、ダイエットの主食品として扱うのならヘルシーかつ栄養素がぎっしり詰まったものである必要があります。まず、この豆腐には良質な植物性タンパク質が含まれており、それを大量に摂取できるのがかなり大きな利点と言えます。

ダイエット中は肉等の高脂質な食べ物を嫌うので、タンパク質不足になる人が一気に増えるのですが、豆腐を300g毎日摂取できれば豚肉120g分のタンパク質が補給できるのでどれだけ効果的なのかがわかってくることでしょう。また、植物性タンパク質タンパク質はどうしても動物性タンパク質よりも必須アミノ酸が低くなりがちで吸収効率も悪いと言われておりますが、大豆の場合は動物性タンパク質に近い構成になっているので、その欠点を補う力があるのです。 プロテインの中には「ソイ」プロテインという大豆からできたプロテインがあるくらい良質であると言うことを覚えておきましょう。もちろんこれ以外にも良い栄養素はたくさんあります。

豆腐の良い栄養素について

豆腐には非常に良い栄養素がぎっしり詰まっております。その一つが大豆サポニンでしょう。この大豆サポニンは非常に強い抗酸化作用があり、脂質の過酸化を抑制しつつ代謝を向上させることができるので、生活習慣病改善作用が強いのです。コレステロール値が気になる人にはお勧めとなります。また、大豆イソフラボンが大量に含まれていることから、女性の強い味方になっていると言えるでしょう。

この成分はポリフェノールの一種でフラボノイドに属しているもので、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きができるといわれております。この作用が非常に有用になるのは更年期障害などのホルモンバランスが乱れてしまう時期で、ダイエット目的ではない女性であっても健康になるために摂取していることが多いのです。
タイトルとURLをコピーしました