ビタミンB1が多い食べ物・ニキビ/口内炎/風邪に効く理由

料理の知識

どうしてビタミンBを含む食べ物はニキビや口内炎にいいの?

口内炎やニキビは、粘膜や肌の炎症によって起こります。これを素早く治すために、良い働きをしてくれるのがビタミンです。特にビタミンBは、皮膚や粘膜の代謝のビタミンと呼ばれています。ビタミンB類には、脂質をエネルギーに変換させて、皮膚や粘膜の成長をサポートする働きもあります。

そのため、不足すると皮膚や粘膜の代謝がうまくいかなくなり、ニキビや口内炎ができやすくなります。口内炎やニキビができてしまった時は、特にB2・B6を含む食べ物を食べるようにするのがおすすめです。ビタミンB2には、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。ビタミンB6には、たんぱく質の代謝を助けて、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。

ビタミンB1が多い食べ物ってどんなもの?

ビタミンB1が多く含まれているのは、豚肉、うなぎ蒲焼、グリーンピース、大豆などの食べ物です。穀類では胚芽(成長すると芽になる部分)に多く含まれているので、ご飯を食べる時には、精白度が低い玄米・胚芽米などを選ぶといいです。小麦粉ならば全粒粉の物を使っているパンや麺類を選ぶと、多く摂取することができます。

ビタミンB1は、様々な食べ物に含まれているので、1つの食べ物だけを食べるのではなく、バランスよく摂取するといいです。朝は、全粒粉のパンを食べて、昼は豚肉定食、夜は大豆系の食材を使った料理を食べるなどと組み合わせるのが理想です。100g中のビタミンB1含有量は、玄米ご飯0.16mg、うなぎ蒲焼0.75mg、豚肉ヒレ生1.32mgです。

ビタミンBとビタミンCを多く含む食べ物ならピーマンとバナナ

ビタミンBとビタミンCを両方摂取したいならば、バナナやピーマンなどの食べ物がおすすめです。バナナには、ビタミンB6が0.38mg、ビタミンCが16mg含まれています。ピーマンは、緑色の物よりも、赤ピーマンの方がビタミン量が多いです。ビタミンB6が0.37mg、ビタミンCが170mg含まれています。

また、ビタミン量を見る時に気をつけたいのが、摂りやすさです。100g中の含有量だけみて多いと思っても、たくさん食べられないものや、苦手なものだと必要な量を食べるのに苦労します。ピーマンなら野菜炒めなど日頃のレシピで使うことができますし、バナナなら包丁で皮を剥く手間なく手軽に食べられます。常にこの2つをストックしておくと、ビタミンBとビタミンCを補えるので便利です。

貧血にならないためにビタミンB12を摂ろう

ビタミンB12が不足すると、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)になる恐れがあります。貧血といえば、鉄が不足するのが原因というイメージがあります。しかし、それだけではなく、造血のビタミンと呼ばれているビタミンB12や葉酸などが不足することが、影響を与えることもあります。

ビタミンB12が不足した場合の貧血は、鉄分が足りない時に起こる貧血に対して、悪性の貧血なので注意が必要です。ビタミンB12が多い食べ物は、貝類・魚・レバーなどです。
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