トマトの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のトマトはOK?

料理の知識

加熱したトマトは特に糖質が多い

一般的なトマトの糖質量は、100g中3g程度になります。これくらいなら糖質制限をしている人にとっても大きな問題にはならない、もはや無視しても問題ない量なので、心配することはないでしょう。しかし問題なのは、これが生食に限ったものだということです。

例えば、トマトソースを作るなどして火を通せば、水分が飛び栄養素は圧縮されます。当然含まれる糖質量も激増します。これは、トマトだけでなくタマネギなども同じ問題を抱えています。実は、火を通した野菜の糖質量は激増し大量摂取しやすくなってしまうため、注意が必要です。

トマトを使った糖質ダイエット

先ほど、生のトマトの糖質は気にするほどの量ではないけれど、火を通す場合は注意が必要だと述べました。では、トマトを食べてダイエットをするには、具体的にどのようにして食べれば良いのでしょうか。

もともとトマトはそれ自体の栄養素は素晴らしいものであり、「トマトダイエット」という言葉も流行ったくらいなので、正しい方法で行えばダイエットに効果を発揮するのです。

トマトにはダイエットに効果的な栄養素が含まれている

トマトの具体的なダイエット方法に入る前に、まずはトマトに含まれてる栄養素について確認しておきましょう。

トマトの代表的な栄養素は、リコピンです。リコピンには、代謝をよくして糖分や脂肪分を効率よくエネルギーに変えるといった働きがあります。脂肪をつきにくくするので、ダイエットの強い味方だと言われています。 次に挙げられるのは、食物繊維です。食物繊維はダイエットに欠かせない栄養素で、便秘解消に効果があります。それ以外にも、食物繊維には脂肪の吸収を穏やかにする効果が期待できます。 トマトは、このような栄養素を含むうえにカロリーが低いので、ダイエットに効果的だとされています。また、トマトやトマトジュースには中性脂肪減らす効果があることが京都大学の研究で明らかになっていることもあり、トマトはダイエットにふさわしい野菜の1つと言えるのです。

トマトを使った効果的なダイエット方法とは?

それでは、トマトを使ったダイエットの方法を紹介していきます。まず、トマトダイエットには下記の通り大きく分けて3種類あります。

・毎食前トマトダイエット ・夕食前トマトダイエット ・夜トマトダイエット

毎食前トマトダイエットとは、タイトル通り、毎度の食事の前にトマトを食べるというダイエット方法です。トマトは1日3個食べるのが効果的なので、朝昼夜の食事のたびに食べましょう。また、食事前にトマトを食べることで満腹感が得られ、メインディッシュの食べ過ぎを避けることもできます。さらに、糖質の吸収を抑制したり、血糖値の急上昇を抑える効果もあるので、積極的にトマトを食べましょう。

夕食前トマトダイエットとは、夕食前にトマトを一気に3つ食べるという方法です。こちらは毎食トマトを食べなくて良いので、トマトが苦手な人にもオススメです。また、夕食前に3つもトマトを食べることで、太る1番の原因となる夕食の過剰摂取を避けることができます。 最後に、夜トマトダイエットですが、これは夕食をトマト料理にするという方法です。トマトはアレンジが効く万能食材なので、パスタ、煮込み料理、炒め物など何でも合います。ここで、「加熱したら糖質は大丈夫なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。加熱によって確かにビタミンの量は減ってしまうのですが、ダイエットに嬉しいリコピンの量は3倍にも上がることがわかっています。
タイトルとURLをコピーしました